年末が近くなってくると、多くのご家庭でおせち料理の準備を進め始めますよね。そんなおせち料理に欠かせないお雑煮ですが、大鍋で大量に作るご家庭も多いのではないでしょうか?
大鍋で作ることで縁起がいいと言われ、あえて大量に作るご家庭もありますよね。しかしあまりに大量に作ってしまい、三が日を過ぎても毎食お雑煮続きというご家庭もあるのでは?
毎食お雑煮を食べることから家族に反発を食らってしまい、食べてもらえず残ってしまう場合もありますよね。あまり残しておくと腐ってしまうのではないかと不安に思う方も多いですよね。そこで今回は、
- お雑煮の日持ちはどのくらい?
- 腐ったらどうなる?
- お雑煮の保存方法は?
これらのテーマで紹介していきます。あまり日持ちさせずうまく食べたい所ですが、うまくいかない場合もありますから、正しい保存方法や保存期間は知っておきたい所です。
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目次
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お雑煮の日持ちはどのくらい?
それではお雑煮は具体的にどれくらい日持ちするのでしょうか?季節は冬ですから、常温のままでもそこまで衛生面で問題はないかもしれませんがあまりいつまでも置いておくのは良くないですね。
冷蔵保存しておいても限界もあるでしょうから、ある程度の目安は知っておきましょう。
日持ちの期間
衛生面から考えるに、常温の場合は2日程度、冷蔵保存の場合でも4~7日、冷凍保存の場合は2週間~1か月程度かと思われます。
また、この日数は部屋の気温や湿度によって大きく差が出ます。暖房や加湿器の多用により、暖かく湿った部屋環境でしたらこの日数より早めに召し上がった方が無難でしょう。
賞味期限は?
具体的な賞味期限はありませんが、味の変化という面では翌日から劣化は始まっているでしょう。
特に常温保存している場合は劣化のスピードは速いですし、具材によって腐りやすい物や腐りにくい物もあります。
特に水分の多い食材は腐りやすく、お雑煮の場合ですと大根やにんじんは早く腐る可能性がありますので注意が必要です。できるだけ早く食べきるか冷凍しましょう。
消費期限は?
消費期限は日持ち期間の部分でもお話ししましたが、常温の場合は2日程度、冷蔵保存の場合でも4~7日が限界かと思いますが、厳密な決まりはありません。
日持ちを長くしたい場合は、毎回食べる際に、沸騰するまで加熱して菌を殺せば長くなります。ただし何度も沸騰させれば煮詰まりますし、食材の食感も変わってきます。
作った時とは味や風味も大きく変わってしまうでしょうから、やはり作る際に2日程度で食べきる量で作ることが大切かと思います。
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腐ったらどうなる?
どうしても食べきれなくて日にちが経ってしまった場合は状態をよく確認しないといけません。
匂いや味、食材の状態などに変化が出てきます。異常を感じたら食べないようにしましょうね。
臭い
匂いを嗅いだ時に「鼻を突くようなツーンとした臭い」を感じたら腐っている可能性が高いです。
食品全体に言えることですが、お雑煮も同様に酸っぱい臭いを感じたら腐っていますので食べるのは諦めましょう。
粘り気
具材を触ってみて糸を引くようでしたら腐っていますので食べないようにしましょう。
お雑煮は里芋を入れるご家庭も多いですので、見分けるのが少し難しいかもしれません。
しかし里芋を入れた場合でも、その他の具材までネバネバとしてくることはなかなかありませんので、にんじんや大根などの具材を触ってみるのが良いかもしれませんね。
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お雑煮の保存方法は?
どうしても作りすぎてしまうことの多いお雑煮。なんとか腐らせずに上手に食べきりたいものですよね。
多くのご家庭が、家で使うお鍋の中でも容量の大きいものを選んで作ることが多いと思います。ですので、冷蔵庫にも入らないからと常温保管しているご家庭がほとんどでしょう。
しかしお料理の常温保管は、衛生面では最悪の状態です。菌の温床になることは間違いありませんし、注意しないと食中毒になります。それではおススメの保存方法を紹介していきます。
冷蔵保存
すぐに食べきる自信があるご家庭は冷蔵保存が一番手軽で良いでしょう。いくつかの小鍋に移すなどをし、冷蔵庫に入るように工夫しましょう。
電子レンジで加熱できるように、保存容器などに入れて冷蔵庫で保存するのも良いですね。
冷凍保存
大量に作ってしまったはいいが、毎日お雑煮を食べるのは勘弁というご家庭は、作ったらすぐに小分けにして冷凍保存しましょう。
電子レンジで解凍できるように、電子レンジ可の保存容器に小分けにしましょう。できれば、作ったその日のうちに冷凍した方が衛生的に良いです。
日にちが経てば経つほど菌は増えますし、冷凍しても菌の増殖は止まるものの、死ぬことはありません。初発生菌を抑えることができれば、解凍した際も安心して食べることができます。
日持ちして便利な冷凍保存ですが、注意してほしいことがあります。それは食材の食感が大きく変わってしまうということです。多くの野菜が、冷凍保存をして解凍した場合、グニャグニャとした柔らかい食感になります。
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まとめ
今回は「お雑煮の日持ち期間や腐った時の見分け方などについて」紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- お雑煮は常温で2日程度、冷蔵保存の場合でも4~7日程度、冷凍保存の場合は2週間~1か月程度
- 腐ってしまった場合は酸味や粘り気が見られる
- 冷凍保存が一番長く日持ちするが、食感が柔らかくなってしまう
どうしても多く作りすぎてしまうお雑煮ですが、一番は早めに食べられる分量を作ることが大切です。
美味しく衛生的に食べられるように、作ってからなるべく早く食べきることを心がけましょう。
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