安くて手に入れやすい「ひきわり納豆」。手軽にとれる発酵食品として食卓にのぼる頻度が高い食品ではないでしょうか。
「毎日食べるからまとめ買いしたは良いものの、気づいたら期限が切れてしまった…」なんてこともあるでしょう。発酵食品であるために期限を軽視しがちですが、ひきわり納豆にもちゃんと賞味期限はあります。
今回は、「ひきわり納豆」の賞味期限について詳しくご説明していきます。
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目次
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ひきわり納豆ってどんな食べ物?
「ひきわり納豆」とは、大きく完熟し乾燥させた大豆をひき臼のような装置を使って挽き割った大豆を原料として作る納豆を指します。
挽き割ることで納豆菌がつく面積が広がり、納豆の風味をより強く感じることができますよ。
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ひきわり納豆の賞味期限
納豆は賞味期限切れでもおいしい?
発酵食品として、日本で古くから世代を問わず愛されてきた納豆。発酵食品と聞くと期限が長いようなイメージを持ちがちですが、実は納豆の賞味期限は約1週間ほど。
食品の期限は「消費期限」と「賞味期限」の2種類に分類されますが、納豆はあくまで「賞味期限」に分類されます。期限を過ぎたからといって次の日から食べられないわけではありませんが、それでも”美味しい期間”を過ぎていることに変わりはありません。
納豆は期限を過ぎるとどうなるの…?
- 食感が変わる
- 納豆の風味(臭い)が変わる
- 色が変わる
”美味しい期間”を過ぎた納豆は、上記のような変化をしていきます。栄養価が高く健康志向のかたにのピッタリな納豆。できるだけ期限内に消費したいものですね。
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賞味期限切れはいつまで食べられる?
いくら「賞味期限」に分類される食品であっても永遠に食べられるわけではありません。では、一体どのくらいまでだと食べることができるのでしょうか。
2日~3日
賞味期限を2日~3日ほど過ぎた納豆は、「風味も味にもそこまで変化はみられない」と感じるかたが多いようです。
もともと納豆は発酵食品だから…考える根底があるからかもしれませんが、賞味期限切れから2日~3日以内であれば躊躇なく食べるというかたが多いようです。
5日~1週間
賞味期限切れから4日程度であれば、ほとんど変化がないといっても良い納豆ですが賞味期限切れから5日ほど経過すると、少しずつ見た目や食感に変化が現れるようになります。
- 納豆本来の色が濃く変色する
- 納豆の水分が減り、弾力がなくなり固い食感になる
- 醗酵が進み、独特の発酵臭が気になるようになる
10日~2週間
賞味期限を10日~2週間ほど経過した納豆には、下記のような変化が現れるようになります。
- 納豆の色はさらに濃くなり黒っぽくなる
- 粘りが少なくなり、さらに固くなる
- 醗酵がさらに進みアンモニア臭がすることも…
- 納豆の表面には、白いつぶつぶが出るようになる
1ヶ月
賞味期限を1ヶ月も過ぎるとさすがに食べるのを躊躇するかたも多いでしょう。ちなみに賞味期限から1ヶ月経過した納豆には下記のような変化が現れますよ。
- さらに白いつぶつぶが増えることによって”ジャリジャリ”とした食感になる
- 納豆特有の「ねばり」が少なくなってくる
- 色がさらに濃くなる
- 醗酵が進むことによって臭いがさらにきつくなる
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納豆の白い点々は腐ってる?見分け方
白い点々の原因
賞味期限が切れて時間が経過するとともに沢山でてくる白い点々。これ実は、「チロシン」というアミノ酸の結晶なんです。
食べても全く害のないものですが、チロシンが出てきたということは納豆菌の作用で大豆の分解が進んでいるという証拠です。チロシンが出てくる時期を納豆の賞味期限の目安に考えている企業もあるのだそう。
アンモニア臭
チロシンが出てくることによってアンモニア臭も発生すると言われています。チロシンの量が増えるのに伴ってアンモニア臭もきつくなります。チロシン自体は無害ですが、鼻をつくようなアンモニア臭がする納豆は食べないようにしましょう。
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賞味期限切れの納豆は加熱した方がいい?
賞味期限切れから日がたつほどに出てくるチロシン。人体には無害で食べても問題はありませんが、砂のようなジャリジャリとした食感と苦みはそのまま食べるには辛いものがあります。
そんな時は、加熱調理をおすすめしますよ。熱を通すことでチロシンが溶け食感もよくなります。
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賞味期限切れ納豆で下痢や腹痛になる?
多少の範囲内であれば下痢や腹痛の症状は出にくい納豆ですが、何週間も切れている納豆を食べた場合には下痢や腹痛の原因になることも…。
期限切れの納豆を食べるのは、あくまでも自己判断のもととなるので体調面など慎重に考えたうえで食べるようにしましょう。
ただし下記に挙げるような納豆は「腐敗」している可能性が高いもの。当てはまる場合には食べないでくださいね。
こんな納豆は食べないで!
- カビが生えている
- 全く糸をひかない
- 水っぽい
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賞味期限切れ納豆の消費レシピ
やはり賞味期限の切れた納豆は早めに使い切りたいものですよね。そんなかたに賞味期限の切れた納豆を美味しく食べきる消費レシピをご紹介します。
どれも期限が切れた納豆とは思えない美味しさですよ。ぜひ作ってみてくださいね。
- 【きつね納豆】油抜きした油あげに納豆をはさみ、グリルで焼き色がつくまで焼くだけのシンプルな料理です。1つでもボリュームがあるのでダイエット中のかたへもお勧めの料理です。
- 【納豆チャーハン】期限切れの納豆を加熱したいと思ったら納豆チャーハンはいかがでしょうか。特にチロシンが目立つ納豆は加熱することによってジャリジャリとした食感が気にならなくなるのでお勧めですよ。納豆の粘り気がなくなるまで軽く切るのがコツです。
- 【納豆オムレツ】オムレツの具材として納豆を包むだけの簡単レシピです。納豆と卵との相性は抜群!朝ごはんにピッタリな料理ですよ。
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まとめ
今回は「納豆の賞味期限」について詳しくご紹介しました。記事を要約すると下記のとおりです。
この記事をまとめると
- 多少の期限切れであれば問題なく食べられることが多い
- 納豆によく見られる白いつぶつぶの正体は、アミノ酸の結晶であるチロシン
- チロシンの食感が不快に感じるかたには加熱調理がお勧め!
納豆は発酵食品ですが期限切れの状態が続くと、ゆっくりと腐敗していきます。健康にもよく安く手に入れることができる納豆。積極的に取り入れ、極力期限内に美味しく食べきりましょう!
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