味の素で味覚障害になるって本当？体に悪いって本当？使いすぎは注意？ |

料理をする時に便利な調味料として「味の素」があります。ほとんどどんな料理にも合わせやすく、食材の美味しさを引き立ててくれる製品です。そんな味の素は「使い過ぎると味覚障害になる？」という噂がささやかれています。今回の記事では、その噂の真偽を追求していきましょう。

先に記事内容を一覧にしてみました。

味の素って一体何？
味の素を食べ続けると味覚障害になる？
減塩料理と味の素の関係は？

この記事をしっかり読んで頂くことで、味の素の本当の凄さを理解して頂けるでしょう。最後まで読んで、味の素を適切に料理に使って下さい。

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1 味の素ってそもそもなに?
2 味の素は味覚障害を引き起こす？
3 減塩料理につかうとおいしさアップ
- 3.1 味の素は減塩料理にこそ使おう！
4 まとめ

味の素ってそもそもなに?

味の素とは1909年に発売された「うま味調味料」です。東京帝国大学の池田菊苗博士が、おいしさの正体は「グルタミン酸」だ！ということを発見。それを商品化したのが、味の素という商品なのです。1907年に創業された、味の素株式会社が作っていて、全国の家庭で愛用されている調味料になります。

うま味調味料とは

うま味調味料とは前述したグルタミン酸を凝縮させた調味料です。成分の殆どは「グルタミン酸ナトリウム」となっていて、まさにふりかければ料理のうま味が引き立つ調味料です。

うまみ成分って?

うま味成分とは「イノシン酸」や「グルタミン酸」とされていて、味の素にはこの中の「グルタミン酸」をギュッと凝縮してあります。なので、料理に加えると美味しいのです。

味の素の味って？

味の素の味はグルタミン酸の味です。ちょっと舐めてみただけでは、味ははっきりと分かりませんが、舌全体にふりかけてみると、ほんのりとした甘みを感じることが出来ます。これがグルタミン酸の味なのです。

また、このグルタミン酸を料理などにふりかけることで、食材の持っているうま味+グルタミン酸を摂取することが出来ます。人間が「おいしい」と感じる成分が、凝縮された粉末なので、食材そのものを美味しく感じられるようになるでしょう。

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味の素は味覚障害を引き起こす？

そして、巷でたまに見かける噂「味の素を食べると味覚障害になる？」というのは本当なのでしょうか？ちょっと詳しく調べてみました。

科学的根拠はない

味の素を食べると「味覚障害になる」という根拠はありません。なぜなら、人間の口の中の味を感じ取る細胞は約10日で入れ替わるように出来ています。今まで感じていた味覚は、段々と変わり続けていることになるため味の素を食べたからと言って、障害として残る事はないのです。

様々な情報が世の中に流れていますが、意外と科学的根拠のない情報は多いのです。

あまりにも多すぎるのは注意

とはいえ、味の素を毎日1瓶全て食べてしまうような、無謀な行為を繰り返すと、舌がマヒしてしまい、味覚障害になる危険性はあります。ずっと味の素ばかりを食べ過ぎて、食材本来の味が分からなくなってしまうパターンです。

ただ、この状態になるまで味の素を食べ続けるのはかなり困難だと予想されるので、食べ過ぎで味覚障害になる可能性は低いでしょう。

食品の情報は根拠がないものが多いので注意しよう

このように食品の情報を沢山調べていると、根拠のない情報も多数見受けられます。インターネットがなかった時代のクチコミによる噂も、正しい情報ではないことが多いのです。

なので、一旦情報を受け取ったとしても、そのまま信用することなく、まずは作っているメーカーなどの公式ホームページに行き、科学的根拠のある情報の方を調べるようにしましょう。今では、一人一台スマホを持っている時代です。

スマホのインターネット検索などを使えば、簡単に正しい情報は手に入るので人づてに聞いた情報は正しく理解することをおすすめします。

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減塩料理につかうとおいしさアップ

味の素の最もおすすめな使い方の一つに「減塩料理に使う方法」があります。高血圧などを気にされている方などは、料理になるべく塩を入れたくないでしょう。そこで、料理に味の素を加えるのです。

味の素は減塩料理にこそ使おう！

減塩料理を食べる時に一番気になるのが「塩気が薄過ぎで美味しくない」ということだと思います。そこでおすすめしたいのが味の素をプラスして、食材にうま味をプラスしてあげる方法です。食材のうま味を引き立たせることで、減塩されても美味しい料理として食べることが出来るのです。

高血圧を気にされて、減塩料理を毎日食べられている方には、味の素は強い味方ですね。ちなみに、味の素をふりかけてしまう事で、塩分濃度が高まる心配はないので、安心して使用しましょう。もちろん前述した通り、1瓶を丸々使い切ってしまうような使用方法は体に良くないのでご注意ください。