くわいの保存方法は?育て方や下処理の方法、食べ方もご紹介

おせち料理などで見かけたことのある方も多い「くわい」をご存知ですか?

普段の食卓には並ぶ機会の少ない野菜ですが、くわいの「特徴的な芽」の様が「芽が出る」と縁起の良い食材として重宝され、江戸時代には既に日本で食べられていたと言われています。

今回は「くわい」について詳しくお伝えしますよ!

  • くわいの下処理方法や保存方法をご紹介!
  • くわいの栄養素・種類や産地をお伝え!
  • くわいはどうやって食べるの?おススメの調理方法3つ!
など、余り馴染みの無かった方でも食べてみたくなること間違いなしですよ。

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くわいはどうやって保存する?  

くわいは漢字で「慈姑」と書き、1つの根に沢山の子が付くように育つことから“子供を慈しみ哺乳する母のよう”に見えることから付けられたと言われています。

育て方

くわいにはいくつかの栽培方法があり、食用・鑑賞用で栽培方法が異なります。

  1. 水田などに種芋を植えて栽培
  2. 野菜用培養土などを使用したプランター栽培
  3. くわいの苗を使用して栽培する
  4. 水耕栽培(水と液体肥料を使用する栽培)

などが主にあり

栽培時には日当たりが良く、水切れにならないように常に水がある状態にしておく必要
があります。

下処理

くわい

非常にアク・苦味が強い野菜
なため、下処理を施して食べられるのが一般的です。

  1. 皮を剝き、約30分~1時間程度水にさらす
  2. 米のとぎ汁などで、約10分程度下茹でする

を行うことで、強いアクを抜くことができ煮物など調理がしやすくなります。

どんな保存方法がある?

くわい

水に浸して冷暗所にて保管することで2週間程度
の保存が利きます。また、

  • 乾燥しないように、保温袋に入れて密閉・水に浸すなどを行う
  • 水に浸す場合は、適宜水を変えるようにする
  • 冷蔵庫の野菜室などの涼しい場所で保管する

などのことに保存の際は気を付けると良いでしょう。

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くわいってどんなもの?  

ここからは「くわい」について詳しくご紹介していきます。くわいは湿地に生える多年草・オモダカ科の栽培品種で、お祝い食で使用されることが多いです。

くわいの栄養は?

くわいの主な栄養素はイモ類と同様に

炭水化物
で、他に

  • カリウム
  • ビタミンE
  • 葉酸
  • 亜鉛
  • ビタミンB6
  • パントテン酸

などが含まれています。

どんな種類がある?

くわいは地下に育つ茎部分にできる

養分を蓄えて丸く育った塊茎
の部分を食べています。くわいには大きく3種類あり、

  1. 青くわい
  2. 白くわい
  3. 吹田くわい

主に日本で食べられているのは青くわいです。

  • 青くわい・・・表面が青く、芋のようなホクホクとした食感と独特の苦味がある味わい
  • 白くわい・・・表面が白く、中国で主に食べられているシャキシャキとした食感と淡白な味わい
  • 吹田くわい・・・一般市場に出回る事がない。高級料亭などで使用され、ホクホクとした食感と苦味の少ない濃厚な味わいなことから高級品としても知られる。

くわいの産地はどこ?

くわいは中国から伝来した野菜ですが、現在日本国内でも栽培されています。

  • 東日本・・・埼玉県越谷市
  • 西日本・・・広島県福山市

などが有名なくわいの産地で、埼玉県と広島県で国内生産量の9割を占めています。

また高級品として知られる吹田くわい大阪府吹田市で古くから栽培されている「なにわ伝統野菜」の1つで、他にも京都で栽培されているくわいは「京野菜」の1つとしても知られています。

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どんな食べ方がある?  

ここからはくわいの美味しい頂き方をご紹介していきます。くわいの流通は年末年始~春先頃までが一番の多いので、くわいが手に入ったらお試しくださいね!

圧力鍋で調理

くわいは煮物で食べられることが一般的でよく知られているでしょう。必ずアク抜きを行ってくださいね。

  1. 皮を剝き、水にさらしてアク抜きを行う
  2. だし汁・醤油・みりん・酒などの調味料とくわいを圧力鍋に入れる
  3. くわいが柔らかくなったら完成

くわいのアクが苦手な方は、煮込み前に下茹でを施すと更に食べやすくなりますよ。

炒め物に

煮物のイメージが強いくわいですが、くわいの炒め物も絶品です。是非、中華風・豚肉などとこってり炒めなどをお試しくださいね!くわいの炒め物にする際

  • 皮を剝き、芽を切り落とす
  • 薄切りする
  • 味付けを濃くする

アクや苦味を感じにくいですよ。

おせちにも

くわいは縁起の良い食材で知られるため、おせち料理やお祝い食にピッタリの食材です。

おせち料理にくわいを使用する際は

  1. くわいの芽を残すように、皮を剝く
  2. 皮剝きが済んだら、六角形または八角形に形を作る

飾り切りすることができ“万年生きる亀”をあしらうことができますよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • くわいを育てる場合は、日当たりが良い場所で、水切れにならないように常に水がある状態にしておく
  • くわい非常にアク・苦味が強い野菜なため、水にさらす・下茹でをするなどの下処理が必要
  • くわいは乾燥に注意し、水に浸して冷暗所にて保管することで2週間程度の保存が利く
  • くわいの主な栄養素は、①炭水化物②カリウム③ビタミンE④葉酸⑤銅⑥亜鉛⑦ビタミンB6⑧パントテン酸
  • くわいには大きく3種類あり、①青くわい②白くわい③吹田くわい日本では主に青くわいが食べられている

  • くわいは中国から伝来した野菜で、国内での有名なくわいの産地は埼玉県と広島県で国内生産量の9割を占める

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