皆さんは紅菜苔いう野菜をご存知でしょうか?あまり聞きなじみのない方も多いのではないでしょうか? 実は私たちがよく口にする菜の花に似た野菜なんですよ。今回はその紅菜苔と言う野菜についての紹介をしていきます!
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目次
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紅菜苔とは
紅菜苔について
科名属名 | アブラナ科アブラナ属 |
旬の時期 | 12月から3月 |
主な生産地 | 全国的に栽培が進んでいる |
別名 | ホンツァイタイ |
紅菜苔は中国原産といわれる2年草でチンゲン菜やキャベツ、白菜などと同じアブラナ科の仲間です。和名は紅菜花(べになばな)と呼ばれ、 花の芽を食べる菜の花と同じように食べるのが一般的です。日本では1970年頃に本格的な栽培が始まり、ここ数年で直売所などで見かけるようになったある意味深顔の野菜です。紫色の菜の花と覚えてもらっても問題ありません。
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紅菜苔の特徴
紅菜苔は全長50cmほどになり、葉っぱは緑色で茎が紫色と少し独特な色合いをしています。紅菜苔は菜の花のような独特な苦味が感じられず、非常に食べやすい野菜なのです。紅菜苔に含まれる赤紫色の色素はアントシアニンと言います。アントシアニンの健康効果は非常に有名になっていますが、水溶性のポリフェノールなので茹でてしまうと菜の花と同じような緑色に変化してしまいます。酢を入れて茹でることで紅菜苔の中にあるアントシアニンを水に溶かさずに保ったまま茹でることができますよ。
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紅菜苔を含めた菜の花類の栄養・効果
非常に豊富なカロテン
菜花類にはβカロテンという成分が非常に多く含まれていると言われています。βカロテンはがんの発生を抑制したり免疫力を上げてくれるなど様々な健康効果を持っています。さらにβカロテンは体の中に吸収するとビタミンAに変換され、髪の健康の維持や粘膜皮膚の健康の維持、呼吸器系を守る働きがあると言われています。
ミネラルがたっぷり
カロテンの他にもカリウムやカルシウムを始め、マグネシウムやリン、鉄などのミネラルを豊富に含んでいます。このミネラルはどれも骨の成長や体を健康に保つためになくてはならない栄養素なので積極的に摂取が推奨されています。
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おすすめ紅菜苔の食べ方
紅菜苔の調理のポイントはアントシアニンです。アントシアニンをなるべく水に溶かさずにしっかり保ったまま調理することが紅菜苔を調理する上で重要になってきます。
王道は紅菜苔のおひたし
茹でた紅菜苔にだし醤油やかつお節をのせるだけで、もう何も言うことなしの美味しいおひたしが完成します!
紅菜苔のナムル
茹でた紅菜苔に軽く塩と酢ごま油を加えたものです。酢を加えると紅菜苔に含まれるアントシアニンが赤く発色するのでより見た目も美味しそうに変化しますよ。茹でた後には紫色の少ない普通の菜の花のように見えてしまいますが、お酢をかけることで一気に鮮やかな赤紫に変化します。
紅菜苔の天ぷら
紅菜苔は茹でずにそのまま衣をつけて油であげるととても美味しい天ぷらが完成します。揚げる時は軸の根元を持って、天ぷらの生地にさっと花芽をくぐらせて熱した油にゆっくり落とすときれいに完成しますよ。
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まとめ
この記事をまとめると
- 紅菜苔は紫色の強い菜の花!
- 健康効果の高いアントシアニンを多く含む!
- 茹でてしまうとアントシアニンが変色してしまうのでお酢をかけて食べよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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