皆さんはかぼすはお好きですか?かぼすといえば爽やかな柑橘系の果実で、脂っこいものと一緒に食べたり、果汁を使ったドリンクなどに含まれているイメージがありますよね。地域によってはかぼすは見たことがない人もいるかもしれません。
今回の記事ではかぼすの保存方法や賞味期限、かぼすが痛むとどのような状態になるのかについて解説していきます。
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目次
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カボスってどんな食材?
かぼすの原産地はヒマラヤ地方とされ、柚子の枝変わりとして生まれたと言われています。かぼすと良くにた「すだち」は日本が原産ですが、かぼすは外国産なのです。日本には江戸時代初期に中国から伝来し、医療用として用いられていました。
かぼすにはビタミンCがあり、クエン酸やグリコール酸・リンゴ酸など酸味ある成分も豊富に含んでいます。果肉を食べることは少なく、爽やかで酸っぱい果汁が料理に用いられます。
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かぼすの栄養について
皆さんのご想像の通り、かぼすにはビタミンCや、クエン酸などの酸味成分が豊富に含まれています。その他にもグリコール酸・リンゴ酸などの酸味成分も豊富に含んでいます。果肉を食べることは少なく、爽やかで酸っぱい果汁が料理に用いられます。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
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かぼすの保存期間の目安
ここまではかぼすとはどのような食品なのかについて解説してきました。では次はかぼすの保存期間について解説していきます。保存方法別の保存期間を簡単に以下にまとめてみました。
<かぼすの保存期間の目安(カボスを丸ごと保存する場合)>
常温保存:約2週間
冷蔵保存:約1ヶ月
冷凍保存:約3ヶ月
かぼすの常温保存
かぼすは常温保存で約2週間日持ちします。保存の際は乾燥から守るために紙に包むと良いでしょう。特に冬場は乾燥しやすいので、むき出しで置いておくと乾いて萎んでしまうので注意が必要です。
かぼすの冷蔵保存
かぼすは冷蔵保存で約1ヶ月日持ちします。冷蔵する場合も紙に包み、更に密閉袋に入れるとより長持ちします。使いかけのかぼすは断面にぴったりラップをかけ、2〜3日で使いきりましょう。
かぼすの冷凍保存
かぼすは丸ごと冷凍することで約3ヶ月日持ちします。この場合もラップ+密閉袋の方法で冷凍しましょう。使う時は自然解凍で時間をかけて解凍します。
腐るとどうなる?
腐ってしまったかぼすには、このような状態が現れます。
- 変色:皮の表面が白く変色している
- 感触❶:果肉がどろどろ溶けている
- 感触❷:皮や果肉がぶよぶよ柔らかい
- 臭い:腐敗臭がする
- 見た目:汁気が出て水っぽい
かぼすの皮は濃い緑色をしていますが、傷み始めると 皮の表面が白く変色 していきます。そして皮や果肉を触ると ぶよぶよと柔らかい感触 なり、更に腐敗が進むと 果肉がどろど溶ける こともあります。
また、 汁気が出て水っぽくなったり、腐敗臭がする ようになります。残念ですが腐ったかぼすは食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
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果汁を凍らせて保存することもできる!
カボスの果汁を絞って凍らせることもできます。かぼすを丸ごと冷凍保存するのも良いのですが、どうせ絞って使うなら先に絞ってから凍らせた方が便利です。絞った果汁は製氷機に入れて凍らせて、小さなかぼす氷を作ると使いやすくてとても便利ですよ。
夏場は冷たいジュースに入れて、かぼすの氷が溶けていくごとに爽やかなかぼすの酸味を感じて楽しんだり、秋冬の寒い時期はかぼす氷一個を、お湯で溶かし蜂蜜を入れればホットカボスになります。
かぼす氷にすると、冷凍庫で一年ほど保存することができます。果汁を凍らせる方法は意外と使い道があってとても便利なんですよ!
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かぼすの皮だけ凍らせるのもOK
もしカボスの果汁を絞ったならその皮も捨てずに凍らせておくことをお勧めします。かぼすの皮はとてもフレッシュな香りを保つため、料理の調味料として入れるととても爽やかな料理になります。
かぼすの皮の白い部分は苦味が強いので切り落とし、緑色の部分だけ凍らせるようにしましょう。削ぎ取った皮はラップで隙間なく積んで冷凍庫に入れれば1年ほど日持ちさせることができます。
カボスの皮はガンを抑制する!?
かぼすの皮は体によい効果をたくさん持つということをご存知ですか?かぼすの皮にはナリンジンと呼ばれる成分が豊富に含まれており、このナリンジンは癌を抑制する作用が非常に高いのです。
かぼすの生産量が日本一の大分県では、大腸癌による死亡率が日本一低いことがわかっており、これはかぼすを日常的に使うことでナリンジンを摂取で来ているからということが理由として挙げられています。お味噌汁やお刺身と一緒に食べたり、炒め物などにもかぼすの皮を使うことができますので、かぼすの皮は捨てないで冷凍して調味料として使用してみてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?かぼすは地域によってはなかなか手に入りにくい果物かもしれませんが、手に入った際は適切な方法で保存することができれば長い間美味しく楽しむことができます。
この記事をまとめると
- カボスは丸ごと保存できるだけでなく果汁だけで保存したり皮だけで保存することもできる
- 常温保存で2週間、冷蔵保存で1ヶ月、冷凍保存で3ヶ月保存することができる
- かぼすの皮には癌を抑制するナリンジンと呼ばれる成分が豊富に含まれる
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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