食中毒は一年中発生するものですが、特にバーベキューシーズンである梅雨の時期~夏の暖かい時期にかけては、特に細菌による食中毒がピークになります。皆さんはどんなお肉がお好きですか?焼肉にするのは牛肉や豚肉だけでなく、ジンギスカンなどの「羊肉」も人気が高いですよね!
今回の記事では羊肉(ラム肉)はどんなお肉なのか、生で食べることができるのか、食中毒の危険性があるのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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羊肉(ラム肉)ってどんな肉?
ラム肉は、生後12ヶ月未満の羊の肉です。牛肉や豚肉と比較すると柔らかい肉質で、高タンパクで低カロリー・栄養満点のお肉です。オーストラリアやニュージーランドからの輸入物が多く、ラム肉を使った料理はジンギスカンやラムチョップが有名です。
マトンと呼ばれる羊肉は、生後2年以上経った羊肉のことを指します。ラム肉に比べて赤みが強く、味わい深くほどよい歯ごたえもあります。こちらはインドカレーなどに用いられています。
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鮮度の良いラム肉は生で食べることができる?
比較的臭みがなくとても食べやすいラム肉は、実は「生で食べても大丈夫」な食肉なんです。お肉を切った時に中が赤いと心配になりますが、ラム肉の場合は鮮度が保たれているものの場合のみ生で食べることができるのです。なぜ羊肉は生で食べることができるのかと言うと、寄生虫が住み着いている可能性がないからです。他の牛肉や鶏肉などは体内に寄生虫が炒るので生で食べる事が出来ません。
鮮度が良いものだけが食べられるのはなぜ?
生肉は様々な問題を抱えていますので、やっぱり食べるときに躊躇してしまいますよね。ですがふわふわな食感や、ジューシーな生肉にしか作り出すことができない食感は一度食べたらクセになってしまいます。
もし生肉の羊肉を食べたいなら鮮度が良く信頼出来るお店に行きましょう。自宅で買ってきたラム肉は生で食べるのはおすすめできません。 基本的にスーパーなどに売っている羊肉は加熱用のものばかりなので、生の羊肉を食べたいなら口コミなどの評価の高いレストランに行けば安心できますね。
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羊肉を食べて食中毒になる可能性がある?
状態の悪いラム肉を食べると食中毒になることがあります。その食中毒と症状について詳しく紹介しますので、是非参考にしてくださいね。
下痢
1つ目は下痢です。食中毒になると水のような下痢が治らずに、トイレに篭ることになります。下痢を無理やり出し切るという方法はないので治るまで安静にしておき、できればお腹は温めておくのがお勧めです。下痢のときは体内の水分が失われやすいので、水分補給を欠かさずに行いましょう。
腹痛
2つ目は腹痛です。食中毒はひどい腹痛を引き起こしますので、腹痛になったら下痢と同じように安静にしておきましょう。ベルトなどをしている場合は緩めて楽な姿勢にしてください。冷えた飲み物などを飲むと、腹痛が悪化しますのでお腹は冷やさないように気を付けてくださいね。
食べ過ぎでも下痢・腹痛に
ラム肉が体質に合わないと、消化不良を起こして下痢をしたり便秘をしたりすることがあります。食中毒の可能性もありますが、そうでない場合はラム肉に含まれている『ステアリン酸』という脂肪分が原因です。
ステアリン酸は冷えると固まりやすい性質を持っているため、消化に時間がかかります。元々お腹の弱い方はお腹を壊しやすいので、食べ過ぎには注意しましょう。
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ラム肉での食中毒を防ぐ方法
ラム肉での食中毒を防ぐ方法は主に3つです。1つ目はしっかりと焼くことです。しっかり焼けば、食中毒の危険性がなくなるので、自宅でラム肉を食べる場合はしっかりと焼くのがお勧めです。2つ目は鮮度の良いラム肉を選ぶことです。特に生で食べる場合は、鮮度の良いラム肉であることが条件です。3つ目は腐ったラム肉を食べないことです。ラム肉を焼いても、腐っていればお腹を壊します。ですので、腐ったラム肉や痛んだラム肉は避けるようにしましょう。
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生のラム肉はトキソプラズマに注意
生ラム肉でトキソプラズマ症になるという噂があります。トキソプラズマ症とは、トキソプラズマ原虫という微生物による感染症です。主に豚や鶏、牛、猫などに寄生しており、人にも感染します。生ラム肉を食べるとトキソプラズマ症になるという報告もあります。
特に妊娠中の女性は注意が必要
トキソプラズマはどこに潜んでいるかわかりません。トキソプラズマ症は免疫力がある健康な人ならば感染しても発熱程度の症状で治ります。ですが妊娠中の女性の場合は胎児に感染する可能性があり、感染してしまうと命に関わる大きな影響が及ぶ可能性があるので注意しなければなりません。
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トキソプラズマは火を通せば死滅する
トキソプラズマは火を通すことで簡単に除去することができます。お肉の中心温度が67℃以上になった状態で1~2分ほど加熱すればトキソプラズマは死滅することが確認されています。また冷凍でも除去することができ、マイナス20℃で8時間以上の冷凍を行うことでトキソプラズマは死滅します。
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安心して食べたいならしっかり火を通す事!
ここまで、羊肉を食べたときに生じる体への影響について解説してきました。上記のような状態にならないために意識するべきなのはやはり「しっかり加熱調理して食べること」ですね。気をつけていれば身体に大きな影響はありませんので、羊肉を食べる時は細心の注意を払って調理するようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?羊肉は癖がなくとてもおいしく食べることのできるお肉です。様々な調理法がありますが自宅で食べるなら必ず加熱調理をして食べる方法を選んでください。
この記事をまとめると
- 羊肉はラム肉とマトンという呼び方があり、羊の成長具合によって名前が変わる
- ラム肉は鮮度がよければ生で食べることができる
- 家で生肉を食べるのはお勧めしない!
- 食べる時は必ず加熱調理をすること!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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