秋の味覚の代表的な食材といえば「かぼちゃ」ですよね!かぼちゃは甘くとろけるような味わいを持ち、煮物や天ぷら、スープなどの幅広い使い方の出来る野菜です。料理以外にもスイーツなどに使われるほど人気の高い野菜ですよね。
そんなかぼちゃですが食べ過ぎると下痢や腹痛になる可能性があるということをご存知ですか?
今回の記事ではカボチャを食べ過ぎると一体どのようになってしまうのか、かぼちゃの一日の摂取量はどのくらいなのかについて解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
かぼちゃってどんな食材?
かぼちゃの食べ過ぎの影響を知る前に、かぼちゃとはどんな食材なのかについて少しおさらいしましょう。日本のほとんどがこのかぼちゃと言われるほどシェアを占めているのが「えびすかぼちゃ」です。かぼちゃには西洋かぼちゃの他に日本かぼちゃ・ペポかぼちゃの3つの種類があります。
「かぼちゃ」という名前は「Cambodia(カンボジア)」に由来しています。かつてポルトガル人がカンボジアのの産物として伝来させたことで「カンボジア」から「カボチャ」に変化しました。
かぼちゃの品種まとめ
スポンサードリンク
かぼちゃの栄養とは?
かぼちゃは「冬至に食べると病気にならない」と言われるように、とても栄養価の高い野菜です。βカロチン(ビタミンA)が豊富なほか、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・カルシウム・鉄・カリウムなどをバランスよく含んでいる野菜です。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性といった不調の改善効果があります。
スポンサードリンク
かぼちゃの食べ過ぎは下痢になる?
ここまでかぼちゃの栄養成分について解説してきて、緑黄色野菜のかぼちゃはベータカロテンが豊富なとても良い食品であることが分かっていただけだと思います。ですがそんなかぼちゃも、食べ過ぎてしまうと下痢や腹痛になることがあるのです。次はその原因を解説していきます。
消化不良になる
かぼちゃの1日の摂取目安量は「約50g」とされています。かぼちゃはどっしりとしているので、少し食べただけでもボリューム感を感じます。この目安量を超えて食べ過ぎると、胃腸が消化不良を起こし、下痢や腹痛となることがあります。特に元々お腹が弱い方や、体調不良の方は要注意です。
食物繊維が腸を刺激してしまう
かぼちゃに含まれる栄養素には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類の食物繊維があります。どちらも適量であれば腸内環境を良くする栄養成分ですが、これが刺激となって下痢を起こすことがあります。
一方で不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸を刺激することで排便を促進する効果があります。しかし、もともと便秘状態で腸の動きが低下している人が不溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、大きくかさが増した便をうまく排出できず、便秘がひどくなってしまうことがあります。
スポンサードリンク
お腹を壊しているときはかぼちゃは控えよう
かぼちゃを食べ過ぎなくても、お腹が痛いときや下痢をしているときはかぼちゃを食べるのは控えた方が良いとされています。これは先ほど説明した通り、かぼちゃには食物繊維が豊富なので、胃腸を過度に刺激してしまう可能性があります。
ペースト状のかぼちゃやスープなどの食べやすい状態に加工されていても、食物繊維が失われませんので注意しましょう。
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?食物繊維はどれだけ摂取してもお腹に良いわけではないというのはびっくりだったのではないでしょうか。どんなに栄養を持つ食品でも食べすぎてしまうと体に悪影響を及ぼす可能性があることを覚えておきましょう。
この記事をまとめると
- かぼちゃは栄養価が高い緑黄色野菜
- かぼちゃは胃腸を刺激しやすい食品である
- お腹を壊している人はかぼちゃは控えよう
- スープになっているカボチャやマッシュされている物でも胃腸を刺激してしまう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク