炊き込みご飯に天婦羅やお吸い物…。香りや風味がよくて、どの料理にも相性抜群な舞茸は日々の食卓に登場する回数も多いのではないでしょうか。
スーパーでも通年購入ができて比較的に値段の変動も少ない舞茸ですが、いくら家計に優しく美味しいからといって食べ過ぎてしまうと体調を崩してしまう原因に…。
今回は、舞茸を食べ過ぎてしまうことによってもたらす影響ときのこ類の1日の適量摂取量について解説していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
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舞茸を食べ過ぎるとどうなる?
下痢・腹痛
舞茸の成分には、水溶性・不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
適量を食べると食物繊維が腸内環境を整える働きをするのですが、過剰に食べてしまうと食物繊維が腸に刺激を与えすぎてしまい下痢や腹痛を引き起こす原因に…。
症状が出るには個人差があるので、一概のこれくらいの量と数字で現すことは難しいですが胃腸が弱かったり普段からお腹を下しやすい体質のかたは特に注意する必要があるといえるでしょう。
吐き気
舞茸には微量ですがシアンという成分が含まれています。このシアンは摂取しすぎると吐き気などのち中毒症状を引き起こす恐れも…。
スーパーなどで売っている人工栽培の舞茸にもシアンは含まれているので、食べ過ぎには注意が必要です。
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食あたりはおこる?
先ほど、舞茸の成分にはシアンが微量ながらに含まれていると解説しましたが、実はこの「シアン」が食あたりを引き起こす原因です。
これだけ聞くと心配になってしまいますが、舞茸の場合は通常であれば加熱すると体内で分解されるのでご安心を。
ただしちゃんと加熱したからと言って、食べ過ぎてしまうと体内で分解できずにお腹を壊してしまう可能性があるので適量を守ってくださいね。
症状
舞茸で食あたりを起こすと下記のような症状が現れます。
- 腹痛や吐き気
- 口の中がイガイガする
- 違和感のある味を感じる
食べてからどれくらいで症状がでる?
体質によっても異なりますが、平均的に舞茸を食べてから30分~2時間後に症状がでてくると言われています。
食あたりによって、下痢症状がでた場合には脱水になる危険性も…。スポーツドリンクなど素早く吸収できる飲み物を補給しながら体を休めてくださいね。
脱水症状が進み、起き上がることができない・自分で水分を補充することができなくなったときは速やかに医療機関を受診しましょう。
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舞茸の1日の適量は?
ここまで何度も”食べ過ぎは良くない”とお伝えしましたが、どのラインからが過剰摂取にあたるのかが分からなければ予防策もとれませんよね。
では、舞茸の1日の摂取量はどのくらいなのでしょうか。
適量
そのときの胃腸の状態にもよりますが、舞茸の1日の摂取量目安は30g~50gと覚えておいてください。
ちなみにスーパーで売られている舞茸は1袋約100gです。1人で食べる場合には約半分を目安に調理してくださいね。また胃腸が弱いかたや体調が優れない場合には30g程度にしておくと腹痛や下痢の心配なく食べることができます。
正しく摂取したときの効能
一時は「舞茸ダイエット」が流行ったほど、栄養価が高く体へ良い働きをする舞茸。下記では適量食べたときに期待できる効果についてご紹介しますね。
舞茸に期待できる効果
- 脂肪の吸収を抑える
- 中性脂肪を減らす
- 悪玉コレステロール・脂肪の分解をする
- 基礎代謝を上げる
- 腸内環境を整える
- 脂質や糖質をエネルギーへ変える
- 免疫力を上げる
これを見ると確かに「舞茸ダイエット」が流行ったのに頷けますよね。
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きのこ類は食べ過ぎNG?
舞茸・しいたけ
適量を守って食べると体に嬉しい効果が期待できる舞茸としいたけですが、食べ過ぎてしまうとこんな共通症状が現れます。
共通症状とは…?
- 下痢や腹痛
- 吐き気などの胃腸症状
また、しいたけにはこの2つの症状に加えて「低血糖を引き起こす」「プリン体を取りすぎる」という影響も…。
しめじ・えりんぎ
舞茸やしいたけと同様に通年スーパーで見かけるしめじやえりんぎにも食べ過ぎてしまうことで共通の症状が現れることがあります。
共通症状とは…
- 腹痛や下痢
- 吐き気などの胃腸症状
これに加えて、えりんぎはカリウムの含有量が多い食品。食べ過ぎることによって高カリウム血症に陥りしびれや不整脈などの症状がでる場合も…。くれぐれも食べ過ぎには注意してくださいね。
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まとめ
今回は、主に舞茸を食べ過ぎたことが原因で起こりうる体への影響と1日の摂取目安量についてご紹介しました。
この記事をまとめると
- 食べ過ぎてしまうと舞茸に含まれている成分「シアン」によって、下痢・腹痛・吐き気などの症状がでることも…。
- シアンは加熱することによって体内分解できる成分である。
- 1日の摂取量は30g~50gを目安に…。
- 舞茸だけではなくキノコ類全般、食べ過ぎには注意を…!
正しい調理方法で適量摂取することによって体へよい働きをするキノコ類は積極的に食べたい食品ですよね。
1日の摂取目安量を参考に、普段の食事に取り入れてくださいね。
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