もやしから酸っぱい匂いが!消す方法はある?腐った時の特徴や食あたりの症状解説

みなさんは買ってきたもやしから、酸っぱい臭いがした経験はありませんか?実はもやしは独特の臭いを持っている野菜であり、さらに痛みやすい野菜でもある見分けるのが少し難しいという特性をもちます。今回の記事では、もやしの気になるニオイや腐敗したもやしの特徴などを紹介していきます。

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もやしから酸っぱい匂いがするのはなぜ?

腐ってる・臭い

腐りかけ・腐っている

もやしから酸っぱい臭いがするのは、腐敗が進んでしまっている状況である事が考えられます。ですが嗅いでみるとわかりますが、もやしは新鮮な時からやや酸っぱい臭いがします。明らかに酸っぱい臭いが強いときは体に悪影響を及ぼす可能性もあるので、食べないようにしましょう。

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もやしの消費期限はどのくらい?

もやしの場合は非常に痛みやすい食品ですので「消費期限」が設定されています。もやしの消費期限は2日前後に設定されているものがほとんどです。基本的には期限内に食べるのが一番安全なのですが、もやしは安いので一気に買いすぎてしまっていつの間にか期限が切れていることが結構ありますよね。賞味期限から3日過ぎたもやしは「水分が袋につき始めて、色が変わってきたり、酸っぱい臭いがする」くらいの劣化です。新鮮なときのもやしよりも、風味や触感は落ちますが、しっかり洗ってから「加熱調理」をすれば食べることができます。

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もやしの酸っぱい匂いを消す方法はある?

水洗い

もやしの酸っぱい臭いはもやしがもともと持っているニオイです。これは水でしっかり洗い流すことでかなり抑えることができます。やしは日光を浴びて成長しているわけでなく、暗くて湿度の高い細菌が繁殖しやすい環境で育ちます。この細菌たちがもやしの成分を分解するときに酸っぱいニオイを出します。袋に入っているもやしは綺麗そうに見えて、実は細菌が繁殖してしまっているといった状況になりがちです。もやしを使うときはしっかり洗ってから使用するようにしてくださいね。

細菌が繁殖しやすい状態とは?
食中毒菌などの細菌は、「栄養」「水分」「温度」の3条件が揃うと時間とともに爆発的に繁殖するといわれています。細菌の繁殖を抑制するには、「TT管理(温度と時間)が要」といわれており、これは加熱・洗浄して調理した食品の食べる迄の時間とその温度管理が大切ということです。細菌が活動しやすい温度帯は20~40℃といわれており、少し暖かくなってきた初夏や夏場のお弁当の中などは細菌にとって最高に繁殖しやすい温度になります。お弁当の場合は保冷剤を入れて温度を下げておく、室内の場合は冷蔵庫に保管したり冷暗所に保管する工夫が必要になります。また、冷蔵庫にいれてあったとしても開け閉め回数が多かったり、温かいものをそのまま冷蔵庫に入れてしまうと冷蔵庫内の温度が上がってしまい、菌が繁殖しやすくなるケースもあります。

加熱

水洗いをしっかり行ったもやしでも、内部まで細菌が潜んでいる場合が多いです。そういった場合はまだ酸っぱい臭いがするということがあり得ます。なのでもやしは「必ず火を通してから食べる」ようにしましょう。火を通すことでニオイも消えますし、雑菌もいなくなるので安全に食べることができますよ。

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酸っぱい匂い以外の腐ったもやしの特徴

傷みが進んだもやしは以下のような変化を起こします。

  • もやしが溶け始め、袋のすみにヌルヌルがたまっている
  • 全体的に茶色く変色している
  • もやしから出た水分が茶色や白色に変わっている

腐り始めるともやしはとても速いです。購入したらすぐに料理に使う気持ちでいることが大事ですね。

腐敗と発酵の違いって?
腐敗と発酵は微生物たちの働きによって成分が分解され、別の物質を作り出す事を指す意味ですが、生み出された物質が人間に害があるのかないのかで使い方が異なります。発酵は微生物が人間に有益な物質をつくりだす働きを言い、腐敗は微生物が人間に有害な物質をつくりだす働きをいいます。

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食あたりの症状は?

下痢・腹痛

下痢・腹痛

食中毒の一般的な症状として、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢がみられます。それに発熱も伴う場合があります。

食中毒のピークは梅雨から夏にかけて
食中毒の原因には細菌やウイルスがありますが、梅雨時から9月頃までは高温多湿な状態が続き、細菌がもたらす食中毒が多く発生します。細菌による食中毒の代表格は、近年、発生件数や重症例が多いことで知られる「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O157など)」によるものです。食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。そのため、食事の準備をするときには、細菌を「つけない」「増やさない」、加熱等で「やっつける」を心がけ、食中毒を防ぎましょう。※全国保険協会HPより

腹痛・下痢

食当たりの一番メジャーな症状は、腹痛や下痢です。早めに治るように下痢止めを飲む人もいますが、食当たりの場合は下痢や腹痛を引き起こす原因の細菌を早く体外に出すことが必要になってきますので、下痢を止めてしまうと逆効果になることがあります。

吐き気・嘔吐

食当たりは吐き気や嘔吐もよく引き起こされます。吐いてしまった後や、下痢をした後は体の中の水分が減った状態になるので脱水症状に気を付けましょう。水分と電解質を素早く補給できるように、薄めのスポーツドリンクなどを用意しておくと良いですね。

食中毒かな?と思ったら
「食中毒かな」と思ったら、脱水症状を起こさないように水分補給をすること、吐き気や嘔吐がある場合は吐きやすいように横向きに寝かせることが大事。仰向けではなく横向きに寝かせるのは、吐いたものがのどに詰まるのを防ぐためです。特に、乳幼児や高齢者の場合、吐いたものが口の中にあれば、薄いビニール手袋などをしてかきだしてあげましょう。下痢が続いた場合、下痢止めの薬を飲みたくなるかもしれませんが、自己判断で市販薬を使うのはおすすめできません。食中毒の原因である細菌やウイルスが体外に出るのを邪魔し、症状を悪化させてしまうことがあるからです。同様に、市販の解熱鎮痛剤なども使わないほうがいいでしょう。ただし、下痢が1日10回も続く、血便がある、あるいは、激しい嘔吐や呼吸困難、意識障害などの重い症状がみられる場合は、医療機関を受診してください。※全日本病院協会HPより

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まとめ

この記事をまとめると

  • もやしはとても傷みやすい食品!
  • もともと酸っぱい臭いはするけれど、強さで腐敗の程度を判断しよう!
  • 食中毒かなと思ったら、自己判断で薬を飲まずに医療機関を受診しよう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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