最近では白い砂糖の体への悪影響がメディアで沢山取り上げられていますので、黒砂糖や茶色の砂糖を使うようになった人も多いと聞きます。確かに白い砂糖は精製されている分、他の色付きの砂糖に比べて栄養価がやや低くなっていることは事実です。しかし色付きの砂糖だからといって食べ過ぎは危険だと言われています。
また色付きの砂糖は栄養価が高いので傷みやすいというデメリットもあるんですよ!
今回の記事では黒砂糖とはどのような砂糖なのか、白砂糖との違い、表面の白い部分について解説していきたいと思います。
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目次
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白砂糖も黒砂糖も同じもの?
白砂糖も黒砂糖も同じ原料を使っています。白砂糖は漂白剤を使われているというわけではありません。不純物をできるだけ取り除いて作られたものが白砂糖になるのです。純粋な砂糖の結晶は無色透明で、細くすることで結晶に光が反射して全体的に白く見えているだけなのです。
白砂糖と黒砂糖の違い
白砂糖と黒砂糖の明確な違いは製造方法にあります。白砂糖は純粋な砂糖だけを取り出したものでそれ以外はほとんど何も含まれていない状態の砂糖を言います。
一方で黒砂糖は白砂糖の成分に加えてビタミンやミネラルが残った状態のものを言います。原料はサトウキビでどちらも同じですが、水分量やたんぱく質、ミネラル、ビタミンの含有量が違うのです。
ミネラルは体内で作ることができないため食事などから摂取する必要があるとされており、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミンと並んで五大栄養素の一つにも数えられています。ミネラルは不足すると欠乏症などの問題が生じますが、一方で過剰に摂取することによっても問題が起こると言われています。「必須ミネラル」:ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素※引用:トリムミズラボ
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黒砂糖を食べれば健康になるというのは嘘!
白砂糖が危険で黒砂糖は体によいというイメージが強いのですが、だからといって黒砂糖をたくさん食べても大丈夫ということにはなりません。
黒砂糖を白砂糖代わりとして料理に使用するのは良いのですが、健康にいいからといって黒砂糖の量を多く摂取するようになると糖質が高くなってしまい、結果的に白砂糖を食べるよりも糖質過多になってしまうのです。結局のところ、黒砂糖も白砂糖も同じ糖分をとっていることには変わりありません。
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黒砂糖の表面が白くなるのはカビ?
黒砂糖は保存していると表面が白くなってくることがあります。これをカビだと思ってしまう人が多いのですが、実はこれはカビではなく黒砂糖の表面が溶けて結晶化したものが白くなっただけです。なので基本的に保存状態が良ければ全く問題なく食べることができます。
しかし黒砂糖を湿気が多い場所などに長期間置いたりするとカビが生えることもあります。
食べれるかどうか判断するコツ
黒砂糖は色の変化が少し見分けづらいので、傷んでいるかどうかを触って確かめるようにしましょう。湿気が多い所に黒砂糖を置いておくと表面が溶けてベトベトになります。ベトベトになるとカビが生えやすくなるので、早めに冷暗所に移動するするか消費できるようにしましょう。
そして食べられるかどうかの判断は臭いをチェックすれば良いでしょう。酸っぱさやツンとした匂いがする場合は、腐敗が進んでいる証拠ですので絶対に食べないようにしてください。
カビが生えていたら取り除けば食べられる?
もし黒砂糖にカビが生えていたら、見えるカビだけ取り除いたら他の部分は食べれるのではないの?と思いがちですが、カビは繁殖する際に食品全体に根っこを張り巡らせます。なので表面の見えるカビだけを取り除いても、根っこが残ってしまうのであまり意味がありません。少しでもカビが生えていたら絶対に食べないようにしましょう。
ちなみに食品についたカビは、口に入れてしまうと少ない確率でありますが食中毒を引き起こしたり、アレルギーの元になってしまいます。カビを食べてしまった後に下痢や嘔吐、発熱などが現れたら食中毒の可能性がありますので医療機関に相談するようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 白砂糖も黒砂糖も同じ原料を使っている
- 黒砂糖ならたくさん使っても健康になるということはない!
- 黒砂糖は白砂糖に比べてミネラル類が豊富に含まれているだけ
- 黒砂糖の表面は白くなりやすいがカビではないことが多い!
- 匂いや食感をチェックしてみて食べられるかどうか判断しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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