皆さんはたけのこ芋と言うお芋をご存知ですか?一見すると里芋を横に引っ張ったような見た目をしていますが、あまり見た事や聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。たけのこ芋は「京芋」と呼ばれる品種で、宮崎県生まれの食感が特徴的な里芋のことを言います。
今回の記事では京芋とはどんな食材なのか、旬の時期、特徴などについて解説していきたいと思います。
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目次
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たけのこ芋(京芋)とはどんな食材?
読み方 | きょういも(たけのこいも) |
旬の時期 | 11月〜3月 |
主な生産地 | 宮崎県 |
種類 | ほくほく系さといも |
京いもの歴史は長く、明治時代に「台湾いも」と呼ばれていた芋を原種として戦前から栽培が行われていました。地上に頭を出している姿がタケノコに似ている事から「タケノコ芋」という別名もあります。
京いもという名前の由来は昭和30年頃に遡ります。京いもを関西に売り込みに行った際に立ち寄った食事処で食べた料理に美味しいさといもが使われており、その美味しい料理にあやかりたいという気持ちから「京いも」という名前にしたそうなのです。
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京芋の大きさ
一般的な里芋と言うと丸みを帯びた楕円形や、コロコロとした小さいイメージがあるかもしれませんが、京芋の場合は太くて長い特徴的な形をしています。大きいものだとなんと「 60cm」にもなるらしいですよ!里芋とは思えないですよね!
旬の時期は?産地はどこ?
京芋の旬の時期は「11月~3月」です。早いものでは9月くらいから市場に出回り始めるので、探してみると良いでしょう。京芋の芋の産地は宮崎県です。なかなか都心の方のスーパーでは流通しないので、もし販売されているのを見かけたらぜひ手に取ってみてください!
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たけのこ芋は「追熟」が必要??
追熟と言いますと果物をより甘くする方法のことをいうイメージがありますが、実はたけのこ芋収穫してから少し追熟させる必要がある面白い芋なのです。
たけのこ芋の収穫時期が近づくと、徐々に葉の部分が枯れていきます。その時に葉の部分と芋の部分がしっかり分離するように、一度掘り起こしてから根っこの部分を上に向けて追熟させます。この作業のことを「伏せ込み」といいます。
伏せ込み作業をしっかりすることで独特のふと長いたけのこ芋になります。
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たけのこ芋の下処理方法
たけのこ芋の下処理方法は通常の里芋と違って少し勝手が違います。皮の剥き方を改めて紹介していきますね。
硬い皮の剥き方
たけのこ芋は細長い形をしていますので皮が固い場合は最初に5cm ほどの長さにカットしてから、上から皮を切るように向いていくと良いでしょう。
電子レンジを使うことでより簡単にむく方法もあります。はじめに皮にいくつか切れ込みを入れておいてラップに包み、電子レンジ600Wで4分ほど加熱します。加熱したら熱いまま取り出してやけどに注意しながら皮を剥いてみてください。
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たけのこ芋のおすすめの食べ方
たけのこ芋は通常の里芋と同じように様々な料理に合わせて使うことができます。いくつかお勧めの方法をピックアップして紹介していきますね。
煮物
通常の里芋も煮物にするとほくほくねっとりしてとても美味しいですが、たけのこ芋も同じように煮物に合わせるとホクホクした食感がたまらなく美味しい一品になります。たけのこ芋と鶏肉、ほうれん草などの野菜を加えた煮物は味が染み込んでとってもおいしいですよ!
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汁もの
ゴボウやニンジンなどの根菜をたっぷり入れたとん汁にたけのこ芋をプラスしてみてください。根菜には食物繊維が豊富に含まれていますので、美味しさも健康も兼ね備えた素晴らしい料理になりますよ!
揚げ物
たけのこ芋は揚げ物にしてもとってもおいしく食べることができます。たけのこ芋の唐揚げの味付けは「中華味」が一般的です。たけのこ芋は油との相性もとても良いので、あげることでたけのこ芋のおいしさをダイレクトに感じることができます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?たけのこ芋は一般的な里芋と同じように使うことができますが、下処理の方法や味わいが違うので、里芋とはまた違ったおいしさを感じることができるでしょう。手に入ったら是非たけのこ芋の美味しさを味わってみてくださいね!
この記事をまとめると
- たけのこ芋は大きいものだと60㎝にもなる里芋のこと!
- 旬の時期は11月から3月
- 主な産地は宮崎県
- たけのこ芋の作り方は独特で、収穫する前に伏せ込みという寝かせる期間が必要
- 煮物や汁物、揚げ物にするのがおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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