くわいは縁起の良い野菜としてお正月に食べられる野菜ですが、みなさんご存知ですか?常温・冷蔵・冷凍それぞれの日持ちについて着目しました。今回は、
- くわいの日持ち
- くわいの栄養と効果・効能
- くわいは腐るとどうなる?
- くわいの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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くわいとは?
学名 | Sagittaria trifolia |
分類 | オモダカ科オモダカ属 |
原産地 | 中国 |
別名 | 慈姑 |
おいしい時期 | 11月〜1月 |
くわいは里芋に似た形をしています。勢いよく芽が出ることで縁起が良いとされ、お正月料理に用いられます。中国と日本でしか栽培されておらず、9月から11月頃まで収穫されます。煮物として食べる場合には強いアクがあるので下茹でする必要があります。
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くわいの栄養と効果
栄養
くわいは日常的に食べることが少ない野菜ですが、栄養価の高い食材です。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
- 銅:銅はヘモグロビンを合成する時に不可欠なミネラルです。抗酸化作用も強く、体内の老化の抑制の働きもあります。体内酵素の働きを維持し、骨の形成にも関わるミネラルです。体の代謝や血液生成に関わるため、体の不調解消効果が高いのが特徴です。
効果・効能
くわいに含まれるミネラル分は血圧の安定や貧血の改善に効果があります。細胞を若返らせるビタミンEも美容に効果を見せます。
- 高血圧予防と改善
- がん予防
- 貧血予防と改善
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くわいの日持ち
くわいの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…約1ヶ月
- 冷蔵保存…約2週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
くわいは常温でも約1ヶ月日持ちします。冷蔵庫に入れるよりも長持ちするので、室内で保存してみましょう。また、冷凍保存でも1ヶ月ほど日持ちします。
くわいは腐るとどうなる?
くわいは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったくわいの特徴・まだ食べられるくわいの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 茶色や黒に変色する
- カビが生えている
- ぶよぶよに柔らかくなる
- 中心部がスカスカになっている
くわいは傷み始めると徐々に 茶色へと変色 していきます。また、水分が抜けてぶよぶよになり 柔らかくふにゃふにゃ になります。
また、乾燥して しわしわになったり 、 ぬるぬるして水気が出ていたらNG です。
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まだ食べられるくわいの見分け方
くわいが腐っているのかどうなのか、わかりにくいくわいを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 皮が少し柔らかくなっている
❷ 萎みかかっている
❸ しぼんでいる
こんなくわいになっていたら要注意です。くわいは水分が抜けることで柔らかくなったり、萎んでいることがありますが、他に問題がなければまだ食べられる場合もあります。よく見極めてみましょう◎
また、葉が枯れていても食べるのは大きな茎の部分なので、葉のみが枯れている場合には食べることができます。購入後は葉を取ってしまった方が長期保存できますよ◎
くわいが腐る原因
くわいが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 乾燥した場所で保存している
❷ 暖かい場所で保存している
❸ 何にも包まず保存している
くわい以外の野菜でも言えることですが、暖かい場所で保存すると早くに傷んでしまいます。そして乾燥することによってくわいの水分が抜けて傷んでしまうので、何かに包まず保存したり、乾燥した場所で保存することも腐敗の原因ですよ。
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くわいの保存方法
くわいの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
常温での保存期間の目安は1ヶ月程度です。くわいをまるごと新聞紙で包んで、冷暗所で立てて保存します。適切な保存方法で保管していても、日が経つにつれてかぶのみずみずしさはなくなっていきます。
冷蔵保存
冷蔵庫での保管期間は2週間が目安です。そのまま冷蔵庫に入れる場合は、新聞紙で包みます。切り分けて保存する場合は、ラップでひとつずつ全体をぴったり包んで立てて保存します。
冷凍保存
冷凍庫での保存期間は1か月程度が目安です。冷凍するには「生のまま」か「茹でてから」の2つがありますが、後々調理する時に便利なことを考えると茹でてから冷凍した方が良いかと思いますいずれも皮を剥いてから冷凍します。
まとめ
この記事をまとめると
- くわいの日持ち日数は、常温:約1ヶ月
- 冷蔵:約2週間
- 冷凍:約1ヶ月
- くわいを保存する際は乾燥に注意!
くわいはなかなか食べる機会のない野菜ですが、縁起物なので是非旬の時期に一度食べてみてくださいね♩
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