皆さんは味付け海苔は好きですか?私も味がついた海苔が大好きで、朝食の時はご飯のおかずに一枚は絶対食べます。それぐらい味付け海苔が大好きなのですが、海苔は食べ過ぎると体に悪い影響を与えるという情報を聞いたので少し不安になりました。
そこで今回は海苔が体に与える影響はどのようなものか、海苔の栄養成分はどのようなものがあるのかを調べてみたので紹介していきたいと思います。
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目次
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病みつきになるおいしさの味付け海苔
海苔に様々な味が付いた味付け海苔は一度食べたら止まらなくなってしまうほど病みつきになりますよね。塩味以外にも今は「バター味、明太味、ゆかり味、唐辛子味、韓国海苔風味」など様々な種類が発売されています。
そんな味付け海苔ですが、実は食べ過ぎるといろいろな問題を引き起こす可能性があるんです。まずは海苔の特徴的な栄養素から見ていきましょう。
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海苔の特徴的な栄養素
海苔は「海の野菜」と言われている程、栄養価が高い食品です。
タンパク質が豊富
海苔の40%はタンパク質と言われています。植物性のタンパク質と言えば大豆を思いつく方が多いと思いますが、大豆よりも多く含まれているんです。海苔のタンパク質は必須アミノ酸を含んだ良質なタンパク質なので、積極的に摂りたい栄養素ですね。ちなみにより一枚で牛乳100mlと同じタンパク質の量が入っていると言います。
必須アミノ酸をバランスよく含んでいるたんぱく質を「良質たんぱく質」といいます。決まった食物ばかりを摂っていると、 体内のアミノ酸バランスが偏ってしまいます。バランスよく摂取するように心がけたいですね。 必須アミノ酸はイソロイシン、ロイシン、メチオニン、トリプトファン、リジン、バリン、ヒスチジン、スレオニン、フェニルアラニンの9種類で、非必須アミノ酸はアスパラギン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、グリシン、グルタミン、グルタミン酸、システイン、チロシン、セリン、プロリンです。※引用:日本理化学薬品株式会社、グリコホームページより
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食物繊維が豊富
海苔にはタンパク質だけではなく食物繊維も豊富に含まれています。100gあたりに36gもの食物繊維が含まれているので、かなり多いと言えるでしょう。
海苔の主な食物繊維は「ポリフィラン」と呼ばれる水溶性の食物繊維です。海苔に含まれているポルフィランは海苔特有の成分であり、わかめや昆布などには含まれていません。ただしこのポルフィランは消化しづらい成分でもあるといわれています。
ミネラルが豊富
海苔にはミネラルも非常にバランスよく含まれています。主にカルシウムや鉄、マグネシウム、ヨウ素が多いと言われています。
しかしこのわずかなミネラルは、骨や筋肉の元となったり、体の調子を整えたりといった重要な役割を果たしています。ミネラルは体内で作ることができないため食事などから摂取する必要があるとされており、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミンと並んで五大栄養素の一つにも数えられています。 ミネラルは不足すると欠乏症などの問題が生じますが、一方で過剰に摂取することによっても問題が起こると言われています。「必須ミネラル」:ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素※引用:トリムミズラボ
葉酸が豊富
海苔には葉酸と呼ばれる成分も豊富に含まれています。一般的に葉酸が多いと言われているほうれん草よりも多く含まれているので、積極的に葉酸を取りたい妊娠中の方などにお勧めです。
ほかにも葉酸はアミノ酸、核酸の生成に関わる栄養素です。妊娠初期に葉酸の摂取量が不足すると、胎児の先天異常の発症リスクが高まることがわかっているため、妊娠の可能性がある女性は積極的に摂取することが推奨されています。 葉酸を多く含む食べ物は、野菜ではえだまめ、モロヘイヤ、ほうれんそう、肉は鶏レバー、海藻では焼き海苔、豆類ではきなこ、乾燥大豆、納豆などが特に葉酸を多く含む食べ物です。
うまみ成分が豊富
海苔にはグルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸という三大旨味成分がすべて含まれていると言います。もしかしたら味付け海苔を食べて止まらなくなってしまう理由の一つに、旨味成分がバランスよく含まれているからかもしれません。このような三大旨味成分がすべて含まれている食品は天然食品では、海苔以外にないと言われています。
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海苔を食べ過ぎると起きる症状
ではここから海苔を食べ過ぎるとどのような体に影響を及ぼすのかについて紹介していきたいと思います。
甲状腺の病気
海苔に含まれるヨウ素は摂取しすぎると甲状腺機能の低下を引き起こします。 海苔一枚にはそれほど多くの要素は含まれていないので食べ過ぎなければ問題ないのですが、味付け海苔のように一度に何枚も食べたくなってしまう物の場合は注意が必要です。
甲状腺は私たちの首にある喉仏のすぐ下に位置している臓器のことです。この小さい臓器は私たちの体の新陳代謝を調整する重要な役割を担っています。この甲状腺がうまく働かなくなると、エネルギーの代謝がうまくいかなくなった、過剰になってしまい体中の臓器がうまく動かなくなってしまう可能性があるのです。
食物繊維が引き起こす症状
以前テレビで一度紹介されたのですが、味付け海苔を1度に何枚も食べた女性がその後に吐き気や腹痛を引き起こしたと言う事件がありました。これは海苔に含まれる消化しづらい食物繊維が、私たちの胃や腸の中で溜まってしまうと引き起こされます。
通常は水溶性の食物繊維を食べると腸内環境を改善してくれ、腹痛や便秘を和らげてくれるのですが食べ過ぎてしまうと真逆の効果を引き起こしてしまうのです。食物繊維は体によいといっても食べ過ぎには気をつけた方が良いでしょう。
アレルギー
基本的に海苔には食物アレルギーの原因物質が含まれておりません。しかし味付け海苔となると話が変わってきます。
味付け海苔には、小麦、エビ、大豆が調味料として含まれている可能性があります。そうとは知らずに食物アレルギーを持つ人が1度に何枚もの味付け海苔を食べてしまうと、重篤なアレルギー症状を引き起こしてしまう可能性があるのです。
さらにヨード(ヨウ素)アレルギーというアレルギーもあります。ヨードアレルギーの場合は喉や口の中にかゆみが出るのが一般的ですので、そういった症状が見られたら医療機関を受診したほうが良いでしょう。
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一日の摂取量
ここまで海苔の栄養素や食べ過ぎによる危険性を紹介してきました。では1日にどれぐらいの海苔ならば健康に害がないのかについて調べてみました。
海苔の成分から考えると1日で約15枚以上の海苔を食べなければ体に影響が出ないと言われています。ただし体調が悪く「消化能力が落ちている場合」はそれより少ない海苔の枚数でも体に影響が出てしまう危険性がありますので、体調が悪いなと思った時は無理して海苔を食べない方が良いでしょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 味付け海苔はとても美味しい食品がが食べ過ぎると体に害を及ぼす可能性がある
- 一日15枚までなら食べても体に影響を与えない!
- 体調が悪い時は海苔を食べるのは控えたほうが良いかも
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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