グレープシードオイルは、その名の通りグレープ(ぶどう)のシード(種)から抽出したオイルになります。種から抽出するので、日本では生産が少なく、フランス産チリ産のものが多くなります。この記事では、グレープシードオイルの保存方法、使い方や揚げ物は何回まで使えるかなどを書いていきます。ぜひ最後までお読みください。
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目次
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グレープシードオイルとは?
グレープシードオイルは、ぶどうの種から抽出した油になります。どんなオイルなのかみていきましょう。
製法・抽出方法
グレープシードオイルの製造方法は、高温圧縮製法と低温圧縮製法があります。高温圧縮製法はたくさん作れるので価格が安く手に入りやすいのです。ただし、大事な栄養が壊されている場合があります。
低温圧縮製法は価格は高いですが、栄養がまるっと入っています。グレープシードオイルを選ぶときは、低温圧縮製法のものを選びましょう。
痩せる?1日の摂取量目安は?
グレープシードオイルの栄養素としては、リノール酸が多いのが特徴的です。リノール酸は不飽和脂肪酸で体内で作ことができないので、食物から摂取する必要があります。
リノール酸は適量を取ればコレステロールを下げ、心臓病予防につながるといわれています。コレステロールを下げる働きがあるので、痩せるといわれる所以です。
ただしあくまで、適量を取ればの話です。摂取しすぎると、花粉症やアトピーを引き起こしてしまうという研究結果もあります。
グレープシードオイルは、1日の摂取量はの目安は11g(大さじ1程度)になります。他の油も含めて食べ過ぎには気をつけましょう。
揚げ物には危険・加熱は有害って本当?
グレープシードオイルは生色にむいている油です。リノール酸が豊富なグレープシードオイルは、加熱すると体に有害なトランス脂肪酸などが発生してしまいます。グレープシードオイルを使うときは、ドレッシングなどに使うのがいいでしょう。
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グレープシードオイルの賞味期限
オレイン酸を多く含むので、酸化が早いといわれるグレープシードオイルですが、賞味期限はどれくらいなのかみていきましょう。
未開封
未開封のグレープシードオイルは2年です。高温は避けて保存しましょう。
開封後
開封後のグレープシードオイルの賞味期限は3ヶ月です。開封すると空気にふれ酸化していくので早めに使い切りましょう。
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グレープシードオイルの保存方法
グレープシードオイルは油なので、常温保存が可能です。高温多湿をさけたところに保存しましょう。
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油は酸化に注意!
油は食品ですが、カビが生えたりということはありません。油が劣化すると怖いのは、酸化です。体に与える影響などをみていきましょう。
賞味期限切れ油は体に悪い
油は揚げ物をしないと、たくさん使うこともないので気がつくと賞味期限が切れていることもあるでしょう。賞味期限が切れた油の匂いをかぐと、気分が悪くなるような匂いがします。
賞味期限切れの油で調理したものを食べると、最悪の場合食中毒をおこす可能性もあります。油を使う時に、匂いや色に異変を感じたら使うのはやめて処分しましょう。
揚げ物には何回使える?
グレープシードオイルやアマニ油などは揚げ油にすると、体に有害な物質に変化してしまうので揚げ物にはむいていません。
その他の油を揚げ物に使う時には、肉魚を揚げた時には肉魚から油がでて匂いもつくので、2回までにしておきましょう。野菜を揚げた時も3回までにしておくのが無難です。
鍋のまま保存はNG
揚げ物をした後に鍋やフライパンに入れたまま保存する人もいるでしょう。鍋やフライパンは油が空気に触れる部分が多くなるので、酸化の進みが早くなります。
使った油をもう1回使う時には、オイルポットなどに入れて早めに使い切りましょう。
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グレープシードオイルの使い方・料理
実は、グレープシードオイルには食べる以外の使い道もあります。料理以外の使い方などをご紹介します。
<ヘアケア>
グレープシードオイルに多く含まれているリノール酸には、保湿効果があります。パサつきが気になる毛先に適量を手にとり髪につけるとしっとりとした髪になります。
<スキンケア>
リノール酸に含まれる保湿効果を肌にも活用することができます、化粧水の後に、適量を乳液かわりに塗ってみましょう。保湿したいからと、塗りすぎは厳禁です。多く取りすぎたら、首や体にも伸ばすといいでしょう。
ポイント
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肌や髪に使う時にも、酸化したものは悪影響を与えます。匂いや色で酸化していないか確認しましょう。
<料理の時はドレッシングやパンに>
オリーブオイルをつけるように、パンにグレープシードオイルをつけるのもおすすめです。固めのバケッドにつけると、パリッとした皮を噛んだ時に後からくる、グレープシードオイルの風味がクセになりますよ。
グレープシードオイルは、きれいな緑色をしているので大根など、白っぽい野菜につけると映えるサラダになります。
ドレッシング
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グレープシードオイル大1 酢大2 塩胡椒適量を混ぜる。
まとめ
ここまでグレープシードオイルの保存方法や酸化、使い方について書いてきました。
この記事をまとめると
- グレープシードオイルは、加熱すると体によくない物質が発生するので生で食べるのが良い。
- グレープシードオイルに含まれるリノール酸には、適量をとるとコレステロールを下げる働きがある。
- 酸化したグレープシードオイルは、体によくないので開封後は早めに使い切る
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グレープシードオイルに含まれるリノール酸は、保湿効果があるので髪や肌にも使える。
最近では、良質な油を体に取り入れるのは健康にいいという研究結果も発表されています。ただし、カロリーも高く取りすぎには十分注意が必要です。この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。
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