“発酵あんこ”というあんこを知っていますか?名前の通り発酵させたあんこなのですが、その健康が凄いんです!しかし、あんこはどっしりしているので太るイメージがありますよね。そこで今回は、
- 発酵あんこってどんな食べ物?
- 発酵あんこの栄養素と効果
- ダイエット効果があるって本当?
- 日持ち・腐った時の見分け方
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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発酵あんことはどんな食べ物?
特徴
“発酵あんこ”とは、砂糖を使用せず麹の力で小豆を発酵させることによって作るあんこです。小豆に含まれるでんぷんを麹に含まれる『アミラーゼ』という酵素によって発酵させることで糖分に変え、甘味を出します。
ちなみに、食品は発酵させることで旨味が増えたり、消化が良くなったり、栄養素が増えるなどといったメリットがあります。
どんな味?まずい?
発酵あんこは砂糖を一切使用していないため、まろやかで自然な甘味があります。砂糖を加えて作る一般的なあんこよりも甘さ控えめで、
炊飯器・圧力鍋で作れる
発酵あんこを販売しているお店はあまり見かけませんが、家庭で炊飯器や圧力鍋を使って手作りすることができます。主な材料はあんこと麹なので、案外簡単に作ることができます。レシピもネットに沢山出ているので、興味のある方はチェックしてみてください。
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発酵あんこのカロリーと糖質
砂糖を加えずに作る発酵あんこですが、食べると太ることはあるのでしょうか?「砂糖不使用=ヘルシー」なイメージがありますが、ダイエット中のおやつとして食べても大丈夫なのでしょうか?発酵あんこがのカロリーと糖質量について見てみましょう。
カロリー&糖質量
発酵あんこには砂糖が全く入っていませんが、意外にも糖質を多く含んでいます。100gあたりのカロリーと糖質量はこちらです。
- カロリー…約430kcal / 100g
- 糖質量……約83g / 100g
砂糖を使っていない割には高い数値ですよね。砂糖入りの通常のあんこと比較してみると、カロリーは約530kcal、糖質量は123gなので、発酵あんこの方がヘルシーではあります。
発酵あんこは食べると太る?
意外にもカロリー・糖質量共に高いことがわかりましたが、発酵あんこにはダイエット効果があるんです!それには主に3つの理由があります。
- 砂糖不使用
- 麹がダイエットに効果的
- 食物繊維など体に良い成分が豊富
まず、発酵あんこには砂糖が入っていないので、食べても血糖値が上がりにくいです。砂糖を多く含む食べ物は、血糖値の上昇スピードが速いため肥満になりやすい特徴があります。
また、麹による発酵によって代謝が上がったり、便秘を解消したりと、ダイエットに効果的な作用が起ります。代謝が上がると脂肪を燃焼しやすくなるので痩せるのです。発酵食品には腸内の善玉菌を増やしたり、お腹の働きを良くする作用があります。
そして、発酵あんこには食物繊維やサポニンなど、ダイエットに効果的な栄養成分が多く含まれているのも太らない理由の一つです。サポニンにはコレステロール値を下げたり、中性脂肪を下げたりする作用があります。
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発酵あんこに含まれる栄養と効果
栄養成分
発酵あんこの原料である小豆には、たんぱく質や鉄分・ポリフェノール・サポニン・食物繊維・ビタミンB群などの栄養素が豊富に含まれています。
その中でも特に注目されるのは、抗酸化作用を持つポリフェノールです。ポリフェノールは葡萄やワインにも含まれていますが、小豆はワインの2倍以上の含有量です。抗酸化作用は、体の老化の原因となる活性酸素と闘う性質を持っているため、アンチエイジングに効果的な栄養素として知られています。また、鉄分はほうれん草の2倍の量が含まれています。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
- サポニン:サポニンは、ごぼうや朝鮮人参等中国では漢方として扱われる植物の根や大豆に存在する配糖体の一種です。茎や葉にも含まれており、調理する時のアクの成分になります。摂取することで、血液中の過酸化脂質の生成を抑える、新陳代謝をアップする効果があると言われている栄養素です。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
効果・効能
発酵あんこの原料である小豆の栄養バランスが良いことや、麹を使って発酵させていることで、より多くの健康効果・美容効果が期待できます。発酵あんこによる主な効果には、このようなものがあります。
- 糖尿病
- 腸活
- 血糖値を下げる
- 便秘解消
- 痩せた・ダイエット
- デトックス
先ほどお話したように、発酵食品には腸内環境を良くする働きがあります。また、代謝が上がることで体内が循環し、デトックス効果も期待できます。体の中からキレイにしたい時にオススメの食材なのです。
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発酵あんこの日持ちはどのくらい?
発酵食品は賞味期限が長いイメージがありますが、発酵あんこは冷蔵庫で約2週間日持ちします。常温保存は発酵が進み腐る原因となるので絶対にNGです!
冷凍すれば1ヶ月ほど持つので、長期保存したい時は冷凍保存がオススメです。ちなみに、冷凍状態では発酵しないので安心してください◎
- 冷蔵保存…約2週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
発酵あんこは腐るとどうなる?
発酵あんこは腐るとどうなるのでしょうか?常温で放置してしまったり、冷蔵庫でも長期間保存していると腐ってしまいます。腐った発酵あんこは食べると腹痛や下痢となることもあるので、食べないようにしましょう。
- ネバネバする
- 糸を引く
- パサパサする
- 腐った臭いがする
発酵あんこは、腐ると糸を引いたり変な臭いがします。炊飯器で作ることができる発酵あんこですが、炊飯器に入れっぱなしにしてしまうとすぐ腐るので注意してください。
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まとめ
この記事をまとめると
- 発酵あんこは砂糖不使用で麹によって発酵させ甘みを出したあんこ
- 発酵食品で食物繊維やサポニンなどの作用でダイエット効果が期待できる!
- 主な効能には、デトックス・便秘解消・美肌効果・ダイエット効果などがある
発酵あんこはまだあまり知られていませんが、家庭でも作ることができる健康食品です。腸活に効果的でダイエットにもなるので、ぜひ試してみてください。
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