皆さんはパエリアを作ったことはありますか?パエリアはスペイン料理の代表的なひとつで日本でもたくさんの場所で食べることができます。しかもパエリアは材料さえあれば作ることができるので、わざわざ外食しに行かなくても自宅でパエリアが楽しめます。
パエリアは色とりどりな見栄えの良い料理なので、テーブルに乗っているだけで食卓を明るくしてくれる効果もあります。ですが実はパエリアは結構作るのが難しい料理でもあり、パエリア作りに失敗した方で多いのはパエリアが「べちゃべちゃ」になってしまった、ということです。
今回の記事では手作りのパエリアがべちゃべちゃになってしまう原因や、美味しく作る方法について紹介していきたいと思います。
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目次
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パエリアってそもそもどうやって作るの?
パエリアを作ったことがない方にとっては、どうしてべちゃべちゃになるの?と思うかもしれませんので、まずは一般的なパエリア作りの手順について紹介していきたいと思います。パエリアは普通パエリアパンというパエリア専用のフライパンで作りますが、家にあるフライパンでも問題なく作ることができます。
<パエリアの作り方>
- ①米を洗って水けをきっておく
- ②ニンニクと玉ねぎをみじん切りにしてオリーブオイルで炒めておく
- ③そこに鶏肉と魚介類を入れて炒める
- ④このタイミングでお米を投入してしっかり炒める
- ⑤皮を剥いて粗く切ったトマト、チキンスープストック、白ワイン、水を入れて材料がしっかり混ぜるようにこまめに混ぜ合わせる
- ⑥蓋をして弱火で蒸し焼きにする
- ⑦水気がある程度飛んだら、蓋を取り焦げ目がつくまで炒める
- ⑧完成
レシピや食材によってこの手順は変わるのですが、一般的にパエリアを作る流れというのはこのようになっています。
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パエリアは水加減が難しい
先ほどのパエリア作りの手順の中で、トマトやスープストック、白ワイン、水を入れてから蒸し焼きにして水を飛ばす工程があるのですが、この時に水分の量が多すぎると水分がうまく蒸発せずに出来上がりがべちゃべちゃになってしまうのです。
逆に水分の量が足りない場合はカリカリのパエリアになってしまうこともあります。お米を使いますのでやはり水分の調節の加減が非常に難しいところですね。さらに使う具材によっても水分を多く含む食材を使う場合は、水分量をあらかじめ少なく設定しておくなどの調節が必要になります。ここがパエリア作りの一番難しいところでしょう。
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べちゃべちゃにならないようにするポイントは生米の炒め方!
ではパエリア作りの難しさが分かったところで、べちゃべちゃになりにくくするポイントについて紹介していきます。
生米を炒める時が一番重要!
パエリアは生米を炒める料理です。あまり料理の中でも生米をそのまま炒める料理というのはあまり多くありませんよね。ですので生米を炒める経験が少ない人は、生米をしっかり炒めずに次の工程に移ってしまうので、それがべちゃべちゃになってしまう原因になっているかもしれません。
生米を炒める時は時間をかけてゆっくりと
パエリアを作る工程でオリーブオイルや鶏肉、魚介類の味を吸ったソースの中で生米を炒める工程があります。この際に油と生米がしっかり混ぜるように炒めてください。
こうすることでお米の表面が油でコーティングされて、お米のでんぷん質が溶け出しドロッとしてしまうのを防ぐことができるようになります。でんぷん質が溶けるのを予防できるだけでなく、生米の周りを油がしっかりコーティングしてくれることで、べちゃべちゃになるほど余分な水分を吸収しづらくなるというメリットもあります。
蒸し焼きの時間に少し蓋を取るようにする
お米をしっかり油でコーティングできたら、次はトマトや白ワイン、水などを入れて蒸し焼きにするのですが、ここでもひとつポイントがあります。それは水分を加えて蒸し焼きにする時に、蓋をしないで3~4分くらい水分を飛ばしてから蒸し焼きにするようにしてください。
こうすることでお米が水分を吸収する前に余分な水分を飛ばすことができます。逆にパサパサになるのが強い場合は、蒸し焼きにしてる間に様子を見ながら水分を足していくと良いでしょう。
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それでもパエリア料理番難しい!
ここまでパエリア料理のコツについて紹介してきましたが、やはりコツを押さえても失敗してしまうことがあります。それくらいパエリアというのは難易度の高い料理なのです。
べちゃべちゃになったらリゾットにしよう!
作ってて水分を飛ばすことに失敗してしまい、パエリアがべちゃべちゃになってしまった場合は、捨てないで「リゾット」にしちゃいましょう!
パエリアの具材はとても味がしっかりしているので、リゾットにしても本当に美味しいんです!べちゃべちゃになってしまったパエリアにとろけるチーズやパルメザンチーズ、ブラックペッパーを入れて味を調えるだけで簡単で美味しいチーズリゾットが完成します。どっちに転んでもOK!というような気分で調理をすれば案外成功するかもしれません!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?レストランなどで出てくるパエリアは、実はプロのシェフが相当気を使って作っているということが分かったのではないでしょうか?上手くいけば家でもパエリアを作ることができますし、できなくても美味しいチーズリゾットが待っていると考えたら、楽しく料理することができそうですね!是非怖がらずにパエリア料理にチャレンジしてみてください!
この記事をまとめると
- パエリアは意外と難易度の高い料理である!
- 特に水分量を調節するのが難しい
- 生米を炒めるときはゆっくりしっかり絡ませていた炒めよう
- 蒸し焼きにする時に始め3~4分ほど蓋を取っておくと余分な水分が抜ける
- 失敗してしまったらチーズリゾットにすると美味しい!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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