煮物などの料理には欠かせないのが「みりん」です。ただ、みりんは料理に使うだけでなく、飲むことが出来るということをご存知でしたか?あなたのご自宅にあるみりんも、本当はお酒として飲めるものかもしれません。そこで今回は、みりんに関して以下のような事をまとめていきます。
- 本みりんと言えば「タカラ」。特徴は?
- 本みりんは本当にそのまま飲めるのか?
- 本みりんを飲むと体にどんな影響がある?
このような内容となっています。この記事をしっかり読んで、あなたも本みりんの奥深さを体験してみませんか?非常におすすめです。
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目次
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タカラの本みりんの特徴
みりんと言えば「宝酒造さん」が有名です。みりんには「みりん風調味料」と「本みりん」がありますが、宝酒造さんでは「本みりん」を作りつづけられているのです。その、「タカラ本みりん」にはどんな特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
原材料は?
タカラ本みりんの原材料は、以下の物となっています。
- 米こうじ
- もち米
- 醸造アルコール
本みりんの基本は、この3つの原材料から出来ていて、まさにタカラ本みりんは昔ながらの製法で作られている伝統的なみりんだといっていいでしょう。醸造アルコールと書かれていますが、基本的には「米焼酎」を使って作られます。
度数
タカラ本みりんのアルコール度数は13%くらいです。日本酒やワインのアルコール度数にかなり近いくらいの度数があります。料理に使って、お酒が飲めない人は大丈夫なのか?と思ってしまいますが、みりんのアルコール分は料理の際の加熱で全部飛んでしまうので、全く問題ありません。
味
タカラ本みりんは、お米の持つ上品な甘さをしています。お米からは人間には欠かせない「アミノ酸」が沢山出されますが、そのアミノ酸が料理に旨味を与えてくれるのです。
値段
タカラ本みりんは、1.8L入りのサイズが1本で約1,200円程度です。調味料にしてはかなりお高めな値段設定ですが、それでも、本みりんをつくる手間を考えた場合、かなりリーズナブルな価格設定となっています。一般的に販売されている「みりん風調味料」とは内容も味も違うので、気を付けて買いましょう。
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本みりんはそのまま飲む事ができる?
本みりんは、そのまま飲むことが出来ます。ただし、注意しておいてほしいのは、「みりん風調味料」は飲めないということです。あくまでも、昔ながらの製法で作られた「本みりん」のみが、飲めるのです。では、どうやって飲めばいいのかを見ていきましょう。
飲み方
飲み方としては、米焼酎で割る「柳蔭(やなぎかげ)」という飲み方がスタンダードです。柳陰とは、本みりん1に対して、米焼酎を1で割って飲む飲み方。江戸時代からメジャーな飲み方として有名で、井戸水や川の水で冷やして飲まれていました。
本みりん自体に甘みがあるので、1:1で割ってしまうと甘みが強すぎる場合は、本みりん1、焼酎2で割ると甘みが抑えられてお酒っぽくなります。
アルコールなしで飲む事ができる?
本みりんは、ノンアルコールでも飲めます。本みりんを耐熱グラスに入れ、電子レンジでチンするだけで、アルコール分は簡単に飛ばせるからです。レモン果汁と炭酸水で作ったレモンソーダに、電子レンジでチンした本みりんを加えると、コクが出ていつものレモンソーダとは一味違った飲み物に仕上がるでしょう。
この方法であれば、お酒が全く飲めない人でも、美味しく本みりんを味わえるはずです。
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本みりんをそのまま飲むのは健康に良い?
ここまで、本みりんを飲む方法を詳しく解説してきましたが、本みりんをそのまま飲むのは体にいいのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
健康への影響
本みりんはお酒なので、当たり前ですが「肝臓」に負担がかかります。しかも、原液でも13%程度のアルコール度数があり、それを焼酎で割って飲むわけですから、かなりアルコール度数は高くなってしまいます。
量をあまり飲みすぎないことが、健康状態を維持する秘訣でしょう。ただ、適量を守って飲むのであれば、夏の暑さから解放される素晴らしいお酒です。本みりんのナチュラルな甘みと、すっきりとした米焼酎の味が何とも言えない風味を感じさせてくれるはずです。
木陰に座って、ちびりちびりと大人の飲み方を楽しみましょう。
デメリット
本みりんをお酒として飲むことのデメリットは、前述した通りの「肝臓への健康被害」のみです。通常、1日に飲んでいいとされるお酒の量が、缶ビール500mlを1本程度、日本酒であれば、1日1合とされています。
柳陰は、かなりアルコール度数が高いお酒なので、ガブガブと飲んでいると、あっという間に一日の許容量を超えてしまうので注意しましょう。そこさえ気を付ければ、大変美味しくておすすめなお酒です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事では、タカラ本みりんについて、色々な事をご紹介してきました。最後に簡単にまとめましょう。
この記事をまとめると
- タカラ本みりんは、昔ながらの製法で作られているので、お酒としても飲める
- お酒としてみりんを飲みたいのであれば「本みりん」を選ばなければいけない
- 本みりんをお酒として飲む際は、摂取量に注意すること
このような内容でした。もしあなたのお宅に本みりんがあるのであれば、米焼酎と併せて、美味しいお酒が楽しめるかもしれません。早速挑戦してみましょう。
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