“カフェオレを飲むと便秘が解消できる”と聞いたことはありますか?芋類など食べ物以外でも便秘を治すことができる理由は、一体なんなのでしょうか?今回は、
- カフェオレは便秘に効く?
- カフェオレの成分と効果
- 飲みすぎるとどうなる?
- 便秘に効く飲みもの
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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カフェオレは便秘に効果的?
カフェオレはコーヒーに牛乳と砂糖を加えた飲み物ですが、“便秘に効く”と聞いたことはありますか?便秘に効くものといえば、根菜などの野菜類やヨーグルトなどがメジャーですが、実はカフェオレにも便秘に効果的な成分が含まれています。
便秘に効果のある成分は、実は『カフェイン』なんです!カフェインはコーヒーやお茶の葉などに含まれているアルカロイドの一種です。カフェインによって便秘解消作用が起こる理由は、カフェインに消化器官を刺激する働きがあるためです。
一つ注意したいのが、元々お腹が弱い方が過剰摂取するとお腹が緩くなることがあることです。飲みすぎないように気を付けましょう。
1日に摂取しても良いカフェインの目安は国によって量が定められており、日本は1日400mgとなっています。カフェオレコップ1杯に含まれるカフェイン量は60〜80mgなので、4杯未満に抑えておくのが安全です。
- カフェインが消化器官を刺激するため便秘を解消する効果がある
- 飲みすぎると下痢や腹痛となるので注意
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カフェオレに含まれる主な成分
カフェオレには他にどんな成分が含まれているのでしょうか?まず、カフェオレには牛乳が含まれているため、たんぱく質やカルシウムが含まれています。他にもビタミン類(ビタミンA・ビタミンB1・B2・B6など)が豊富に含まれていて栄養バランスが良いため、「準完全栄養食品」と呼ばれています。
また、コーヒーにはカフェインの他にクロロゲン酸などのポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは植物が生成する抗酸化物質で、体の老化の原因である活性酸素と闘う働きがあるためアンチエイジングに効果的です。砂糖入りのカフェオレであれば、糖分も含まれています。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- トリプトファン:トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。
- クロロゲン酸:クロロゲン酸は抗酸化作用で活性酸素を除去し、がん細胞の発生の抑制や、体内に入ると脂肪の吸収を抑えてくれます。そのため、ダイエット効果が高く、摂った後に運動することでより効果を上げることができます。血糖値の上昇を抑制する栄養素です。
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カフェオレによる効果・メリット
カフェオレに含まれる栄養成分には、牛乳のビタミン類やコーヒーのポリフェノールなどがありました。カフェオレを飲むことで得られる効果について見てみましょう。
眠気覚まし
カフェインには眠気を覚ます効果があるため、仕事中や勉強中に飲むことで頭が冴えます。寝る前に飲むと寝付きが悪くなることもありますが、日中の眠気覚ましにはオススメです。
利尿作用
コーヒーには体内の余分な水分を排出する利尿作用があります。体内の老廃物も一緒に出ていくので、デトックス効果も期待できます。
消化を助ける
コーヒーに含まれるクロロゲン酸には、胃の消化を助ける働きがあります。また、食前に飲むと脂肪を分解する作用があるので、ダイエットにも効果的と言われています。しかし、空腹時にコーヒーを飲むと人によっては胃が荒れる原因にもなり得るので注意しましょう。
リラックス効果
コーヒーを飲むとホッと一息つけませんか?コーヒーの香りにはリラックス効果があることがわかっています。とある実験では、リラックスした時に脳から出るα波が、コーヒーの香りを嗅いだ時に多く出たそうです。
カフェオレを飲みすぎるとどうなる?
カフェオレを飲みすぎた時に起こり得る副作用や影響には、どんなものがあるのでしょうか?カフェオレの原料はコーヒーと牛乳、そして砂糖です。これらによる体への影響を見てみましょう。
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太る
カフェオレに含まれる牛乳と砂糖にはカロリーがあります。コップ1杯分のカフェオレに牛乳150mlが含まれていた場合、牛乳のカロリーは約100kcalです。また、低脂肪牛乳ではなく通常の牛乳だった場合、脂質は5.7g含まれます。
ペットボトルや紙パックなど市販のカフェオレには砂糖が含まれているものが多く、砂糖入りだとカロリーはより高くなります。糖質量も増えるので、飲み過ぎは太る原因となってしまうのです。
ダイエット中にカフェオレを飲む時は、砂糖なしにしたり1日に飲む量をセーブするなどして工夫しましょう。
血圧が上がる
カフェインには血圧を上昇させる働きがあるため、毎日大量に飲み続けていると高血圧となる可能性があります。
眠れない
コーヒーに含まれるカフェインには、眠気を覚ます作用があります。仕事中など眠気を覚ましたい時には嬉しい効果なのですが、寝る前に飲むとな眠れなくなることがあります。
原因の一つは、カフェインが血糖値や脈拍、血圧を上昇させるためです。また、脳は疲れるとアデノシンという物質を出して脳を休ませようとするのですが、カフェインにはアデノシンによる作用を防ぐ働きがあるためです。また、寝たとしても眠りが浅くなり、早く起きてしまったり疲れがしっかり取れないこともあります。
気持ち悪い・吐き気
カフェインには消化器官を刺激する作用があるとお話しましたが、下痢や腹痛だけではなく吐き気や気持ち悪さを引き起こることもあります。また、カフェインには胃液の分泌を促す作用があり、空腹時にカフェインを飲むと多量に分泌された胃液によって胃の中が荒れてしまいます。
カフェイン中毒
一度にカフェインを過剰摂取すると、急性カフェイン中毒が起こることもあります。主な症状には、めまい・脈拍数の増加・腹痛などがあります。カフェイン中毒はコーヒーだけでなく、エナジードリンクによって起こることもあります。中には過剰摂取により死亡したケースも。そこまで酷いことになる例は少ないですが、カフェインには中毒性があることを覚えておきましょう。
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便秘に効く飲み物には何がある?
便秘に効く飲み物は、コーヒー以外にもいろいろあります。
- 牛乳
- りんごジュース
- パイナップルジュース
これらの飲み物には『有機酸』が豊富に含まれているため、飲むことで便秘解消効果が期待できます。有機酸には腸のぜん動運動を促したり、善玉菌を増やす働きがあるためです。
食物繊維など食べ物で便秘を解消する方法もありますが、飲み物によっても便秘を解消することができるのです。
まとめ
この記事をまとめると
- カフェオレを飲むことで便秘を解消する効果がある!
- カフェオレに含まれるカフェインには、消化器官を刺激する働きがあるため
- カフェオレの効果には、眠気覚まし・利尿作用・消化を助ける・リラックス効果などがある
- 飲みすぎると、眠れない・太る・カフェイン中毒・高血圧などのデメリットもある
カフェインには便秘を解消する働きがあることがわかりましたが、お腹が弱い方は下痢となってしまうこともあるので注意してください。1日の摂取量目安はカップ2〜3杯なので、上手く取り入れてみてくださいね♩
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