花豆は豆類の中でも大きめの種類ですが、食べ過ぎると何か副作用は起こるのでしょうか?実は、花豆に含まれる栄養成分がスゴイんです!今回は、
- 花豆の栄養 / 効能
- 花豆を食べ過ぎるとどうなる?
- ダイエット効果 / カロリー&糖質
- 1日の摂取目安量は?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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花豆ってどんな野菜?
英名 | Runner bean |
別名・和名 | 紅花隠元 |
エネルギー(100gあたり) | 332kcal |
糖質量(100gあたり) | 34.5g |
花豆は、メキシコの高原原産の豆です。インゲン豆の仲間で、日本では江戸時代末期に伝来しました。当初は観賞用の植物として扱われていましたが、明治時代に入ると食用として利用されるようになります。
「ベニバナインゲン」という別名もあり、皮は濃い紫色、中身は白色をしているのが特徴です。
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花豆の栄養
花豆をはじめとする豆類は、高タンパクで栄養価が高い傾向にあります。食物繊維を豊富に含み、ほうれん草の3倍もの鉄分も含んでいます。
また、肌荒れや脳の活性化に効果的なビタミンB1・B2や、カルシウムなど、バランスよく栄養が含まれているのも特徴です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
花豆の効能
花豆に含まれるビタミン類やカルシウム・アントシアニンは、体の健康維持に大切な栄養素です。
- 眼精疲労の回復
- 貧血予防・改善
- 美肌効果
- 脳の活性化
花豆を食べ過ぎるとどうなる?
花豆は食物繊維や鉄分たっぷりな栄養価の高い食材ですが、食べ過ぎることによっていくつかの副作用を引き起こすことがあります。どんなものがあるのか見てみましょう。
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腹痛・下痢
花豆は食べ過ぎると腹痛や下痢となることがあり、その原因は海苔に含まれる食物繊維となっています。食物繊維は適量であれば腸内環境を良くして善玉菌を増やし、便秘解消や予防に効果があるものですが、過剰摂取することで消化不良となり腹痛や下痢を起こすことがあります。
おならが出る
過剰摂取により腸内で上手く消化されない場合、メタンガスが発生することでおならが出ることも。
便秘
花豆に含まれる食物繊維は便秘解消に効果的なのですが、過剰摂取すると逆効果となります。腸まで届いた食物繊維が消化吸収させないことでカサを増し、腸のぜん動運動が機能せず便秘となってしまうこともあります。
胃もたれ
花豆をはじめとする豆類の消化は良いものですが、食べすぎることで上手く消化できることができず、胃もたれや胃のムカムカ・気持ち悪さを感じることがあります。
花豆のダイエット効果は?
花豆はダイエットに効果のある食材なのでしょうか?ダイエット中に気にするのは主にカロリーと糖質かと思います。花豆のそれぞれの数値をチェックしてみましょう!
カロリー&糖質
花豆100gあたりに含まれるカロリー量は、109kcalとなっています。また、糖質量は14.7gです。ご飯100gはカロリー168kca・糖質35.6glなので、お米を食べるよりもかなりヘルシーです。
花豆はカロリーや糖質が抑えられるだけではなく、食物繊維やビタミンB群・鉄分などの栄養価がバランスよく含まれています。ダイエット中に取り入れることで便秘を解消することでお腹がスッキリしたり、それによる美肌効果があったりと、体に嬉しい効能が豊富なダイエット食材と言えます。
ビタミンB1・B2には、糖質や脂質を体に吸収させずにエネルギー源に変える働きがある!
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花豆の1日の摂取目安量は?
花豆を食べる時は、1日にどれくらいの量が摂取目安量なのでしょうか?
花豆の1日の摂取目安量は、50〜60gほど!
花豆には大豆の7倍の食物繊維や、ほうれん草の3倍の鉄分など栄養成分が高いので、定期的に摂ることで健康維持や美容に効果を期待することができます。
まとめ
「花豆の食べ過ぎは体に悪い?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 花豆に含まれる豊富な食物繊維により、腹痛や下痢・胃もたれとなることがある
- 豆類の中でも栄養価が高く、ダイエットや美容にも効果的◎
花豆は通年購入することができる豆類なので、ぜひ普段の食事に取り入れてみましょう。スープやサラダなどアレンジの種類は豊富ですよ!
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