寒い日にコタツに座りながら食べるみかんは格別ですよね。スーパーにもみかんが並ぶようになり、もうすでにみかんを堪能している方も多いのではないでしょうか。
みかんといえば、皮を剥くと気になる白い筋。どうしても気になってキレイに剥いでいる方も少なくないはずです。今回は、この 白い筋の正体や体への作用 についてご紹介したいと思います。
- みかんの白い筋の栄養と効能は?
- 白い筋の正体
- 白い筋と果肉、薄皮の名前は?
- みかんの美容効果
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目次
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みかんの白い(筋)は食べれる?
白い筋に限らず、みかんの食べ方については様々あるかと思いますが、白い筋はなんとなく食べにくくてキレイに取ってしまっていませんか?
実は、 知られざる効能 が確認されています。
栄養素
みかんには、食物繊維やビタミンが豊富に含まれていることが知られていますが、中でもビタミンPのみかん由来ポリフェノールである「ヘスペリジン」が皮や筋にたくさん含まれています。
白い筋に含まれるヘスペリジンの量はなんと、実の100倍なのだそう!
効果効能
・抗アレルギー作用・発ガン抑制作用
・血中コレステロール値改善
また、ビタミンPにはビタミンCの吸収をより良くします。白い筋に果肉の4倍も多く含まれるペクチンという食物繊維は、腸内の善玉菌の繁殖をサポートし腸内環境を整えてくれます。
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みかんの白い(筋)の名前は?
キレイに剥いていた白い筋には、こんなにも栄養が豊富だったなんて衝撃です。みかんは実から皮まで、全てに効能があり捨てるところがない果物です。
そしてどれにもきちんと名前があります。 白い筋はなんという名称 なのでしょうか。
アルベド
アルベド(中果皮)とは、オレンジ色の分厚い皮の内側にある白い部分のことです。よくこれを白い筋の名前として間違われやすいのですが、白い筋は維管束と呼ばれています。
この維管束は、 養分を実へ運ぶ重要な役割 を担っています。
果肉の名前は?
薄皮に包まれたツブツブとした果肉は、砂じょうと言います。特に温州みかんの砂じょうには、ビタミンCが豊富に含まれています。
果肉を包む薄い皮の名前は?
砂じょうを包む薄い皮は、じょうのうと言います。このじょうのうは、ビタミンCの酸化を防ぐ役割があります。
また、維管束と同じくペクチンやヘスペリジンが多く含まれています。
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みかんの美容効果
みかんは美容効果も高く、「食べるスキンケア」といっても過言ではありません。スーパーなどで手に入りやすく手軽に栄養が取れる手軽な美容法とも言われています。
最後に、みかんを食べることで得られる美容効果についてご紹介します。
美肌効果
また、ヒアルロン酸の機能を維持させるアクアポリンの生成をサポートする役割もあり、お肌の保湿への効果が期待できます。抗酸化作用もあり、シワ予防や肌のバリア機能を維持してくれます。
美白効果
みかんの代表的な栄養素であるビタミンCは、シミやソバカス、くすみの原因となるメラニン色素を還元する効果があります。そのため、日焼け前後にビタミンCの摂取は欠かせません。
また、抗酸化作用もあるため過剰な活性酸素を除去し美白を促します。
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まとめ
この記事をまとめると
- みかんの白い筋には、ヘスペリジンという栄養成分が豊富に含まれている。
- 白い筋に含まれるヘスペリジンは、実の100倍も多く含まれている。
- 血流改善・抗アレルギー作用・発ガン抑制作用・冷え改善などの効果が期待できる。
- ビタミンPは、ビタミンCno吸収率を高め、腸内環境を整える効果がある。
- オレンジ色の皮の内側にある白い部分は、アルベド。
- 白い筋は、維管束。果肉は、砂じょう。薄い皮は、じょうのうと呼ばれる。
- 代表的な栄養素ビタミンCには、美肌効果・美白効果がある。
いかがでしたか。食べにくいと思っていた白い筋には、実よりも豊富な栄養が詰まっていました。白い筋が食べにくい方はスムージーなどで取り入れるといいかもしれません。
みかんは実から皮までたくさんの栄養があります。皮はそのままでは食べにくいのでジャムにするといいでしょう。農薬を一緒に取り入れないように無農薬や自然栽培のものを選ぶといいと思います。
1日1個みかんを食べればきっと肌の変化が起きるはずです…!
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