シャリシャリなりんごを見分けるポイントは?品種や新鮮さによって食感が変わる?

皆さんはりんごはお好きですか?とっても甘くシャリシャリとした食感が特徴的なりんごは、美味しいだけでなく栄養価もたっぷりの素晴らしい果物です。旬のりんごは蜜がたっぷり入っていて最高に甘くて美味しいですし、真っ赤な色も美しいですよね。ただしちょっと時期が外れてしまうと、シャリシャリというよりはもさっとした食感のリンゴにあたってしまうことも。もさっとしたリンゴはあまり美味しく感じませんよね。一体どうして食感がこんなに変わってしまうのでしょうか。

今回の記事ではシャリシャリのリンゴともさっとしたりんごの違いや見分け方、りんごに含まれる栄養素、シャリシャリりんごの選び方について解説していきたいと思います。

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りんごについて

りんごはバラ科リンゴ属の果物です。原産地はアジア西部といわれています。リンゴの品種は7500以上存在し、栽培されています。開花は4月~5月、旬は品種によりますが8月~11月頃です。

リンゴには食物繊維やビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC、アミノ酸、ミネラル、カリウムが含まれており、栄養価が高い果物として知られています。リンゴに含まれるポリフェノールには脂肪蓄積抑制、タンニンによる整腸作用、食欲増進や動脈硬化予防などの効果が期待できます。生食されるのが一般的で、ジャムやゼリー、ジュースなども加工されます。

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りんごに含まれる主な栄養成分

一日一個のりんごで医者いらず、というイギリスで有名なことわざがあります。そのくらいりんごには栄養が詰まっているという表現で、リンゴ酸やクエン酸などの有機酸・食物繊維・ペクチンなどが含まれています。有機酸は胃腸の働きをサポートする作用や殺菌効果があります。また、乳酸を減らすので疲労回復や腰痛・肩こりにも効果的です。

  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。

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りんごがモサモサになってしまう原因は?

りんごはたくさんの栄養素を含む素晴らしいフルーツがということがわかりましたね!では次はどうしてりんごがもさっとした食感になってしまうのかについて解説していきます。

理由は品種と収穫してからの時間?

食感がもさっとしてしまう最大の理由は「リンゴの品種」と「収穫してから日が経ってしまったこと」です。

収穫してから日が経ってしまい、古くなってしまうとりんごの中から水分が抜けてしまいシャリシャリとした食感を味わうことができなくなります。りんごは水分が抜けそうになると自分で自分を分泌してワックス効果で表面を守ります。

りんごの皮がツヤツヤテカテカしているものは、実はワックスを塗っているわけではなくりんごが自分の身を守るために艶を出しているということなのです。

ジョナゴールドは元々もさもさフワフワした食感

収穫してから日が経っていなくてもりんごの品種によって食感が全く異なります。例えば一番有名で人気の高い「ふじりんご」はかじるとシャリシャリとしてみずみずしい食感なのですが、ふじりんごよりも甘みが強く酸味が控えめな「ジョナゴールド」の場合は、シャリシャリというよりもフワフワな食感です。

ただしジョナゴールドの場合は、もさっとしていても甘味が強くとても美味しく感じるはずなので不快に感じるほどの食感ではないはずです。

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シャキシャキのりんごを食べたいなら!

品種や収穫してからの時間によって食感変わるということが分かっていただけたと思います。ではその中でシャキシャキのりんごが絶対食べたい!という人の下にシャキシャキとした歯ごたえのりんごの見分け方について解説していきたいと思います。

音を聞いてみる

シャキシャキとしたりんごは表面を軽く指で弾くと、気持ちの良い高い音がすこことが多いです。低く鈍い音がなる場合は食感がいまいちな可能性があるので、一度購入したりんごで試してみてくださいね。

ワックスが出ていないか確認する

ワックスはりんごの表面を触った際にベタベタッとした油分のことで、りんごは新鮮でなくなると乾燥から守るために、表面にワックスを出すことがあります。そのため、ベタベタとした触り心地のするりんごは鮮度が落ちてきており食感が悪い可能性があるので、選ばないようにしてくださいね。

重さと硬さを確認する

シャキシャキとした鮮度の良いりんごはずっしりとした重みがあり、しっかりとした硬さがあり実がしっかりと引き締まっています。軽く柔らかい部分のあるりんごは、実が柔らかくなっていて食感が悪くなっている場合があるので注意しましょうね。

おしりが青いかを確認する

食感の良いりんごは熟しきっていないものの方が多いのでりんごのお尻部分が青いものの方が果肉にハリがあり食感が良いものが多いです。りんごのお尻が黄色になっているものは完熟しているため、甘くて美味しいですが果肉がスカスカになっていてシャキシャキとした食感がないことがあります。

選ぶべき品種

シャリシャリとした食感を持つ代表的なリンゴの品種は「ふじりんご」「サンふじ」「紅玉」です。この中で甘味が強いのは「ふじりんご」「サンふじ」です。「紅玉」はどちらかというと酸味が強いのですが、加熱処理してもシャキシャキ感を失わないほど繊維がしっかりしているのでアップルパイに使われることが多い品種です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?りんごにはたくさんの栄養素がありぜひ毎日の習慣に取り入れて欲しい果物です。品種によって食感が変わったり、収穫してからの時間によって状態が変化したりと意外と見分け方が難しい面もあるなどリンゴの新しい一面を解説してみました。

この記事をまとめると

  • ジョナゴールドは甘めが強いけれどモサモサ感が強い
  • シャリシャリ感を求めたいならふじりんごかサンふじ、紅玉を選ぼう
  • シャリシャリなりんごはワックスが出ていない新しいりんご
  • 見るべきポイントがいくつかあるのでりんごを買う時はしっかり確認しよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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