わさびはお刺身には欠かせない食材ですが、家庭での日持ちはどのくらいか知っていますか?保存が難しいわさびですが、コツを抑えれば使いかけで保存しておくことも可能です。今回は、
- わさびの日持ち
- わさびの栄養と効果・効能
- わさびは腐るとどうなる?
- わさびの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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わさびとは?
英名 | Japanese horseradish |
別名・和名 | 山葵 |
エネルギー(100gあたり) | 88kcal |
糖質量(100gあたり) | 14.0g |
わさびは日本原産のアブラナ科ワサビ属の植物で、山地の綺麗な渓流や湿地にしか生息しません。調味料として食べられているわさびは根っこ部分で、鼻にツンとくる刺激が特徴です。
わさびには強い殺菌作用があり、食中毒O157に対し優れた抗菌性があることも実証されています。そのため、生魚を使用するお寿司とあわせて食べられるようになりました。
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わさびの栄養と効果
栄養
わさびには、カリウムやカルシウムといったミネラル類や、ビタミンC・B1などのビタミン類も含まれています。特有の辛味はアリルイソチオシアネートという成分で、辛子にも含まれている成分です。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
効果・効能
わさびに含まれるアリルイソチオシアネートには 強い殺菌作用 があり、 ガン予防やからだの老化を予防するアンチエイジング効果 にも優れています。
また、 殺菌効果 もあり食中毒予防になるため、お刺身と一緒にわさびを食べるのは理にかなっているのです。他に、血液が固まるのを予防して 血液をサラサラにする効果や、臭みを消す口臭効果 もあります。
- 食中毒予防
- 殺菌効果
- 口臭防止
- アンチエイジング効果
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わさびの日持ち
わさびの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…NG!
- 冷蔵保存…約1週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
わさびは常温保存するとすぐに傷んでしまうため、基本的に冷蔵で保存します。冷凍することもできますが、風味や味は生の状態よりも落ちてしまうので注意です。
わさびは腐るとどうなる?
わさびは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったわさびの特徴・まだ食べられるわさびの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 茶色や黒く変色する
- カビが生えている
- ぶよぶよに柔らかくなる
- どろどろ表面が溶けている
わざびは腐ると 茶色くなったり黒くなったり「変色」が見られる ようになります。本来は鮮やかな黄緑色をしているので、色に注意しましょう。
変色に始まり、更に腐敗が進むと カビが生えたり、ぶよぶよ全体的に柔らかくなったり、表面がどろどろ溶けたような状態 になることがあります。
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まだ食べられるわさびの見分け方
わさびが腐っているのかどうなのか、わかりにくいわさびの見分け方を紹介します。
❶ 皮が少し柔らかくなっている
❷ 萎みかかっている
こんなわさびになっていたら要注意です。わさびは水分が抜けることで柔らかくなったり、萎んでいることがありますが、他に問題がなければまだ食べられる場合もあります。よく見極めてみましょう◎
わさびが腐る原因3つ
わさびが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 乾燥した場所で保存している
❷ 常温で保存している
❸ 何にも包まず保存している
わさびは水の中で成長する野菜なので、収穫後も乾かないようにする必要があります。むき出しのまま保存したり、乾燥した場所で保存することでどんどん傷んでしまいます。また、冷蔵保存が基本なので常温で保存するのもNGです。
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わさびの保存方法
わさびの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
わさびは常温保存NGです!すぐに傷んでしまいます。
冷蔵保存
わさびは水の中で育つ野菜なので、保存の際はできるだけ乾燥させないことが大切です。家庭で保存する際は、このような手順で保存しましょう。
- 濡らしたキッチンペーパーでわさびを包む
- コップに水を入れ、その中にわさびを立てるようにして野菜室へ
※コップの水は毎日変えること※
冷凍保存
冷凍するとわさびの組織が壊れるので、味や風味は落ちてしまいます。できれば冷蔵保存して期限内に消費するようにしましょう。
かたまりのままでも、すり下ろしてからでもOK!
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まとめ
この記事をまとめると
- わさびの日持ち日数は、常温:NG!
- 冷蔵:約1週間
- 冷凍:約1ヶ月
- わさびは水の中で栽培されるので乾燥に弱い!家庭でも水に浸けて保存を
生わさびはなかなか手に入れるのが難しい食材ですが、家庭ではできるだけ鮮度をキープするために水に入れて保存するのが長持ちのカギですよ!
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