アロエは妊娠中(妊婦)でも食べられる?子宮収縮が危険?ヨーグルトは大丈夫?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“アロエ”は妊婦さんでも食べられるのでしょうか?子宮収縮や流産の危険性があると言われていますが、本当なのでしょうか?妊娠中に必要な栄養素と共に解説いたします。

  • アロエは妊娠中でも食べられる?
  • 子宮収縮や流産するって本当?
  • 妊娠中でも安全おいしいレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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アロエってどんな食べ物?

アロエは薬用として使われたり、食べることもできる多肉植物です。化粧品、シャンプー、ボディソープにヨーグルトなど、身近な食材ですね。アフリカ大陸を中心に分布し、大きなものでは高さ18メートルにまで生長します。

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アロエは妊娠中に食べても大丈夫?

アロエは、部位によって妊娠中でも食べることができます!それは一般的妊娠中食べられている中の果肉で、アロエヨーグルトなどに使用されている部分です。食べると危険と言われるのは『アロエの外皮』で、こちらについては次で紹介しています。

アロエの果肉は99%が水分でできていますが、“アロイン”というアロエ特有の成分が含まれています。

アロインとは?

アロエが持つアロインは苦味成分ですが、胃酸の分泌を助ける働きや、食欲不振に効果があります。また、腸のぜん動運動を刺激するため便秘解消効果もあります。妊娠中はホルモンバランスの関係で便秘になりやすいので、妊婦さんにオススメです。

アロエヨーグルトも食べられる?

アロエヨーグルトは手軽に手に入るものですが、こちらも妊婦さんが食べても問題はありません◎ 妊娠中には食べない方が良いとされるアロエの外皮は使用されていないので、安心して食べることができます。

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アロエを食べると危険なの?

“アロエは妊娠中に食べない方が良い”と言われることがありますが、NGとされるのは『アロエの外皮』です。アロエの外皮には『アントラキノン』という成分が含まれているのですが、この成分に子宮収縮作用を起こす可能性があると言われています。

アントラキノンとは?

アントラキノンには強力な下剤作用があり、市販の下剤薬にも使用されています。大腸の結腸を刺激して排便を促す作用があります。

下痢を繰り返し起こすことにより子宮が収縮する恐れがあり、子宮収縮によって流産の危険性が高くなるため、”アロエは妊娠中に食べてはいけない”と言われるようになりました。

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妊娠中でも安全おいしいアロエのおススメレシピ

妊娠中にアロエを食べるには、どんな食べ方がオススメなのでしょうか?あまり食べ方のバリエーションがないアロエですが、妊婦さんでも安心して食べられるのはやっぱりこちらです♩

アロエヨーグルト

生のアロエはなかなか手に入れる機会がないので、手軽に食べられるものと言えばやっぱりアロエヨーグルトですね。市販のアロエヨーグルトには危険性のある外皮は含まれていないので、安心して食べることができます◎

妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • アロエは果肉部分であれば妊娠中でも食べられる!
  • アロエに含まれるアロイン:食欲不振や便秘解消に効果的!
  • アロエの外皮は下剤薬として用いられているので妊娠中は食べない方が良い

妊娠中にアロエは食べない方が良いと言われることがありますが、外皮に関してなので果肉部分は食べても問題ありません◎ 市販のヨーグルトは食べても大丈夫なので、安心してくださいね。

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