あごだしの由来を解説!名前の由来や発祥は?あごだしの歴史やレシピも紹介!

九州地方で発祥し、今や全国で愛される日本料理のだし「あごだし」。SNSやテレビでもよく聞く名前ですが、みなさんはあごだしの「あご」とは何の事かご存知ですか?どのような料理と相性が良いかご存知ですか?こう聞かれると、意外と詳しいことはご存知ない方が大半ではないでしょうか。今回は、

  • そんなあごだしの正体や歴史
  • とっておきのあごだしレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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あごだしの由来

あごだしは元々、九州地方で誕生しただしでした。今やインターネットやテレビなどで情報が拡散される時代。あごだしも全国に広まって、日本料理の人気者になりました。

あごの正体は飛魚

あごだしの原料はなんと、飛魚(とびうお)を乾燥させたもの。発祥地の九州では、飛魚の事を「あご」と呼ぶ為そう名付けられました。

水面を飛んで動く、運動量の多い生体である飛魚の身は、低脂肪で高タンパク。また飛魚には、ビタミン、ミネラルなどの栄養素もたっぷり詰まっているのです。これが、あごだしはダイエットにも良いと言われる理由ですね。

栄養面だけで無く、もちろん旨味成分もぎっしり。飛魚に含まれる、 アミノ酸の1種であるグルタミン酸と核酸系の1種であるイノシン酸が組み合わさると、旨味の相乗効果が得られる そう。また魚の中でも特に臭みが少ないので、すっきりしつつも旨味が詰まり、上質で優しい味になるのです。

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なぜ飛魚があごと呼ばれる?

飛魚が「あご」と呼ばれる理由には諸説あります。「顎が落ちるほど美味しいから」や、「飛魚を正面から見ると顎が出ているから」や、「硬いので食べる時によく顎を使うから」などなど…。細かな地域ごとに色々な言い伝えがあるのでしょうか。

あごだしの歴史

続いては、あごだしの歴史です。なんとあごだしの誕生は江戸時代。健康志向の今でこそよく聞くようになったあごだし、そんなに長い歴史があったとは驚きです。

発祥の地域は?

発祥の地は九州、長崎が有名です。原材料の飛魚は、長崎を中心に北九州で多く獲れる魚なので、そこから広まったのでしょう。焼き飛魚は、江戸時代から食べられていたと言われています。煮物や味噌汁が一般家庭の料理として親しまれたこの時代に、飛魚の旨みを生かしたあごだしが誕生しました。

昔はどのように扱われていた?

発祥当時は、それまで戦時食用だった味噌汁が家庭料理として主流になり、初の料理本が出るなど、一般的に料理を楽しみはじめた時代。煮物や汁物にはよく使われていました。また博多の方では、お雑煮に欠かせないだしとして愛され、今も親しまれています。

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あごだしと相性の良いレシピ

あごだしについて、一体どんなものなのかお分かりになりましたか?歴史あるあごだしが長く愛され続け、さらに現代にも広まっている理由はやはり、料理を引き立てる美味しさ。ではどんな料理に使えばその旨味が生かされるのか、いまからとっておきのレシピをご紹介します。

冷麦

【材料】2人分

  • 冷麦 1束
  • あごだし 大さじ2
  • 水 200ml
  • 大葉 1枚
  • ごま ひとつまみ
  • 生姜 お好みで

【作り方】

  1. あごだしと水は火にかけて混ぜ、冷やしておきます。
  2. 表示通りに冷麦を茹で、ざるに上げて、流水と氷で冷やします。
  3. 器に①と③を入れ、細かく切った大葉、ごま、お好みで生姜をトッピングしたら出来上がり!

まずはシンプルに冷麦。あごだしの美味しさをどストレートに楽しめます。暑くて食欲がない日にも、すっきり食べられてお勧めです。

あごだし鍋

【材料】2人分

  • 鶏肉 100g
  • 豆腐 150g
  • 白菜 3〜4枚
  • 長ネギ 1/2本
  • にんじん 1/4本
  • しめじ 1/2房
  • 油揚げ 1枚
  • 水 400ml
  • 醤油 大さじ1.5
  • みりん 小さじ2
  • あごだし 大さじ1
  • 塩 少々

【作り方】

  1. 材料は全て一口大に、食べやすい大きさに切っておきます。
  2. 鍋に◯の材料を全て入れ、煮立ったら鶏肉を入れます。
  3. 鶏肉に火が通ったら、他の材料も全て入れ、火が通るまで煮たら出来上がり!

冬の定番鍋料理。ほぼ入れて待つだけの簡単レシピですが、あごだしの旨味が心身を暖めてくれます。ありあわせの野菜をぶっこむもよし!家族の団欒時にもお勧めです。

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スープカレー

【材料】2〜3人分

  • 豚肉 100g
  • じゃがいも 1個
  • ねぎ 1/2本
  • 油揚げ 1枚
  • 油 小さじ1
  • カレールウ 40g
  • あごだし 大さじ2
  • 水 400ml

【作り方】

  1. 油揚げは半分に切って1cm幅に、その他の材料も食べやすいように1口大に切っておきます。
  2. 油を熱したフライパンで、①を炒めます。
  3. 全体に油が回ったら、水とあごだしを加え、5〜10分煮ます。
  4. じゃがいもにスッと箸が通るぐらいに煮えたら、カレールウを加えてとかします。全体にルウが絡んだら出来上がり!

ついマンネリ化しがちなカレーが、あごだしで和風カレーに。ご飯にかけるのはもちろん、カレーうどんなどにしてもよく合います。フライパン一つで簡単にできてしまう人気メニュー。ぜひお試しください。

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まとめ

この記事をまとめると

  • あごだしの正体、飛魚は、旨み成分や栄養満点でダイエット効果も!
  • 長く愛され続けるあごだしの発祥は北九州!
  • 鍋も煮物も汁物も麺類も…万能で頼もしい!あごだしは、優しい味わいでみんなの味方!

ぜひこれを機に、あごだしの優しい和風味を食卓に取り入れましょう。

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