皆さんは柿を食べたあとに体調が悪くなった経験はありますか?柿は「柿が赤くなると、医者が青くなる」といわれるほど健康に良いといわれています。一方で柿を食べた後に下痢になったり、便秘になったりという悪い噂も多く聞かれます。実際はどうなのでしょうか?
今回は柿が体調不良を引き起こす可能性があるのかどうかについて紹介していきます!
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目次
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柿に含まれる成分
柿の栄養素
<生の甘柿100gあたりの成分>
- エネルギー 60kcal
- 水分 83.1g
- タンパク質 0.4g
- 脂質 0.2g
- 炭水化物 15.9g
- 食物繊維 1.6g
- カロテン 420μg
- ビタミンC 70mg
- カリウム 170mg
- カルシウム 9mg
- マグネシウム 6mg
- リン 14mg
- 鉄 0.2mg
データを見るとわかりますが、柿にはカロテンやカリウムが豊富に含まれていることがわかりますね。
ビタミンCやカロテンが豊富で免疫機能や美肌に効果的!
牡蠣には100g当たり70mgの「ビタミンC」が含まれています。ビタミンCは肌の土台となるコラーゲンを作るときに欠かせない成分のひとつです。他にも免疫細胞である白血球の動きを強める作用というのもあり免疫機能を高めてくれます。
他にも柿に豊富に含まれる「カロテン」も体の中に入ると皮膚や粘膜の健康を維持したり目を守ってくれるなど様々な良い効果があります。
ペクチンとタンニンが腹痛や下痢の原因に?
互いに反対の作用をもつ
<ペクチン>
ペクチンは食物繊維の一種で水に溶けるとゼリー状に固まります。便秘の時は水分のなくなった便を軟らかくして排便を促し、下痢の時はゼリー状の膜になって腸壁を守るといわれています。このように体にうまく作用する場合は良いのですが、便秘になった際に水分を奪ってしまい余計に排泄を阻害してしまうといった影響も出る場合があります。
<タンニン>
一方でタンニンはペクチンとは逆の作用を持っており、腸壁に刺激を与えて排便を促します。 しかしタンニンもペクチンと同じくうまく作用している場合はいいのですが、下痢がひどい時に摂取してしまうと余計に腸壁を刺激し排便を促してしまい、下痢がひどくなってしまうといった状況も起こりうるのです。
この2つが柿を食べた後にお腹の調子が悪くなるといった原因であることは間違いないでしょう。
それ以外の原因は?
カリウムで体が冷えることによる腹痛?
柿に豊富に含まれるカリウムには体を冷やす作用があります。利尿作用があり体内の塩分を外へ排出するとともに熱も放出するのです。
この作用は、夏などの暑いときは良いのですが寒いときや風邪をひいたときなどの体温を高く保ちたい時には逆効果になってしまいます。体温の低下で胃や腸などの機能が落ちることによって下痢や腹痛を引き起こす可能性があるのです。
アレルギー反応による腹痛や下痢
柿はアレルギーを引き起こす可能性があります。柿自体にはアレルギーの原因となる物質は含まれていないのですがシラカバ・ハンノキ花粉アレルギーを持つ方は、柿に含まれるタンパク質に免疫機能が反応してしまいいくつかのアレルギー症状が出る場合があります。
アレルギー症状で腹痛や下痢が生じる場合がありますので、柿を食べた後は自分の体調の変化をしっかり観察していくことが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?調べてみると柿は下痢や腹痛の原因になる可能性はあるようですね。必ず下痢や腹痛を引き起こすというわけではないですが、食べすぎには注意したほうが良いようです。
この記事をまとめると
- 柿はビタミンCやカロテンなどの体にうれしい栄養素が豊富に含まれている!
- 柿に含まれるペクチンやタンニンが便秘や下痢を引き起こす可能性がある!
- 食べすぎはアレルギーや体の冷えを引き起こす可能性がある!
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