「ミラクルフルーツ」「スーパーフルーツ」などと呼ばれ、美容と健康に効果があることで有名なアサイー。アサイーは、「ブラジルの奇跡」とも呼ばれている、ブラジルのアマゾン原産のヤシ科の植物です。成長すると最大25mもの高さになり、ブルーベリーよりひと回り大きい紫色の実をつけます。
この実1粒のわずか5%の可食部に、ポリフェノールや鉄分、ビタミンE、不飽和脂肪酸など豊富な栄養素や抗酸化成分を含んでいることが知られています。今回は、
- アサイーの栄養成分は?
- アサイーによる健康効果は?
- アサイーを毎日食べる副作用は?
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目次
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アサイーを食べ過ぎると下痢・腹痛に?
アサイーは栄養価が高く、植物由来の伝統食でもありますが、だからといってむやみやたらに食べるのはかえって体によくありません。何事もやり過ぎには注意が必要です。アサイーを食べ過ぎたときのよくある症状としては下痢や腹痛が考えられます。
原因は食物繊維
アサイーに含まれる食物繊維のうち、水溶性食物繊維は体内で水に溶けてゲル状になり、便をやわらかくしてくれます。適切な量であれば排泄がスムーズになるというメリットがありますが、摂りすぎると水分量が過剰となり下痢を起こしやすくなるのです。
アサイーに含まれる栄養成分
アサイーは赤道直下の強い紫外線と強烈な雨といった過酷な環境で育つため、ポリフェノールをはじめとする抗酸化物質や鉄などの栄養素をたくさん含んで育ちます。
ポリフェノール・鉄分・ビタミンE・食物繊維・カルシウム・マグネシウム・オレイン酸・α-リノレン酸・葉酸・ビタミンB1・ビタミンB2・アミノ酸
ほかにも、アサイーといえば鉄分が有名ですが、アサイー100gの中に生プルーン58個分もの鉄分があります。
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アサイーによる健康効果
体内で活性酸素が増えすぎると細胞が傷つき、老化や病気、肌のトラブルなどの原因になります。この活性酸素を無害化することを抗酸化といいます。抗酸化物質は体内で作られるほかに食べ物からも摂り入れることがことができます。抗酸化力は年齢とともに減少するため、これを補ってくれるアサイーは病気予防や美容のために是非摂り入れたい食品なのです。
コレステロール値を下げる
アサイーにはリノレン酸とオレイン酸という2種類の必須脂肪酸が含まれており、コレステロール値を下げたり血液をサラサラにする効果があります。
癌予防
アサイーには高い抗酸化作用があるため、様々なストレスによって体内に発生した活性酸素を無毒化し、細胞膜の「酸化」を防ぐ働きをします。また、アサイーに含まれる鉄分や葉酸・タンパク質には造血、つまり血を作る機能があります。
そして食物繊維も摂取することによって腸内環境が改善し免疫力をUPさせることにつながるのです。結果として癌も予防できると考えられます。
高血圧予防
アサイーに含まれるビタミンEは通称「若返りビタミン」。体内の脂質の酸化を防ぐほかに血中LDLコレステロールの酸化による動脈硬化や高血圧の予防が期待できます。
美肌効果
アサイーはモデルが美肌作りのために愛用しているといいます。アサイーに含まれる2種類の必須脂肪酸には、ホルモンの乱れを正す働きや、ストレスに対抗する力があります。また、ポリフェノールにより肌の老化やダメージの予防にも効果を発揮します。
疲労回復
アサイーはアミノ酸・ビタミン・ミネラルを豊富に含んでいるため、筋肉の疲労回復に役立つとしてスポーツ選手にも愛用されています。
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アサイーを毎日食べる副作用は?
アサイーは抗酸化力をキープしてくれる食べ物です。抗酸化物質は4時間ほどで体から排出されてしまうため、できれば毎日摂り入れたいですね。なにか副作用はあるのでしょうか。
砂糖入りは太りやすい
アサイーボウルが好きな方も多いと思いますが、砂糖入りには気を付けましょう。糖質を摂りすぎると食後の血糖値が急激に上がるため、太りやすくなってしまいます。血糖値が急激に上がると体の中でインスリンが大量に分泌され、エネルギーとして利用されなかったブドウ糖を中性脂肪などに変えて体に蓄える働きがあるからです。
最近ではアサイーサプリも販売されています。体に取り入れやすく加工されたものですが、なかには添加物が含まれているものもあります。合成甘味料や酸味料、増量剤といった添加物ができるだけ少ないサプリを選びましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
この記事をまとめると
- アサイーの栄養成分はポリフェノール・鉄分・ビタミンE・食物繊維ほか栄養素がたくさん
- アサイーによる健康効果はコレステロールの低下・美肌効果・免疫力アップなど
- アサイーを毎日食べる場合はできるだけ砂糖なし・添加物なしにする
豊富な栄養素や抗酸化成分を含んでいるアサイー。免疫力をUPしてコロナ禍を乗り切りましょう!
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