寒い季節が近づいてくると、温かい煮込み料理がご家庭で増えてきますよね。寒い時期の煮込み料理と言えば、煮込みハンバーグが子供や大人にも大人気ですよね!
でも煮込みハンバーグって煮すぎると硬くなってしまったり、お肉のタネが緩すぎて崩れてしまったりと、意外と難しいものです。そこで今回は、
- 煮込みハンバーグを煮込み過ぎたらどうなる?
- 失敗しない煮込み時間は?
- 焦がしたハンバーグを煮込みハンバーグに!
これらのテーマについて紹介していきます。注意点を知っていれば、失敗を減らすきっかけにもなりますね。
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目次
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煮込みハンバーグを煮込み過ぎたらどうなる?
煮込みハンバーグの良くある失敗例としてまず上がるのが「煮込み過ぎ」です。煮込み料理だからと、長い時間放置してしまって失敗してしまったという方も多いのではないでしょうか?
それでは、煮込みハンバーグを煮すぎてしまうとどうなってしまうか見ていきましょう。
パサパサになる
強火のままグツグツと煮込み過ぎるとハンバーグがパサパサになってしまいます。原因は加熱のし過ぎにより「お肉が縮んでしまった」からでしょう。
これはタンパク質の性質の問題なのですが、タンパク質は加熱温度によって細胞が壊れて、縮んでいく性質があります。
お肉が硬くなる温度は55℃辺りから髪切れる程度の硬さになり、65℃~70℃で急激に縮み始め、硬くなります。ですので中身まで完全に高温で煮切ってしまうとパサパサになってしまいます。
弱火でじっくりと煮込むことを心がけましょうね。
煮崩れする
もう一つの失敗してしまうポイントとしては、「煮崩れ」が多いでしょう。
これはタネが柔らかいハンバーグをグツグツと高温で煮込み過ぎることで起きてしまいます。他にもタネの空練りが足らなくても崩れてしまいます。
緩いタネをグツグツと煮込むと、沸騰の衝撃でタネが割れてしまったり、崩れてしまう可能性があります。煮込む際は弱火でじっくりと煮込むようにしましょう。
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失敗しない煮込み時間は?
それではどれくらいの時間が正しい煮込み時間なのでしょうか?せっかく作るのですから、ジューシーで旨味タップリの煮込みハンバーグを作りたいものですよね。
詳しく見ていきましょう。
何分煮込む?
煮込み時間は、大きさやお肉の品質などにより様々なようですが、一般的には15~20分を目安に煮込むと美味しく出来上がるようですよ。
煮込み料理というと、なるべく長時間煮込むような印象がありますが、煮込みハンバーグの場合はあまり長時間煮込み過ぎるとパサつきの元にもなりますので注意が必要ですね。
煮込んでいる時のコツは?
煮込んでいるときに「焦げていないかな?どれくらいの加減かな?」と、動かしたり突っついてしまうことがありますよね。
実はこれが失敗の原因になりかねません。煮込んでいるときのコツは「極力触らない」ことです!穴をあければそこから肉汁や旨味はどんどん逃げてしまいます。
また、煮込みハンバーグは水分がありますからなかなか焦げることはありません。もし焦げてしまう場合は、フライパンや鍋の交換時期かもしれません。
煮込む前のコツは?
煮込みハンバーグは実は調理前の準備がとても大切で、「空練り」という工程を行います。空練りとは、冷蔵庫から出したばかりの冷たいひき肉に、塩を一つまみ程度いれてよく練りこむことです。
空練りをするとそのうちに、タネに粘り気が出てきます。粘り気が出るくらいまでしっかり練りこむことで、煮崩れや割れによる失敗を防ぐことができますよ。
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焦がしたハンバーグを煮込みハンバーグに!
ハンバーグを焦がしてしまった時の対処法として煮込みハンバーグにする方法があります。この方法を知っていれば、失敗して焦がしてしまったハンバーグも捨てずに食べられますね。
方法
まずは焦げてしまった部分を削り取ります。焦げてしまった部分をそのまま使うと、焦げ臭さが全体に移ってしまいますが、削り取れば焦げ臭さはなくなります。
また、削り取ると見た目が悪くなってしまいますが、煮込みハンバーグはソースと一緒にお皿によそりますのでそこまで目立ちません。
焦げを食べるのは体に悪い?
焦げを食べない方がいい、ということは知っている方も多いかと思いますが、実際どんな問題からなのか知っている方は少ないでしょう。
食肉の焦げは、一部の成分が「発がん性物質」に変化してしまうことから食べない方が良いと言われています。
食肉が焦げると、一部の成分が「ヘテロサイクリックアミン」という物質に変化してしまいます。この物質を多く摂取すると、大腸がんや乳がん、前立腺がんなど多くのがんを誘発する可能性があると言われています。
すでに様々な研究結果から、因果関係も証明されていますので、焦げを食べるのは避けたほうが良いでしょう。
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まとめ
今回は「ハンバーグの煮込み時間や失敗しない煮込み時間について」紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 煮込みハンバーグを煮込み過ぎるとパサパサになる
- 煮込み時間は15~20分程度がベストで、火力は弱火で煮込む
- 焼き過ぎにより焦げてしまったハンバーグを煮込みハンバーグにリメイクできる
子どもにも大人気な煮込みハンバーグですが、調理の仕方を間違えると失敗してしまいます。正しい方法で美味しく作りたいものですね。
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