皆さんは菜種油という食用油をご存知ですか?昔から使用されている油の一つで、植物油の中でも非常に流通量の多い油です。そんななため油ですが健康に悪いという噂があるということをご存知ですか?今回の記事では菜種油の健康効果や危険と呼ばれている理由について紹介していきます。
スポンサードリンク
目次
|
|
菜種油とは?
そもそも菜種油って何?
菜種とはアブラナの種子のことを言います。アブラナは古くから日本各地で栽培されており、江戸時代から菜種油が使用されてきました。
スポンサードリンク
菜種油の健康効果とは
菜種油には様々な健康効果があると言われています。
<菜種油の健康効果>
- コレステロール値を下げ動脈硬化を予防する
- 抗酸化作用によりがんや生活習慣病を予防する、アンチエイジング作用もある
- 血液循環をよくし心筋梗塞や脳卒中を予防する
- 腸を活発にし腸内環境を改善させる
- 保湿成分で美肌効果が得られる
このような感じで菜種油は非常に多くの栄養効果を持っていると言われています。保湿効果やアンチエイジング効果を保つため老若男女問わず日本中で親しまれている油なのです。
菜種油に含まれる脂肪酸について
菜種油にはオメガ9系脂肪酸という成分が豊富に含まれています。オメガ9系脂肪酸はコレステロールを下げる働きが高いといわれています。
菜種油に含まれる脂肪酸は他にも種類があり、以下の構成になっていると言われています。
- オレイン酸(オメガ9系脂肪酸)約60%
- リノール酸(オメガ6系脂肪酸)約25%
- αリノレン酸(オメガ3系脂肪酸)約15%
スポンサードリンク
菜種油の危険性とは?
菜種油が体に悪い油と言われている理由
菜種油は基本的には健康に良いとされている油ですが、製造方法によっては健康被害を引き起こすリスクがあると言われています。
菜種油を抽出する方法は圧搾法と化学溶剤での抽出法の2種類があります。昔から圧搾法という菜種を圧縮して油を抽出する方法が使用されてきましたが、この方法は栄養効果が高い分、非常に手間がかかる方法なのです。一方で化学溶剤を使った抽出法は無駄なく効率よく油を抽出することができますが、ヘキサンという石油系の薬を使うため安全性が低いと言われています。
化学溶剤を使った抽出方法が危ない
ヘキサンはガソリンにも含まれている成分であり人の皮膚や呼吸器などに刺激を与えてしまうと言われています。またヘキサンを使用した抽出方法は鼻につく刺激臭を持っているため、脱臭のために高温で加熱する必要があります。植物油は加熱してしまうとトランス脂肪酸という人体に有害な物質が発生してしまいます。大量生産するために健康被害を引き起こすリスクのある抽出方法が用いられているのです。
安全な菜種油を選ぶポイント
では最後に安全な菜種油を選ぶ方法をまとめてみます。
- 国内で栽培された菜種の品種を使っている
- 圧搾法を使用している
この二つのポイントが押さえられている菜種油は、安全性が高いと思っていただいて問題ありません。
スポンサードリンク
まとめ
このような情報を知っているか知らないかだけで「健康に害を及ぼす可能性がある」ということがわかりましたね。食品の知識を蓄えることは自分や家族を守るために必要なことなのです。
この記事をまとめると
- 菜種油は江戸時代から使われている非常に健康効果の高い油!
- 製造方法によって危険な菜種油になってしまう!
- 菜種油を選ぶ際は国内生産の菜種を使用していて、圧搾法で抽出しているものを選ぼう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク