バターは価格が高騰している乳製品ですが、冷凍保存もできることを知っていますか?未開封・開封後・冷凍それぞれの日持ちはどのくらいなのでしょうか?今回は、
- バターの日持ち
- バターの栄養と効果・効能
- バターは腐るとどうなる?
- バターの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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バターとは?
エネルギー(100gあたり) | 745kcal |
糖質量(100gあたり) | 0.2g |
バターとは、牛乳の乳脂肪分を攪拌(かくはん)して固めた乳製品です。製法の違いや、食塩添加の有無によってこちらの4種類に分類ができます。
- 製法による分類
①有塩(加塩)バター:家庭で一般的に利用されているのは加塩タイプのバターです。バターを練る工程で1.5%前後の食塩を加えて作ります。食塩を加えることで風味を良くし、保存性も高まります。
②無塩バター:生乳由来の成分だけのバターです。主に製菓用や調理用に利用されています。保存期間は有塩バターより短いです。食塩を添加しなくても、生乳由来の塩分が含まれることから、パッケージには「食塩不使用」と書かれています。 - 食塩添加による分類
③発酵バター:原料となるクリームを乳酸菌で発酵させてからつくったものです。ヨーロッパでは主流のバターですが、独特の香りがあり、日本でも人気があります。
④非発酵バター:非発酵バターは、乳酸菌による発酵をさせないクリームを原料としたものです。クセがなく、日本国内で市販されているものの多くはこのタイプです。
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バターの栄養と効果
栄養
バターにはカルシウム・ビタミンA、E、Dを多く含み、栄養満点◎なのです。骨や歯を強くするほか、ストレスケアにも効果があると言われています。
特に、ビタミンAは天然油脂中では高い含有率であり、牛乳の13倍以上が含まれます。また、バターの成分の80.0%以上は乳脂肪です。食用の油脂の中でも高い消化性が知られています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
効果・効能
バターは油分ですが、含まれているビタミン類によってこのような効果が期待できます。
- 整腸作用
- 便秘解消・予防
- 胃炎・胃潰瘍予防
- 視力低下予防
- 粘膜の健康維持
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バターの日持ち
バターの日持ち日数の目安は、冷蔵<未開封と開封後>・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 冷蔵保存…未開封:約半年
- 冷蔵保存…開封後:約1ヶ月
- 冷凍保存…約半年
バターは冷蔵保存で、未開封であれば半年日持ちします。開封後も長持ちしますが、1ヶ月を目安に使いきるようにしましょう。また、冷凍保存すれば半年日持ちするので、長期保存したい時にはオススメです。保存方法については記事の後半で紹介しています。
バターは腐るとどうなる?
バターは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったバターの特徴・まだ食べられるバターの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 白っぽく変色している
- 古い油のような臭いがする
- カビが生えている
- 水気が出ている
バターは腐ると 表面が白く変色する ことがあります。 劣化した古い油の臭い を発したり、もっと腐敗が進むと カビが生える こともあります。
ごく稀ではありますが、 バターから水気が出る こともあるので注意しましょう。
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バターが腐る原因とは?
バターが腐ってしまう原因とは何なのでしょうか?主な原因について解説します。
❶ 空気中の細菌が付着した
❷ 空気中の細菌が付着した
一度開封したバターには、空気中の細菌がパックの中に付着することがあります。そのため開封後は早めに使いきるのがベストですが、長期間かけて消費する場合は、できるだけ空気に触れないように保存しましょう。
また、素手で触ることでも、手についている菌がバターに移りカビなどの原因となりますので、扱う時はビニール手袋などをすると良いですよ◎
バターが腐る保存状態
バターが腐りやすくなる保存状態を見てみましょう。
❶ 常温で保存している
❷ 使う度に素手で触っている
バターは基本的に冷蔵庫で保存するのが一般的ですね。バターは溶けた状態だと腐りやすいので、うっかり常温で放置してしまった!なんていうことには注意しましょう。
また、開封すると少なからず空気中の細菌が入り、腐りやすくなります。素手で触ることで手の常在菌がバターに移り、カビやすくなります。直接触らないように工夫しましょう。
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バターの保存方法
バターの冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
冷蔵保存
バターには消費期限が記載されていますが、未開封の場合の期限は平均して半年ほどです。開封後は1ヶ月を目安に消費するようにしましょう。
- 直接手で触らない
- 必ず冷蔵庫に入れる
冷凍保存
バターは基本的に冷蔵庫で保存するものですが、より長期間保存したい場合は冷凍保存も可能です。
バターの冷凍保存方法
- 使いやすいサイズに小さくカットする
- ラップに包んでから密閉袋に入れる
冷凍することで、保存中の臭いが付くのを防ぐといったメリットもあります。解凍する際は自然解凍で、ゆっくり柔らかくなるのを待ちましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- バターの日持ち日数は、冷蔵で未開封:約半年
- 冷蔵で開封後:約1ヶ月
- 冷凍:約半年
- バターは傷みにくい食材なので、冷蔵・冷凍ともに日持ちする!冷凍しておけば半年保存可能!
バターは価格が高騰している食材ですが、冷凍保存も可能なので少量ずつ使いたい時にもオススメですよ。
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