マトンとラムの違いは?ジンギスカンに使うのはどっちがいい?

ジンギスカンは羊の肉を使うというのはどなたも知っていると思いますが、では羊肉のマトンとラムのどちらを使うのかなど、羊のお肉についてよく知らない方も多いのでは?

そこで今回は

  • マトンとラムの違いは?
  • ジンギスカンに使うのはどっちがいい?
  • ジンギスカンの美味しい食べ方

について紹介していきます。

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マトンとラムの違いは?

味の特徴

マトンとは生後1年以上の大人の羊のお肉です。牛・豚・鶏以外のお肉は独特の匂いがあるように感じて、食べ慣れないと違和感を感じる方もいるかもしれません。

また赤身が多く食感も少しかためなので、マトンについては好みが別れるところです。

羊肉独特の地味深く噛めば噛むほどの旨みが出てくるマトンが好きという方もいます。ジビエなどが好きな方や羊肉が好きな人にはマトンがおすすめです。

一方、ラムとは生後1年に満たない子羊のお肉です。大人の羊肉よりも体の小さいお肉なので、可食部が少なくなり、少し価格が高い傾向にあります。

子羊のため肉質が柔らかく、羊肉独特のクセが少ないにもかかわらず、羊肉のおいしさを存分に楽しめるため、羊肉を初めて食べる人におすすめです。

ラム肉はフランス料理などで高級なお肉として食べられていますね。

臭いが少ないのはどっち?

マトンとラムの違いは生育期間の差です。臭いが少ないお肉は生後1年に満たないフレッシュなラムです。

マトンは熟成されて大人のお肉で少しクセがありますが、旨みがしっかりあり羊の美味しさを味わえます。

この臭いを好きか嫌いかは好みによります。マトンの旨みがクセになって美味しいという方も多いですよ。

食感は?

マトンとラムの生育期間の違いは食感にも関係しています。

やわらかくフレッシュな味のお肉がラム、味がのって食べ応えのあるお肉がマトンです。

食べ応えのあるマトンも噛めば噛むほど旨みが染み出すのでこちらも好きか嫌いかは人それぞれのお好みですね。

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ジンギスカンに使うのはどっちがいい?

マトン肉

ジンギスカンの本場、北海道でジンギスカンに使われるお肉はマトンが多いようです。

しっかりとした食感と深い味わいが、噛めば噛むほどタレの味に負けない肉の旨さを引き出してくれます。

一緒に食べる野菜にこのマトンの旨みを加えて美味しさもさらに増します。

ラム肉

北海道ではジンギスカンにすることは少ないようですが、もちろんラムで食べることもあります。

マトンに比べて風味は劣るものの、やわらかいお肉はジンギスカンで焼いてもしっとりやわらかいお肉を楽しめます。

ラム肉はカルニチンを多く含み、脂肪燃焼を助けるため、ダイエット効果を期待して食べる方も多いですね。ビタミンが多く、コレステロールが低いのも特徴です。

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ジンギスカンの美味しい食べ方

焼き方

ジンギスカンは、真ん中が山のようにぽっこりと膨らみ、その山にスリットが入っている独特の形の鉄鍋でお肉や野菜を焼いてタレにつけて食べます。

野菜は鉄鍋のフチに作られている溝にぐるりと囲むように置きます。お肉は山型の部分に広げて焼きます

お肉から出る旨みが溝に置いた野菜に染み込みお野菜も柔らかくしてくれます。

ジンギスカンはタレをお肉に漬け込む調理方法もあります。

その場合はお肉が焦げやすくなりますので、ジンギスカン鍋の山型の部分に野菜を乗せ、その上にお肉を乗せて焦げずに野菜を蒸し焼きのようにします。

ホットプレートやフライパンでも

ジンギスカン鍋がなくとも、ホットプレートやフライパンでも十分に美味しいジンギスカンが楽しめます。

羊肉は火が通りやすいのでお肉と野菜を別々にして焼き時間を調整するのがポイント。

火が通りにくい野菜を初めにホットプレートまたはフライパンに入れ、そのほかの野菜も入れてフタをし、野菜を蒸し焼きにします。

お肉は野菜の上に乗せてさらに蒸し焼きにするか、野菜を取り出してから軽く焼くかどちらの方法でも美味しく食べられます。

羊肉は火が通りやすいので、ホットプレートまたはフライパンで焼く時には、お肉の周りが白っぽくなれば真ん中が赤くても裏返してください。

焼きすぎると焦げてしまったり、お肉が硬くなってしまいます。

しめはうどんで

しめはうどんが定番です。ジンギスカン鍋の山型のふちに設けられている溝には野菜や野菜やお肉から溶け出したスープがたっぷり。

そこにうどんを入れ、追加でスープやジンギスカンのたれを入れます。うどんがたっぷりと旨みスープを吸ったらしめの完成!

焦げないように弱火で調理してくださいね。もちろんホットプレートやフライパンでも同じようにしめのうどんを作れます。

水分が足りない時はスープや水とタレを入れて焦げないようにしてください。

まとめ

「マトンとラムの違いとジンギスカンの美味しい食べ方」などについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • マトンは生後1年以上の羊肉、しっかりとした食感で、肉の旨みや味の深みがあり、噛めば噛むほど旨みが出てくるお肉
  • ラムは生後1年未満のお肉でフレッシュでやわらかく食べやすいお肉
  • ジンギスカンは野菜と羊肉の火の通り方に気をつけて、しめはうどんが定番

ジンギスカンは暑い日はビールと、寒い日はしめのうどんで暖かく、1年中楽しめますね。

ジンギスカンの美味しさを存分に堪能できるマトンと、臭みも少なくやわらかで女性やお子さんにも食べやすいラム。どちらも食べてみて好みを見つけてくださいね。