ゆで卵を塩水に漬けたものを、「作り置き卵」や「塩卵」と呼びます。こうすることで卵にほのかな塩味が付き、そのまま食べても美味しいゆで卵に仕上がるのです。家庭で簡単に作ることができる塩卵ですが、どのくらい日持ちするのでしょうか?今回は、
- 作り置き卵の日持ち
- 作り置き卵は腐るとどうなる?
- 作り置き卵の保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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作り置き卵(塩卵)とは?
“作り置き卵”とは、ゆで卵を作り置き食材として塩水に漬けたものを指します。作り置き卵の他、“塩卵(しおたまご)”と言われることもあります。
作り置き卵(塩卵)は、茹でた後に塩水に漬ける作業がありますが、殻付き・殻なしどちらのパターンでも作ることができ、漬ける時間は一晩が目安です。
塩分濃度は2〜3%が目安で、コンビニに売っているゆで卵に似た味に仕上がると人気です。塩卵はお弁当のおかずにもピッタリな便利アイテムなのです。
卵の栄養
たまごは良質なタンパク質を含んでおり、栄養の宝庫です。また、人の体で作れない8種類の必須アミノ酸すべてがバランス良く含まれており、消化吸収にも優れています。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- メチオニン:メチオニンは、硫黄を含む結合を持つアミノ酸です。加えてどの様なたんぱく質の合成にも必ず最初にメチオニンから他のアミノ酸が結合して組織が作られます。体のかゆみの原因になるヒスタミンの分泌を抑制し、抗うつ効果も注目されているアミノ酸です。
- フェニルアラニン:フェニルアラニンは脳内物質のドーパミンやノルアドレナリンの材料になるアミノ酸です。体の自律神経の働きや機能を向上させ、活動時の集中力を向上させます。人間本来持つ元気な活力の元であると同時に記憶力を高め、交感神経を優位にさせる力があります。
- トリプトファン:トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。
作り置き卵(塩卵)の日持ち
作り置き卵(塩卵)の日持ちの目安は、2〜3日となっています。一度茹でているので加熱済みではありますが、卵には水分が多く含まれているため傷みやすいのが特徴です。そのため、2〜3日以内に食べきるのが理想なのです。
作り置き卵(塩卵)は腐るとどうなる?
作り置き卵(塩卵)は腐るとどうなるのでしょうか?作ってから数日経った作り置き卵を見分ける際のポイントをいくつかご紹介いたします。
- ぬめり・ねばりが出ている
- 変な臭いがする
- 酸っぱい味がする
腐ってしまったり傷み始めの作り置き卵には、このような特徴があります。特に黄身が半熟の作り置き卵には水分が多く含まれるため、雑菌が繁殖しやすい状態となっています。
冷蔵庫で保存していても傷むことはあります。2〜3日日持ちはしますが、できれば作った当日か翌日に食べきるようにしましょう。
作り置き卵(塩卵)の保存方法
作り置き卵(塩卵)の保存方法についてご紹介いたします。保存方法には、「殻付き」と「殻なし」の2パターンがありますが、より鮮度を保てるのは殻付きになります。
- 卵を1つ1つラップに包む
- 密閉袋に入れて冷蔵庫に入れる
ラップに包み、空気に触れないようにキュッと輪ゴムなどで縛りましょう。空気に触れるほど傷みやすくなるので、更にジップロックなどの密閉袋に入れるのがオススメです。
- 卵を密閉袋に入れて冷蔵庫に入れる
殻付きであれば乾燥をある程度防ぐことができるので、ラップに包まなくてもOKです。しかし冷蔵庫内は乾燥しているので、密閉袋に入れると良いでしょう。
冷凍できる?
長期間保存するには冷凍もできる?と思うかもしれませんが、作り置き卵は冷凍に向いていません。冷凍すると食感や味が変化してしまうので、保存する時は冷蔵庫に入れましょう。
まとめ
この記事をまとめると
- 作り置き卵(塩卵)の日持ちは冷蔵庫で2〜3日
- 塩水に漬ける時間の目安は一晩、塩分濃度は2〜3%がオススメ
塩水に漬ける作り置き卵を「塩卵」と呼ぶことはご存知でしたか?お弁当を作る時間のない忙しい朝のためにも、作り置きしておくと非常に便利です。冷蔵庫で2〜3日日持ちするので是非試してみてください。
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