銀杏の美味しい食べ方が知りたい!正しい下処理や焼き方は?特に美味しい産地は?

食欲の秋とも言われるほど、秋には美味しい食べ物がいっぱい。そんな、秋の味覚の一つに「銀杏」があります。

でも、銀杏ってどうやって下処理をすれば、スーパーで売られているような状態になるのでしょうか?

今回の記事では、銀杏を美味しく食べる方法をレクチャーしていきます。

ざっと、記事の内容をまとめてみました。

  • 銀杏の下処理方法はいかに?
  • 銀杏の正しい食べ方って?
  • 銀杏って名産地があるの?

こういったことを、今回の記事でご紹介していきます。最後まで読んで頂き、あなたも銀杏マスターになってしまいましょう。

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銀杏の下処理

まずは、イチョウの木の下で拾ってきた「銀杏の実」の下処理方法から、ご紹介いたします。

古くから、言われている下処理方法には、以下の2通りの方法があります。

  • 水につけて種を取る方法
  • 土に埋めてから種を取る方法

これらの方法です。どんな方法なのか?詳しく解説していきましょう。

水につけて種を取る方法

まずは、水につけて種を取る方法から。手順としては、以下の通りです。

  1. 拾ってきた銀杏をバケツの中に入れ、4日間ほど水に浸す
  2. 銀杏の一番外の皮の部分がふやけたら水から上げる(ふやけるまで、何度か水を変えてもOK)
  3. 水から上げたら、一番外の皮を取り除き種だけにする
  4. お日様の下で3日程度乾燥させる
  5. 室内の暖房器具などの前に干して、もっと乾かす
  6. 種の中から水がしみだしてこなくなったら完成

この方法はかなりポピュラーな方法。バケツ一杯くらいの量であれば、この方法がいいでしょう。

ただし、水を変えたりする手間があったり、手で種を取り出さなければいけないので、臭いとの格闘になる可能性は高いです。

土に埋めてから種を取る方法

もう一つの方法が「土に埋めてから種を取る方法」です。この方法は、こんな流れ。

  1. 拾ってきた銀杏の実を、みかんや根菜のネット袋に入れる
  2. そのまま自宅の庭に穴を掘って埋める
  3. 数日間後に、外側の皮が腐ってきたころに取り出す
  4. 種部分だけ、簡単に取れるので収穫

ただ、穴を掘って土に埋めるだけなので、非常に簡単です。

とはいえ、持ち家の人しか出来ない事と、わざわざ穴を掘らなければいけない手間があります。

しかし、水に浸して皮をむく方法よりも、臭いが少なく処理できるので、こちらもおすすめです。

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銀杏の食べ方

やっとのことで、下処理を終えた銀杏。ここからどうやって食べればいいのでしょうか?方法をいくつかご紹介していきます。

殻の剥き方

まずは、「殻の剥き方」です。ナッツクラッカーや、ペンチなどを準備し、殻が付いた銀杏を少し潰します。

すると、殻に割れ目が入るので、そのまま紙袋に入れて電子レンジ600Wで40秒ほど加熱しましょう。

加熱した後は簡単に、中の翡翠色の実だけが取り出せるはずです。

殻をむいた後は、銀杏ご飯にしたり、茶わん蒸しの具材にしたりして味わいましょう。

焼き方

もう一つおすすめの食べ方が「焼いて食べること」です。銀杏はフライパンで軽くあぶって食べると、独特の香りが出て、非常に美味しいです。

おつまみなどにも、最適。ただし、銀杏は「日持ちしない食べ物」なので、1カ月以内には食べるようにしてください。

もし、長期間保存したいのであれば、冷凍庫で保存するのがおすすめです。

食べ過ぎると食中毒に

銀杏は「食べ過ぎると食中毒になる食べ物」です。銀杏には、ビタミンB6に似た「4ʼ-O-メチルピリドキシン」という成分が含まれています。

この成分の性で、体がビタミンB6が不足していることに気が付かなくなって、嘔吐やけいれんなどの症状を発症してしまうのです。

銀杏を食べても大丈夫な量は、以下の通りなので、気を付けてください。

 年齢 食べても大丈夫な量
 大人 40個から300個
 子供 7個から150個

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美味しいと言われている産地は?

銀杏は河川敷や、道の側で簡単に見つけられます。しかし、実は銀杏には「名産地」もあるのです。

全国的に有名な「名産銀杏」はこちらです。

  • 祖父江ぎんなん
  • 雪国ぎんなん

それぞれ、どこで採れるぎんなんなのか?詳しくご紹介いたします。

祖父江ぎんなん

祖父江銀杏とは、愛知県稲沢市「祖父江町」で採れるぎんなんのことです。祖父江ぎんなんの歴史は古く、なんと1841年まで遡ります。

1841年に富田栄左衛門の手によって、ぎんなんの苗が植えられ、それから祖父江町では「ぎんなんが名産」になっていくのです。

10月後半からは街中がイチョウ色に染まり、「銀杏祭り」も開催されます。

雪国ぎんなん

もう一つの名産銀杏は「雪国ぎんなん」です。こちらは、新潟県長岡市で採れる銀杏になります。

新潟県長岡市の小国地域では、地元のプロジェクトで銀杏を名産にする為、イチョウの木を沢山植えています。

長岡市で採れる銀杏の年間収穫量は、なんと「10t」にも及ぶのです。

11月から3月までの期間限定販売ですが、丸々と実った香り高い美味しい銀杏を食べることが出来るでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事では、銀杏の美味しい食べ方を徹底的にご紹介してきました。

簡単に、記事内容を振り返っていきましょう。

この記事をまとめると

  • 銀杏の下処理は、水に浸すか土に埋めるかのどちらか
  • 銀杏は殻を割ってレンジでチンするだけで、食べられるようになる
  • 銀杏を食べ過ぎると食中毒になるので注意
  • 銀杏には「祖父江ぎんなん」や「雪国ぎんなん」などの名産地がある

こういった内容でした。

あなたの自宅のすぐ近くにも、銀杏が落ちているかもしれません。早速、銀杏の実を探しに行ってみてはいかがでしょうか?

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