色鮮やかで様々な形があり、噛みごたえのある食感が魅力のグミ。しかし、食べ過ぎや食べ方を間違えると健康被害や死亡事故に繋がるリスクもあるということはご存知でしょうか?
- グミの食べすぎると太る?
- グミの食べ過ぎで死亡事故?
- 様々なグミを検証
今回はこちらについて詳しく解説します。
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目次
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グミの食べ過ぎは太る?
結論から言うと、グミの食べ過ぎは肥満に繋がるだけでなく、生活習慣病の発生リスクがあります。
まずは、国内のグミ製品の元祖とも言える「果汁グミ」をもとにして含まれる成分を詳しく見ていきましょう。
果汁グミ:原材料表示一覧
水あめ(国内製造)、砂糖、濃縮ぶどう果汁、ゼラチン、植物油脂、でん粉/酸味料、ゲル化剤(ペクチン)、香料、光沢剤、(一部にりんご・ゼラチンを含む)
原材料としては、水あめが最も多く含まれており、続いて砂糖が2番目に含まれていることがわかります。尚、赤字で記載している箇所は食品添加物になります。
果汁グミの栄養成分(1袋51gあたり)
エネルギー | 167kcal |
たんぱく質 | 3.2g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 38.6g |
食塩相当量 | 0g |
糖質とカロリー
果汁グミの栄養成分は上記の表通りとなっています。しかし、この数字だけを見ても数値が高いのか、低いのかがわかりにくいですよね。
そこで、果汁グミと他の代表的なお菓子のカロリー・糖質を比較してみました。
製品名 | カロリー | 糖質 | 脂質 |
果汁グミ | 167kcal | 38.6g | 0g |
ポッキー | 159kcal | 20.9g | 7.2g |
ポテトチップス(コンソメ) | 334kcal | 32.6g | 21.1g |
グミのカロリーがポッキーよりも高くなっていること、グミの糖質が最も高く含まれていることがわかります。
食べ過ぎた時のデメリット
グミには多くのカロリーや糖質が含まれていることがわかりました。それでは、グミの食べすぎによる具体的なデメリットを見ていきましょう。
糖質の摂り過ぎによって肥満になるリスクがある
糖分が多く含まれるグミを過剰摂取することで肥満になる可能性が高くなります。また生活習慣病の一種である糖尿病を発症するリスクも高まります。
虫歯になりやすくなる
主な原材料として水あめや砂糖が用いられているグミは、食べ過ぎると虫歯の原因となったり進行させることがあります。子供にグミを食べさせたあとなどは、特にしっかりと歯磨きを習慣化させる必要があります。
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グミの食べ過ぎで死亡事例は?
銘柄によって死亡事例も
主にアメリカで販売されているリコリス。黒色の甘味菓子で、食感はまさにグミそのものです。2020年に、リコリスを毎日1袋半(量に換算すると約250g)を数週間に渡って食べ続けた男性が、心停止により救急搬送されてその後死亡する事故が起きています。
心停止の原因は「低カリウム血症」とされており、リコリスに含まれる「甘草」に多く含まれるグリチルリチン酸が病気を誘発した可能性があるとのことでした。もちろん、明確な因果関係は証明されていませんが、グミに関わらず食べ物の過剰摂取が健康被害を誘発する可能性があるということは知っておく必要があるでしょう。
喉につまらせないように
また、過剰摂取による死亡リスクは成分によるものだけではありません。様々な形をしているグミを一度に食べることで喉に詰まらせてしまい死亡するケースも過去に確認されています。特に子供の食品窒息死は年間で100以上となっており、うち8割が未就学児で起きているというデータもあります。
大人にとっては一つ一つは小さなグミであっても、体が未発達な子供にとっては、数個で窒息してしまう恐れも。子供にグミを与えるときは決して目を離さないようにすることが大切です。
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銘柄毎に糖質やカロリーを検証
ここでは、グミの銘柄ごとの糖質やカロリー量を比較検証してみました。あなたが普段食べているグミにはどれくらいの糖質やカロリーが含まれているのか、しっかり確認してみましょう。
果汁グミ
元祖グミと言えば、やっぱりこれを選ぶ人が多いと思います。
100gあたりのカロリーと糖質の量は?
カロリー | 327kcal |
糖質 | 76g |
主な製品特徴は?
- 果汁100(生果汁換算比)による果物の瑞々しさが味わえる
- 着色料不使用で体に優しい
ハリボー
海外産のグミで最も有名なブランドです。
100gあたりのカロリーと糖質の量は?
カロリー | 343kcal |
糖質 | 77g |
主な製品特徴は?
- クマや恐竜など、子供の大好きな形をしている
- 他のグミと比較して圧倒的な噛みごたえ
ぷっちょ
分類としてはチューイングキャンディとなる製品です。
100gあたりのカロリーと糖質の量は?
カロリー | 376kcal |
糖質 | 82g |
主な製品特徴は?
- 中央にグミが埋め込まれていることにより複数の食感が味わえる
- その分、他製品と比較するとカロリーも糖質も高めになっている
地球グミ
SNSを中心に爆発的なヒットを上げた注目作です。
100gあたりのカロリーと糖質の量は?
カロリー | 305kcal |
糖質 | 72g |
主な製品特徴は?
- 中央にブルーベリーのような青いソースが入っていて、食べたあとは舌が真っ青に?
4種を改めて比較してみました。
製品名 | カロリー | 糖質 |
果汁グミ | 327kcal | 76g |
ハリボー | 343kcal | 77g |
ぷっちょ | 376kcal | 82g |
地球グミ | 305kcal | 72g |
分類がチューイングキャンディとなるぷっちょを除き、以外にもカロリーや糖質に差が無いことがわかります。
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まとめ
この記事をまとめると
- グミは、他のお菓子と比較するとカロリーや糖質が高めに設定されている
- 海外では食べ過ぎが遠因となって死亡事故が発生したことも
- 小さなグミは喉に詰まらせやすいため、子供に食べさせるときは注意が必要
- 様々な特徴を持つグミが発売されているが、意外にもカロリーや糖質に大きな差は無い
いかがだったでしょうか。
色や形だけでなく、製品特徴も大きく異なるグミは子供だけでなく大人もハマってしまう魅力を持ったお菓子です。食べ過ぎには十分注意して、食べたあとはしっかりと歯磨きを行わないと虫歯になってしまいますよ!
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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