生らっきょう・洗いらっきょうの日持ち・期限は?冷凍で長期保存

らっきょうは夏前に旬を迎える野菜ですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?生だと日持ちしないらっきょうですが、常温・冷蔵・冷凍それぞれの日持ちについて着目しました。今回は、

  • らっきょうの日持ち
  • らっきょうの栄養と効果・効能
  • らっきょうは腐るとどうなる?
  • らっきょうの保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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らっきょうとは?

分類 ヒガンバナ科ネギ属
原産地 中国ヒマラヤ山脈
由来 辛辣なニラ→辣韮(らっきょう)
日本への伝来 9世紀頃
英語で言うと Japanese leek
漢字で書くと 辣薤・薤・辣薑・辣韮

らっきょうの原産地は中国のヒマラヤ山脈とされています。日本でに伝来したのは平安時代の9世紀頃で、初めは便秘薬や冷えの痛みに効く生薬として用いられていました。

らっきょうの食べる部分は「鱗茎(りんけい)」と言い、「辛くて辛辣な韮(ニラ)」ということから「辣韮(らっきょう)」の名が付いたと言われています。

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らっきょうの栄養と効果

栄養

らっきょうに含まれる食物繊維の含有量はトップクラス、刺激成分である硫化アリルも豊富に含み、薬理効果を持ちます。

  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • 硫化アリル:硫化アリルは、抗酸化作用や抗がん作用があるにんにくやねぎ類のツンとする香り成分です。抗菌作用も持ち体内に入った細菌の駆除効果だけではなく、血中のコレステロールの低下や肝臓の解毒補助を担う栄養素です。

効果・効能

らっきょうに含まれている栄養成分により期待できる効果はこちらです。

効果効能
  • 便秘解消
  • 高血圧の予防・改善 ・むくみ解消
  • 血液サラサラ
  • 免疫力アップ・疲労回復
  • がん予防
  • 美容・美肌

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らっきょうの日持ち

らっきょうの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

らっきょうの日持ち
  • 常温保存…常温保存は向かない⇒芽が生え栄養を奪うのでNG
  • 冷蔵保存…2〜3日
  • 冷凍保存…約1ヶ月

らっきょうは常温だと芽が生えてしまい、らっきょうの栄養を奪ってしまうのでNGです。保存は冷蔵庫か野菜室にしましょう。また、冷凍すれば1ヶ月ほど日持ちします。

らっきょうは腐るとどうなる?

らっきょうは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったらっきょうの特徴まだ食べられるらっきょうの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

腐ると…
  • 黒く変色している
  • ぬるぬるとしたぬめりがある
  • 腐敗臭がする
  • 白カビが生えている

らっきょうは元々真っ白な色をしていますが、傷み始めると 白カビが生えて きます。部分的にカビていれも、中などに カビの胞子が浸透している場合もある ので廃棄しましょう。

また、らっきょう特有のねぎのような香りの他に 変な臭いがする こともあります。そして 真っ黒に変色したらアウト です。

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まだ食べられるらっきょう

らっきょうが腐っているのかどうなのか、わかりにくいらっきょうを見分けるポイントを見てみましょう。

 緑色・青色に変色している

 茶色く変色している

緑や青・茶色といった変色のみが見られる場合は、腐っていない可能性が大です。特にらっきょうを漬けていたら緑・青に変わった!という場合がありますが、これは お酢の成分とらっきょうに元から含まれていた成分が反応し合った結果 です。

植物中に自然と含まれている物質ですので体に害は無く、問題なく食べることができます。また、甘酢漬けのらっきょうをしばらく放置していたら茶色くなった!という場合もあると思います。

基本的にらっきょうの賞味期限は長く、年単位で日持ちするため「茶色く変色した=腐った!」ではありません

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らっきょうが腐る原因

らっきょうが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。

 生のまま保存している

 漬ける際の容器が殺菌不足だった

漬ける際の塩分不足だった

らっきょうは基本的に生のままの保存が向きません。成長が早いので芽が生えて栄養をどんどん吸い取ってしまいます。腐るスピードが早いので、生でキープしておくのはNGです。

漬けらっきょうにする時は、❶容器の殺菌を徹底する ❷十分な塩分を加える ことが大切です。塩分は殺菌効果があるので、どちらかが欠けていると容器の中でカビが生えてしまいます。

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らっきょうの保存方法

らっきょうは生のままだと日持ちがしにくいのが特徴です。らっきょうは成長スピードが早く、芽が生えて可食部の栄養まで吸い取ってしまいます!鮮度が落ちるのももの凄く早いので、保存には漬物にして保存しておくのが一番です。

常温保存

らっきょうは生の状態では常温保存することができません!すぐに傷んでしまいます。

冷蔵保存

生らっきょうを冷蔵保存する時は、乾燥を防ぐために紙袋やビニール袋に入れて保存します。

冷凍保存

生らっきょうを冷凍保存する時は、ラップに包んで密閉袋に入れて保存します。

まとめ

この記事をまとめると

  • らっきょうの日持ち日数は、常温:NG!→すぐに傷んでしまう
  • 冷蔵:2〜3日
  • 冷凍:約1ヶ月
  • 生らっきょうは常温保存ができないので、長期保存するには漬けるのがオススメです

らっきょうは漬けてあれば長期保存も可能ですが、生は日持ちしないので上手く保存して美味しく食べましょう♩

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