皆さんは菊芋という食材をご存知ですか?最近になって菊芋茶や菊芋パウダーなど様々な加工品が有名になってきましたが、なぜ菊芋という食材が有名になったかということをご存知ですか?
菊芋は他の食品にはあまり含まれていないけれど、とても優秀な栄養素であるイヌリンな豊富に含まれているということで注目を集めるようになったんです。
今回の記事では菊芋とはどのような食材なのか、菊芋に含まれるイヌリンとは、イヌリンを摂取しすぎるとどんなメリットとデメリットがあるのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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菊芋ってどんな野菜?
菊芋は北アメリカを原産地とするいもの一種で、日本には江戸時代に家畜の飼料用として伝来しました。そのため当時は「豚いも」という名前でも呼ばれていたようです。
食べる部分は根っこの部分で、加熱するとほくほくとした食感でほのかに甘みもあります。里芋に似ていますが生で食べることのできる野菜で、生の場合はサクサクとした食感を楽しめます。淡白な味なので濃いめの味付け料理に用いられる根菜です。
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菊芋の「イヌリン」がすごい
菊芋には「天然のインシュリン」と呼ばれる、「イヌリン」という成分を豊富に含んでいることから、最近では美容や健康面から注目を集めています。
<イヌリンの効果>
- 食べ過ぎを防ぐ(ダイエット効果)
- 血糖値の上昇を抑制
- 整腸作用
- コレステロールの低下
このようにたくさんの体に嬉しい効果がイヌリンを摂取することで期待することができるのです。特に血糖値の上昇を防ぐ効果が高いので唐揚げや油もの、糖質がたくさん含まれているものと一緒に食べることでより効果を発揮します。
糖尿病になってしまうと、血糖値が高い状態がずっと続いてしまうので、体中の血管を壊し続け、はじめは目や指先の細い血管が詰まり、そのうち血液をきれいにする役割のある腎臓が疲弊して腎臓病になってしまうなど様々な病気につながってしまうのです。なので血糖値が高い状態や急上昇は早めに対処しなければいけないものといわれています。
ミネラルやポリフェノールも豊富に含む
菊芋にはイヌリン以外にも、体の水分量を調整してくれる大事な栄養素であるカリウムや強い抗酸化作用(アンチエイジング作用)をもつポリフェノールが豊富に含まれています。このような体に良い成分を豊富に含む菊芋は「スーパーフード」として、世界中のセレブや健康志向の強い方に親しまれています。
カリウムは、ナトリウムとともに、細胞の浸透圧(水分調節)を維持しているほか、酸素と二酸化炭素のバランスを整えたり、神経伝達の調節を行っています。そのほかにも心臓機能や筋肉の収縮をサポートしたり、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進して、血圧を下げる働きがあります。尿の排出を促して体温を下げる効果もあるので、夏バテ防止にも一役かってくれる成分なのです。
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菊芋の食べ過ぎは下痢を引き起こす可能性がある?
菊芋に含まれているイヌリンのような食物繊維は、適切な量を摂取するのであれば体にとても良い効果をもたらしてくれるのですが、とりすぎてしまうと不調を引き起こす原因になる可能性もあります。
<食物繊維を摂りすぎることによって生じる悪影響>
- 下痢
- 便秘
- お腹の張り
このように食物繊維を摂りすぎることによって、消化器系に不調をきたす可能性があります。一概に食物繊維はとってはいけない!というわけではありませんが、バランスよく他の食品と一緒に摂取することが大切になってきます。
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菊芋は1日でどれくらい食べてもいいの?
食べ過ぎてしまうと体調不良を引き起こす可能性のある菊芋は、1日どれくらい食べても良いのでしょうか。基本的には、菊芋は薬ではないので摂取量な決まりはありません。菊芋は野菜なので推奨摂取量は定められていないのです。ですが大体の目安は存在しています。
菊芋に含まれるイヌリンの目線で見ると菊芋は1日約20g~30gまでなら食べても体に大きな影響を与えないとされています。これはイヌリンの1日の目安の摂取量が2g程度とされているからです。菊芋は毎日食べるなら20g~30gまで、菊芋パウダー奈良1日小さじ1.5~2枚まで、菊芋茶なら1日1~2杯までにしておけば安心ですね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 菊芋はアメリカ出身の植物であるが、江戸時代には日本中に存在していた
- 血糖値をコントロールする天然のインシュリンであるイヌリンが豊富に含まれている
- イヌリンは食べ過ぎを防いだりコレステロールを低下させたりするなどの効果も期待できる
- 菊芋は食べ過ぎると下痢やお腹の張りなどを引き起こす可能性がある
- 1日の量は決まっていないが食べ過ぎには注意しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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