魚介のうま味が凝縮されたご飯が美味しいパエリア。スペイン料理といえば一番に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
いざお家で作ってみても美味しく仕上がらないときがありますよね。この記事では、
- パエリアってどんな料理
- パエリアには種類がある?
- パエリアを作ってみよう
をテーマに紹介していきます。パエリアについて知りたい方や美味しいパエリアの作り方が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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パエリアってどんな料理
まずは、そもそもパエリアとはどんなものなのかチェックしてみましょう。ここでは、パエリアの発祥・具材・味について紹介していきます。
発祥
パエリアは、スペインのアンダルシア地方にあるバレンシアが発祥です。バレンシアは7世紀頃にアラブ人が侵略してきた際稲作文化が伝わり、現在もヨーロッパの米どころとして知られています。
農作業に励む人々が地べたで火をおこし、お米と近くにある食材を使って炊き上げたのが、はじまりです。
使う具材
魚介類・肉・野菜・米が基本的な材料です。伝統的なパエリアはウサギやインゲン豆など、山の食材がメインです。自宅で作る場合は好みの具材を入れてアレンジしてもいいでしょう。
おすすめの具材
- パプリカ
- トマト
- ブロッコリー
- きのこ
- とうもろこし
- 鶏肉
- 豚肉
- ラム肉
- ソーセージ
- 牛肉
- えび
- 貝類
- いか
- 魚類
- シーフードミックス
パエリアの味・風味
魚介のエキスをアルデンテに仕上げたお米が吸収し、ぎゅっと旨味が凝縮された、とても深みのある味がします。ふっくら炊き上げた部分と、おこげの部分の食感の違いも楽しめます。
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パエリアには種類がある?
パエリアにはさまざまな種類があると知っていますか?地域によって使用する具材が変わり、それぞれの味を楽しむことができます。
パエリアは魚介類のイメージがあるかもしれませんが、発祥地のバレンシアでは山の食材を使用しています。それぞれの種類をチェックしてみましょう。
パエリア
平たい鍋(パエジェラ)で作ったお米料理をパエリアと言います。
海鮮パエリア
魚介を使ったパエリアです。日本で「パエリア」と言うと海鮮のパエリアを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。海鮮パエリアはスペインでも定番のメニューです。
えびやいか・ムール貝などを使用し、海鮮の出汁がぎゅっと凝縮された、うま味たっぷりのパエリアです。
バレンシア風パエリア
魚介類が入っていないパエリアです。具材は、鶏とうさぎ・モロッコインゲン・ガラフォン豆・トマトを使用しています。
バレンシアの方からすると、日本で一般的に食べられているパエリアは、全然違う料理に感じるかもしれません。
パスタのパエリア
お米の代わりにfideoという細麺のパスタを使ったパエリアです。スペインのカタルーニャ地方でよく食べられています。
通常のパエリアと同じく、パスタはアルデンテに仕上げるのがポイント。具材はえびを使用する傾向が多いようです。
イカスミパエリア
イカスミを使ったパエリアで、カタルーニャ地方が発祥と言われています。イカスミ特有の真っ黒な見た目が特徴。具材はいかやえびが代表的です。
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パエリアを作ってみよう
パエリアについて紹介してきましたが、作るのは難しいと感じる方も多いでしょう。ここでは、美味しいパエリアのレシピを紹介します。
材料
直径26cmのフライパンで作る、2人分の材料です。
- いか 小1杯分
- 白身魚(切り身) 小1枚
- 玉ねぎ 40g
- にんじん 20g
- セロリ 20g
- にんにく 2片
- トマト缶(ホール) 1/2カップ
- 有頭エビ 5尾
- あさり(塩抜き済) 15~16個
- 水 500~600ml
- 塩 小さじ1/2
- サフラン 10本
- 米 1合
- レモン・イタリアンパセリ お好みで
- オリーブオイル 1/4カップ
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作り方
- いかを輪切り、白身魚を食べやすい大きさに切ります。玉ねぎ・にんじん・セロリ・にんにくはみじん切りにします。トマト缶は手で握りつぶしておきましょう。
- フライパンにオリーブオイルをひき中火で熱します。いかの両面に焦げ目がつくまで焼き、1の玉ねぎ・にんじん・セロリ・にんにくを加えて玉ねぎが透明になるまで炒めます。
- 1でつぶしたトマトを加え、水分がなくなるまで中火で煮詰めます。
- 有頭えび・あさり・白身魚・水・塩・サフランを加えて強火にかけ、ひと煮立ちしたら魚介を取り出します。
- 煮立たせたスープに米をふり入れ強火で5分炊き、さらに弱火にして12分かけて炊き上げます。仕上げに10~20秒ほど強火にかけておこげを作ります。
- 取り出した魚介を戻して盛り付け、くし形切りにしたレモンとイタリアンパセリをのせて完成です。
美味しいパエリアを作るコツ
- 2の段階で、いかをしっかり焦げ目がつくまで焼く。
- 3の段階で、トマトの水分を飛ばすように、しっかり煮詰める。
- 4の段階で、えびの頭をトングなどで潰し、えびのみそをスープに加える。
- 水分を蒸発させながら加熱することで、うま味が凝縮されるため、最後までふたをしない。
まとめ
パエリアについて紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- パエリアはスペインのバレンシアが発祥。
- パエリアには魚介だけでなく、山の幸を使ったものなどさまざまな種類が存在する。
- パエリアは自宅でも美味しく作れる。
今回紹介したレシピを参考に、お家でも美味しいパエリアを楽しんでください。
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