貴重な松茸を手に入れたものの、食べきれないことや、高級なきのこなのでもったいなくて残しておきたいと思うことってありますよね。冷蔵保存だとすぐに傷んでしまうため、そういった場合は冷凍保存がおすすめです!長くて3か月程度は鮮度を保てますよ!今回はそんな「松茸の保存方法」について以下の内容に沿ってご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
- 冷凍保存の保存期間
- 正しい保存方法
- プロ推奨の松茸の焼き方について
- 松茸の簡単おいしいレシピ
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目次
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松茸とはどんな食べ物?
学名 | Tricholoma matsutake |
分類 | シメジ科キシメジ属 |
英語名 | matsutake mushroom |
おいしい時期 | 10月〜11月 |
松茸は奈良時代の書物「万葉集」や「日本書紀」、平安時代の「古今和歌集」にも松茸と思われるきのこが書かれており、その時代から好まれて食べられていたと言われています。広く普及したのは江戸時代です。
日本では高級きのことして扱われますが、海外ではあまり食べられていません。松茸特有の香りは「マツタケオール」や「ケイ皮酸メチル」という成分によるものです。
この香り、食欲増進効果や気持ちを落ち着かせる効果があるのです。これらの効果も松茸が好まれる原因の一つなのでしょう。
毒性はない?
松茸そのものに毒性はありません。しかし、松茸の成分には、「ヒスチジン」と「フェニルアラニン」というものがあります。必須アミノ酸であるこの2つの成分が腐敗することによって、「ヒスタミン」や「フエニルエチルアミン」という成分に変化し、食中毒の原因になる毒素となりえますので要注意です!
国産と中国産の違いは?
天然もののため、味も香りも抜群に良いです。状態が良いものだと1本数万円もします。値段が高すぎるものでなくても、国産であればおいしく食べられます。
国産松茸は人工栽培が確立されていないため、市場に出回る松茸の数は変動しやすいため、相場は年によってバラつきがあります。また、規格によっても値段が変わります。松茸の規格とは、カサの開き具合のことで、規格によって、香りや味わいが違います。
松茸が高級食材である理由について、下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
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松茸を冷凍保存して一年持つ?
松茸を冷凍してしまうと、香りや風味が損なわれてしまうかもしれないと思ってなかなか冷凍するのって気が引けてしまいますよね。でも大丈夫です。冷凍しても香りや風味をキープできます。
冷凍なら最長3か月
- 根元の石突を切り軽く洗ってキッチンペーパーで水気を切る
- 乾いたペーパータオルで包み、1本、1本ラップ包む
- 冷凍保存
約3ヶ月程度冷凍保存可能になります。松茸は解凍するとドリップがでてしまうので、半解凍で使用するのがベストです。冷凍をすると、水分がなくなるため触感などが落ちます。素材そのものを楽しめる焼き松茸には向かなくなり、鍋物やお吸い物など調理をしっかり行うものがおすすめです。
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松茸の正しい保存方法は?
では松茸をおいしく保存するためにはどのような保存方法があるのか紹介していきます。
常温保存
常温保存する場合は、風通しがよい場所に保存するようにしましょう。温度が低い場所で高温多湿の場所は悪くなりやすいため、避けてください。常温保存の場合もペーパータオルや新聞紙などで包んで保存すると良いです。
保存期間は2日程度です。食べるタイミングが先になるようであれば、冷蔵保存や冷凍保存をしてください。
冷蔵保存
冷蔵保存の場合はそのまま保存するのではなく、下処理を行いましょう。
- 根元の石突を切る
- サッと水で洗ってペーパータオルで拭く
- 乾いたペーパータオルで包み保存容器に入れる
- 冷蔵庫で保存
4日程度保存可能です。 松茸の表面には雑菌が付いており、洗わずに保存すると雑菌が繁殖してしまい食中毒を引き起こす可能性があるので、多少風味が落ちてしまったとしても表面は洗うようにしましょう。
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プロが推奨する松茸の焼き方
自宅で松茸の香りと絶妙な食感を楽しむなら『焼きたて』が必須となるようです。
【準備するもの】
- 松茸
- アルミホイル
- オーブントースター
<手順>
- ボウルに水をはり、松茸に水を少しずつかけながら泥や汚れをこすり落とす
- 松茸の根元をそぎ落とす
- かさに切れ目を入れ、半分に裂く
- 松茸のかさに、さらに切れ目を入れる
- 半分に裂いた松茸のかさに、さらに切り込みを入れる。
- 塩を振り、水分が出てくるまで少し待つ
- オーブントースターにアルミホイルを敷いて焼く
- 水分がたまってきたら焼き上がり
冷凍松茸のレシピ・美味しい食べ方
冷凍保存した松茸やおいしく食べるためのレシピをご紹介します。
松茸のホイル焼き
- 松茸の石づきは、包丁でそぐように切る
- 軸と笠は、湿らしたペーパータオルで拭いて、ごみなどを取り除く
- 軸に切り込みを入れて、手で裂く。
- アルミホイルにしめじを下に、上に松茸を乗せて酒小さじ1を振りかけ、塩を少量振る。
- アルミホイルの口を閉じて、グリルで約4分焼く。
- スダチを添えて、完成です
香りが強くない輸入ものの松茸でも、ホイル焼きにすることで香りが十分に楽しめますよ!
天ぷら
画像引用:楽天レシピ
- 松茸はキッチンペーパーで汚れを取り除き好みの大きさにカットします
- 汚れが気になる場合はサッと水洗いし、よく水気を拭き取ります。
- 衣をつけて熱した揚げ油で揚げます。
- すだちを添えて完成
味付けはすだちや岩塩を少量かけて食べると風味が増すため、とてもおいしく食べられますよ!
お吸い物
お吸い物であれば冷凍松茸を使用しても、おいしく食べられます!鍋に、出汁を作り、水、塩、市販のつゆ、酒をお好みの味に調え、スライスした松茸と焼いたネギを入れて完成です。冷凍する際にスライスしておくとそのまま使用できるので便利ですよ!
まとめ
この記事をまとめると
- 長期保存は冷凍保存がおすすめ
- 冷凍保存の松茸はそのまま焼くのは向かない
- 松茸焼きはオーブントースターが1番良い
- すだちや岩塩は松茸の風味を増加させる
いかがだったでしょうか。松茸は鮮度が命と言われており、通常は手に入ったら当日かまたは翌日までに食べることが一番のおすすめなのですが、調理する時間がない場合などは、冷凍保存をすれば約3か月は持ちます。
焼き松茸など、風味を感じられる調理方法は冷凍だと向きませんが、松茸ごはんやお吸い物、お鍋、土瓶蒸しなどはおいしく食べられますので、冷凍しても大丈夫ですよ!そのまま腐らせてしまうのはもったいなので、保存方法を上手に活用しましょう!
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