ユリ根の代用4選まとめ|効能・保存方法・日持ちはどのくらい?

おせち料理でよく見かけるユリ根。日常的にはあまり食べないものの、伝統的な食材ということもあり、時期によっては使用する方も多いのではないでしょうか。

普段使わない食材だからこそ、いざ購入してもどう扱っていいのかわからないなんて経験はありませんか?

そこでこの記事では、ユリ根の食べ方や効能・保存方法について紹介しています。時期によっては手に入りにくいユリ根の、代用品になる食品も一緒に紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

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ユリ根ってどんなもの?

まずはユリ根の効能や食べ方・旬についてみていきましょう。

効能

ユリ根は古くから日本や中国で食用や薬として使われていたそうです。漢方では百合と呼ばれ、滋養強壮・咳止め・イライラの解消・鎮静効果など、さまざまな効能があると言われています。滋養強壮の働きがあるユリ根は風邪の引きはじめにもぴったり。

そのほか、ユリ根にはカリウムや食物繊維が豊富に含まれています。むくみの気になる方や腸内環境を整えたい方にもおすすめです。

ただし、下痢をしている方には向かないと言われているので、気をつけましょう。

食べ方

ユリ根はじゃがいものようなほくほくとした食感が特徴です。上品な甘さがあり、和え物や蒸し物・スープ・炒め物・揚げ物などさまざまな料理で幅広く使用できます。

旬はいつ?

ユリ根の主な生産地は京都と北海道です。旬はそれぞれの地域によって違いがあります。

京都産のユリ根は9月~12月、北海道産のユリ根は10月~2月が旬です。出荷のピークは共に12月頃で、年末になると値段が上がります。

お正月にユリ根を使いたい場合は、11月頃に購入して冷蔵保存しておくのもいいですね。

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ユリ根の代用品4選まとめ

ユリ根を使いたいと思っても、すぐには手に入らないことも多いのではないでしょうか。そこで、ここではユリ根の代用品になるものを4つ紹介します。

長芋

長芋は加熱するとホクホクとした食感になるので、ユリ根の代用品にぴったりです。

長芋はすりおろしたり細切りにしたりする場合が多い食材ですが、ユリ根の代用品にする場合はごろっとしたサイズに切るのがポイント。

皮を剥いて切り分けたら、酢水に浸けてあく抜きをしてから使用しましょう。ユリ根が苦手な方にもおすすめです。

山芋

山芋は長芋に比べて甘みがあり、粘り気が強いのが特徴。芋類にしては珍しく生でも食べられ、すりおろして「とろろ」にするのが代表的な使い方です。

しかし、加熱すればホクホクとした食感が楽しめます。山芋も長芋同様、皮を剥いたらあく抜きをしておきましょう。

大和芋

大和芋も長芋と同様、粘り気が特徴の芋です。長芋と比べると水分が少なく、粘り気が強いという違いがあります。

イチョウの葉のような形をしているため、関東ではイチョウ芋とも呼ばれており、関西ではつくね芋を呼ばれています。

自然薯

自然薯はヤマノイモ科の植物で、日本原産の野生種です。古くから「山菜の王様」「山のうなぎ」として親しまれていました。

天然の自然薯はかなり希少です。粘り気が強く、すりおろして食べる場合が多いでしょう。しかし加熱調理することでほくほくとした食感になります。

その場合は、繊維を断つように横に切ると甘みが増し、食感が良くなるのでおすすめです。

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ユリ根の保存方法・日持ちは?

ここでは、ユリ根の保存方法と日持ちの期間について紹介していきます。

おススメの保存方法

  • 冷蔵保存

    ユリ根の旬は冬なので、その状態に近い冷蔵保存がおすすめです。

    ユリ根は、おがくずに入った状態で販売されていることがあります。その場合は、おがくずから出さずそのまま冷蔵庫に入れて保存しましょう。

    おがくずに入っていない場合は、乾燥しないようにキッチンペーパーなどでくるんでから冷蔵保存します。ただし、冷蔵庫の開閉により結露が発生する可能性があるので、様子を見て新聞紙やキッチンペーパーを取り換えるのがおすすめです。

    ユリ根は乾燥に弱く、そのまま保存するとすぐに傷んでしまうので気をつけましょう。
  • 常温保存

    おがくずに入っている場合はその状態のまま新聞紙やキッチンペーパーで包み、ダンボールや紙袋に入れます。

    むき出しの状態なら新聞紙やキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて保存しましょう。

    どちらの方法でも、風通しの良い冷暗所で保存します。ユリ根は冬の野菜なので暑い場所が苦手です。冬でも暖房のよく効いた暖かい部屋での保存はおすすめしません。

    また、ユリ根は環境の変化と高温多湿に弱いので、夏や梅雨時期は常温保存を避けましょう。
  • 冷凍保存

    食感や香りが落ちてしまうため、ユリ根を冷凍することはおすすめしません。ただし、水洗いをすませ切り分けた状態のユリ根は冷凍保存をおすすめします。

    その場合は30秒ほど下茹でし、水気をしっかし拭き取ってから保存袋に入れて冷凍しましょう。

    茹で時間が長すぎたり、冷凍期間が長すぎると味が落ちるので気をつけてください。

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日持ち

冷蔵保存の場合は1週間~3か月ほど、常温保存の場合は約2週間~1か月ほど、冷凍保存なら1か月ほど持ちます。かなり長持ちする野菜ですが、購入してからは早めに食べきるのがおすすめです。

これは、きちんと保存した場合の日持ちですので、保存環境が悪いと3日ほどで傷んでしまうこともあります。

おがくずに入っていない状態で売られているものは、その分傷みやすいので、購入する段階で状態がいいものを選ぶようにしましょう。

まとめ

ユリ根の代用品や保存方法について紹介しましたがいかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ユリ根は栄養豊富で、古くから食用だけでなく薬としても親しまれてきた。
  • 長芋・山芋・大和芋・自然薯など、粘り気のある芋類なら代用可能。
  • きちんと保存すれば長持ちする。冷凍保存には向かない。

時期によっては手に入りにくいユリ根ですが、みかけたらぜひ購入してみてくださいね。風邪予防や元気をつけたいときにぴったりです!

 

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