“八朔(はっさく)”のジャムを作ったら、なんだか苦い!そんな経験をしたことはありませんか?元々苦みを持つ果物ではありますが、苦みは何が原因となっているのでしょうか?また、ジャムが固まらない時の原因と対処法には何があるのでしょう?今回は、
- はっさくジャムが苦くなる原因成分
- ジャムが固まらない3つの原因
- 苦い・固まらない時の対処法は?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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八朔ジャムが苦い!
はっさく(八朔)は、酸味よ苦味を持つ柑橘類の一つです。そのまま食べることのできる果物ですが、ジャムにしても美味しく食べることができます。
ジャムは未開封であれば3ヶ月は日持ちするため、旬の時期にジャムにアレンジするのもオススメですが、せっかく作ったけれど「苦い!」と感じることがあるようです。これは、八朔が含む『ナリンギン』という成分が原因となっています。
苦味成分ナリンギン
ナリンギンは果肉よりも外皮や薄皮に多く含まれている苦味成分で、 脂肪を分解する働きや食欲を抑制する働きがあるのでダイエットに効果的 です。
また、血管を強する働きや花粉症対策、美肌効果などアンチエイジングにも効果があることがわかっています。
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八朔ジャムが苦くならない対処法
はっさくジャムが苦くなる原因はナリンギンという成分によるものですが、ジャムを作る際に苦くならないコツをご紹介します。
薄皮を剥く
苦味成分ナリンギンは、外皮や薄皮に多く含まれています。はっさくの薄皮は柑橘類の中でも厚みがあるため、生でそのまま食べる際も剥く方がほとんどです。
ジャムに加工する場合も、食べた時の舌触りが良くなるだけではなく苦味を取る対処法の一つになるので、多少手間はかかりますが薄皮を剥いて果肉だけを煮詰めるようにしましょう。
白いわたを取る
はっさくの白いわたには食物繊維など栄養素が多く含まれていますが、ここにも苦味成分が含まれています。薄皮と同様に、白いわたも剥いてからジャムに加工しましょう。
はちみつを加える
薄皮を剥いたり白いわたを取ったりしてもまだ苦い!そんな時は、はちみつを加えて味を整えるのもオススメです。ジャムは基本的に砂糖とレモン果汁と煮詰めて作るものですが、甘みよりも苦味を感じる場合ははちみつを加えてみましょう。
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八朔ジャムが固まらない原因と対処法
はっさくジャムが苦いだけではなく、「固まらない」トラブルが起こることもあります。それには3つの“足りない原因”が考えられます。
酸(レモン果汁)が足りない
手作りジャムは、レモン果汁を入れて作るレシピがほとんどです。レモン果汁を入れる理由は、 レモン果汁に含まれる酸にとろみを付ける作用がある ためです。
そのため、レモン果汁が不十分だと固まらず、サラサラとしたジャムになります。ジャムが固まらない時は、レモン果汁を少しづつ追加しながら煮詰めてみましょう。
レモン果汁の入れすぎは味が酸っぱくなるので注意!
糖分が足りない
ジャム作りには砂糖を入れることが必須ですが、砂糖が少ないのも固まらない原因の一つです。というのも、 糖分は加熱することで固まる性質を持っています 。
甘さ控えめに作ろうとして砂糖を少量にすると、煮詰めてもなかなか固まらないことがあるので、ある程度の砂糖は必要なのです。
加熱時間が足りない
ジャムは弱火でグツグツ煮詰めることで水分が飛ばし、ほどよい固さに調節します。酸や糖分が足りていても、加熱時間が短いとなかなか固まりません。
レシピ通りの分量を入れたけれど固まらない時は、もう少し加熱時間を延ばしてみましょう。
加熱中のナベ底の焦げに注意!
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まとめ
この記事をまとめると
- はっさくの苦味成分はナリンギンというもの!
- ナリンギンには、ダイエット効果・アンチエイジング効果・花粉症対策効果がある!
- 八朔ジャムを苦くしない対処法 ①:薄皮・わたを取る ②:はちみつを加える
- 八朔ジャムが固まらない原因 ①:酸不足 ②:糖分不足 ③:加熱時間不足
はっさくジャムは、爽やかな酸味と甘みが美味しいものです。苦味が強い時は、いくつかの対処法があります。また、固まらない時は3つの「不足」のどれかが原因かもしれません。失敗しても対処法があるので、是非試してみてくださいね。
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