はまぐりは縁起が良い貝として食べられていますが、購入後はどのくらい日持ちするか知っていますか?長持ちさせるコツと冷蔵・冷凍保存の方法について着目しました。今回は、
- はまぐりの日持ち
- はまぐりの栄養と効果・効能
- はまぐりは腐るとどうなる?
- はまぐりの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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はまぐりとは?
英名 | Japanese hard clam |
別名・和名 | 蛤 |
エネルギー(100gあたり) | 39kcal |
糖質量(100gあたり) | 1.8g |
はまぐりは、日本では北海道がメインの生産地となっています。淡水の流入するところで干潟から水深12メートル前後までの浅瀬に生息しており、昭和の終わりころからその収穫量は年々減ってきています。
はまぐりは、その枚の貝がぴったりと合うことから「夫婦和合」として縁起が良いものとされてきました。現在では、ひな祭りの際にお吸い物として飲む文化がありますね。
その文化も徐々に薄れてきていますが、お祝いの時に食べるもの、といった形です。結婚式にもはまぐりのお吸い物が出てくるところも多く、「一生一人の人と添い遂げるように」という願いが込められているのだそう。
はまぐりの旬の時期は2〜4月となっていて、ちょうどお雛様の時期にも重なっています。私の家の近所のスーパーには、6月でもはまぐりが置かれていたので、2〜4月以外でもちょこちょこ市場には出回っているようです。
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はまぐりの栄養と効果
栄養
ハマグリには、栄養ドリンクにも含まれているタウリンという成分が豊富に含まれており、生活習慣病を予防したり、肝臓機能を整える効果があります。
また、ビタミンB12も豊富でDNAの合成や調整に大きく関わっています。ハマグリは旨味だけではなく、栄養も沢山詰まった万能な貝です。
- タウリン:タウリンは硫黄を含むアミノ酸の一種で、血液の高脂血症を改善する働きを持っています。コレステロールや中性脂肪の抑え、血圧を正常にする働きもあります。肝臓においてはアルコールの分解含めた解毒の働き助け、脂肪肝の予防効果もあります。
- ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- 亜鉛:亜鉛は、酵素の材料だけではなく、タンパク質や核酸の代謝に大きく関わるミネラルです。細胞分裂に関わるため舌や髪の毛の維持に多く使われます。皮膚や粘膜の維持にも欠かせないため、不足しがちなミネラルの一つです。
効果・効能
ハマグリに含まれるタウリンやビタミンB12により期待できる効果はこちらです。
- 疲労回復
- コレステロール値を下げる
- 悪玉コレステロールの抑制
- 動脈硬化などの生活習慣病予防
- 二日酔い改善
- 髪を綺麗に保つ
- 美肌効果
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はまぐりの日持ち
はまぐりの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 冷蔵保存…2〜3日
- 冷凍保存…2〜3週間
はまぐりは生物なので常温保存はNGです。購入後の冷蔵庫での日持ちは、2〜3日となっています。また、砂抜き後に冷凍すれば2〜3週間日持ちさせることができます。
はまぐりは腐るとどうなる?
はまぐりは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったはまぐりの特徴・まだ食べられるはまぐりの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 調理しても半開き・開かない
- 砂抜き中の水が白く濁る
- どろどろして身が溶けている
- 生臭いにおいがする
su_highlight background=”#f0fb51″ color=”#040404″]死んでいるはまぐりは、加熱すると貝を開くことができません[/su_highlight]。また、塩抜き中に腐っているハマグリがいると、その水が白く濁るので確認するようにしましょう。
腐っている=死んでいるので、つついて反応があるかどうかチェックしてみてください。死んでしまっているはまぐりはいくらつついても反応が無いので、動かなものは取り除きましょう。
そして、腐っていると腐敗臭がする場合があります。 菌の繁殖速度が早いため、強い腐敗臭がする のです。
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まだ食べられるはまぐりの見分け方
はまぐりが腐っているのかどうなのか、わかりにくいはまぐりを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 砂抜き中、半開きで完全に貝が開かない
❷ つついても反応が小さい
はまぐりは弱っていると砂抜き中に貝が完全に開かず、半開きの状態になります。腐っている場合とそうでない場合がありますが、異臭など他に問題がなければ食べることができます。
また、つついても反応が小さい場合はハマグリが弱っている可能性が高いです。
はまぐりが腐る原因
はまぐりが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 賞味期限ギリギリになっている
❷ 常温で保存してしまった
はまぐりは必ず冷蔵か冷凍保存するものなので、買ってきてからうっかり室内で放置してしまった!という場合は、はまぐりが腐ってしまいます。購入後はすぐに冷蔵庫に入れるか下処理して冷凍しましょう。また、鮮度が大事なので賞味期限位ギリギリのものは傷みやすいです。できるだけ早く消費しましょう。
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はまぐりの保存方法
はまぐりの冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
冷蔵保存
冷蔵保存する場合の保存期間は、冷蔵室で2~3日になります。はまぐりはしっかりと砂抜きを行うことがポイントです。
- はまぐりの砂ぬき…3%濃度の塩水(500ccに大さじ1の塩)につけ30分ほど冷暗所で砂ぬきをして、冷蔵室にいれる
- 水を取り替える…鮮度を保つためには、毎日塩水を取り替えることで2~3日ぐらい持つ
冷凍保存
冷凍保存する場合の保存期間は、2~3週間になります。はまぐりは殻付きの場合とむき身の場合で保存方法が変わってくるため、その違いを比較してみていきましょう。
- 氷水につける…氷水につけ、ザルにあげてから冷凍する→表面に氷の膜ができ、酸化を防ぐことができる
- 保存袋に入れる…殻つきのまま冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかりとぬいて密閉する
- 熱湯にかける…砂ぬきをしっかりとしたむき身をザルに入れ、熱湯をさっとかけて冷ます
- 保存袋に入れる…ラップでぴっちり平たく包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍する
ラップをするのが面倒な場合は、そのまま保存袋に入れてしまってもOK。
ハマグリの美味しい解凍方法は、凍ったまま調理をするか、自然解凍です。おみそ汁にそのまま入れたり、酒蒸しなどがおすすめです。
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まとめ
この記事をまとめると
- はまぐりの日持ち日数は、冷蔵:2〜3日
- 冷凍:2〜3週間
- はまぐりを冷凍保存する際は、必ず砂抜きしてから!
はまぐりを冷蔵で美味しく保存するコツは、水を入れ替えることです。はまぐりから砂などの汚れが出てくるので、こまめに取り替えましょう。
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