松茸は生食できる?毒がある?マッシュルーム・しめじ等きのこ別に解説 |

秋の味覚といえば「松茸」の印象が強いと思います。高級な食材のため、あまり口にする機会がないかもしれません。しかし、今は輸入物で安く手に入るものを多くあり、食卓に並ぶことも増えてきました。あまり食べたことがないからこそ気を付けなければならないことがあります。

松茸は生食ができない食材であり、生食してしまうと体調を崩す場合がありますので要注意です！今回はそんな秋の味覚である「松茸」について以下の内容に沿ってご紹介していきます。

松茸は生で食べてもいいの？
松茸の食中毒症状について
マッシュルームは生食OK？
キノコは火を通して食べると安全

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1 松茸は生食できる?
- 1.1 松茸の毒性は?
- 1.2 松茸の中毒症状とは
2 マッシュルームは生食できる?
3 しめじは生食できる?
- 3.1 食あたりの症状
- 3.2 しめじが食あたりするまでに起こる時間は?
4 まとめ

松茸は生食できる?

結論、NGです。ほとんどのキノコはアレルゲンが含まれている食材のため、生食ができませんので注意しましょう。お腹を壊さないために加熱処理が推奨されています。

松茸の毒性は?

松茸自体に弱毒のため、少量であれば害はありません。しかし、多量に食べると吐き気の症状が出るとされており、食べすぎはNGです。また、古くなった松茸を食べると、激しい嘔吐、むかつきや下痢などの食中毒の症状が出ます。腐ったものは食べないようにしましょう。

松茸の中毒症状とは

マツタケの成分には、アミノ酸である「ヒスチジン」と「フェニルアラニン」という成分が含まれています。松茸が古くなると、この2つのアミノ酸が腐敗し、ヒスタミンやフエニルエチルアミンという成分に変化し、食中毒の原因になる毒になります。

その状態の松茸を食べると激しい嘔吐を引き起こします。松茸は腐敗すると成分が変化するため、火を通しても食べられませんので注意しましょう。

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マッシュルームは生食できる?

食用きのこは、加熱調理が必須となっていますが、その中で唯一マッシュルームは生食が可能です。保存状態によりますが、収穫後、3～4日位は大丈夫です。適正な保存方法で保存し、生食する場合は早めに食べるようにしましょう。

マッシュルームは洗うべき?

結論、洗わなくてOKです。マッシュルームは洗ってしまうと風味が逃げやすいため、水洗いはしない方が良いです。

マッシュルームの下ごしらえ

石づきを取る：黒い土のようなものがついた石づきがあれば、包丁でカットする
汚れを取る：マッシュルームの裏側、カサの部分に気になる汚れがある場合は、濡らしたペーパータオルで汚れを取りのぞく

マッシュルームの発がん性

マッシュルームに含まれる「アガリチン」という成分には発がん性があることが知られており、加熱することで減衰することがわかっています。生のまま食べると消化にもよくないため、生で多量に摂取することはしないようにしましょう。

海外では生で食べられることが多いですが、日本では、火を通す調理に多少使用されることはありますが、生食することに関してはあまり馴染みがありません。近年では国産のマッシュルームの生産量が増えてきており、スーパーでもよく置かれるようになっています。

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しめじは生食できる?

しめじは生食NGです。その理由は以下の理由があげられています。

食中毒を発症するリスクが高い
アレルギー症状が出る場合がある
しめじが持つタンパク質を分解する酵素が、有害な毒性となる

アレルギー症状が出る人は、しめじに触れただけでも症状があらわれることがあるので、注意が必要です。

食あたりの症状

しめじを生で食べると、下痢・嘔吐・腹痛などの中毒症状が出ます。しめじに含まれる微量の青酸化合物の影響です。この青酸化合物は加熱することで消滅しますが、生のまま食べてしまうと中毒症状を引き起こす原因となります。

しめじが食あたりするまでに起こる時間は?

食用であってもキノコを生食してはいけません。キノコを生で食べて起こす中毒があります。生で食べてしまいアレルギー症状を起こす人が増えているようです。食後、1時間後からおそくとも4時間以内には症状が出ます。症状が出た場合は、経過時間が過ぎると容体が大きく変わる可能性のありますので、自己判断で、薬などで応急処置をするのではなく、必ず医療機関を受診するようにしましょう。

全身のじんましんや、むくみが一番多い症状ですが、咳・喘息発作、嘔吐・腹痛・下痢などが見られることもあります。原則としてキノコはすべて加熱する食品です。ヨーロッパではサラダにする習慣があるようですが、このため食中毒になることが多いそうです。