わさびは肝臓への健康効果が大きいことを知っていますか?辛味成分が作用することで、肝臓以外にも様々な健康効果があります。チューブの場合はどうなのでしょうか?今回は、
- わさびは体にいい?悪い?
- 効能と副作用 / 致死量もある!
- 辛いものによる下痢の治し方
- チューブわさびは体に悪い?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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わさびは体にいい?体に悪い?
ツーンとした刺激が特徴的な薬味「わさび」は、体にいいのでしょうか?それとも悪いのでしょうか?お寿司やお刺身とあわせて食べるわさびには、どんな効能があるのか、またどんなデメリットがあるのか見ていきましょう!
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わさびってどんな食材?
わさびは日本原産のアブラナ科ワサビ属の植物で、山地の綺麗な渓流や湿地にしか生息しません。調味料として食べられているわさびは根っこ部分で、鼻にツンとくる刺激が特徴です。そんなわさびに含まれる栄養成分と、それによる効能について確認しましょう。
栄養
わさびには、カリウムやカルシウムといったミネラル類や、ビタミンC・B1などのビタミン類も含まれています。特有の辛味はアリルイソチオシアネートという成分で、辛子にも含まれている成分です。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
効能
わさびは肝臓への効果が強く、肝臓の解毒作用に優れています。辛味成分のアリルイソチオシアネートによるもので、解毒代謝酵素を活発にする働きがあり、発がん物質を無毒化する効果があることもわかっています。
また、 強い殺菌作用 があり、 からだの老化を予防するアンチエイジング効果 にも優れています。
殺菌効果 もあり食中毒予防になるため、お刺身と一緒にわさびを食べるのは理にかなっているのです。他に、血液が固まるのを予防して 血液をサラサラにする効果や、臭みを消す口臭効果 もあります。
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わさびのデメリットは?体に害はある?
わさびは一度に沢山食べることはなかなかありませんが、万が一食べ過ぎてしまうと体に副作用が起こることがあります。わさびの食べ過ぎによる症状をいくつか見てみましょう。
お腹を壊す
わさびの辛味成分アリルイソチオシアネートは刺激が強いため、食べると胃腸を刺激して腹痛や下痢を起こすことがあります。
胃のムカムカ / 気持ち悪くなる
また、胃腸が刺激されることによって胃がムカムカしたり気持ち悪くなることもあります。酷い場合は胃の粘膜が炎症を起こすこともあり、治療が必要になることもあるので食べ過ぎには注意しましょう。
辛いものによる下痢の治し方
わさびなど刺激が強く辛いものを食べた時に下痢をした時は、お腹に優しく消化の良いものを食べるようにしましょう。また、下痢することで体内の水分が出てしまっているため、水分補給も欠かさないでください。
わさびの食べ過ぎで死亡するって本当?
わさびを食べ過ぎると死亡することがあるって知っていましたか?お刺身やお寿司に少量つける程度が通常の摂取量ですが、大量にわさびを食べると死に至る危険性があるのです。
イスラエルの60歳女性が、わさびとアボカドを間違えて大量にわさびを摂取してしまい、「たこつぼ心筋症」という病気を発症したケースがあります。たこつぼ心筋症とは胸痛、胸の圧迫感、息切れなどの症状が現れることで、ストレスフが原因では発症することもある病気です。心臓が「たこつぼ」のような形になることが病名の由来となっています。わさびを大量摂取は危険なのです…!
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わさびの致死量
わさびの致死量ですが、体重50kgの人が一度に食べても良いギリギリの量は600gとされています。わさび600gを一度に食べることなんてまずあり得ないですが、この量を食べてしまうと死亡する危険性があります。
チューブわさびは体に悪い?
すり下ろしわさびは味や香り・色も良いですが、なかなか家庭で生わさびを常備するのは難しいですよね。販売量も少なければ価格も高いため、ほとんどの方が「チューブわさび」を使用しているのではないのでしょうか?
チューブわさびはあらかじめすりおろされているため、その成分や添加物が心配な方も多いのでは。チューブわさびは体に悪いかどうかですが、実は保存料に関しては使用されていないことが多いのです。
わさびの辛味成分アリルイソチオシアネートの殺菌効果により、細菌の繁殖を防げるため!
ツーンとした辛味の原因でもある アリルイソチオシアネートには強い殺菌効果があるため、保存料を使用しなくても大丈夫 なのです。
保存料は入っていないもの、香料や安定剤などは使用されているものが多いです。また、使用しているわさびも日本のわさびとは異なり、西洋わさびを原料としていることがあります。本物の生わさびとは成分や原料が異なるチューブわさびですが、お手軽なので家庭では欠かせない調味料です。
まとめ
「わさびは体にいい?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- わさびの辛味成分には肝臓の解毒作用や発がん物質の無毒化作用があり体に良い
- チューブわさびには香料や安定剤が使用されているが、保存料は不使用のものがほとんど
- 食べ過ぎると胃腸の粘膜を刺激して腹痛や下痢・胃もたれの原因となる
わさびの辛味成分には殺菌作用や抗酸化作用があるため、適量であればガン予防やアンチエイジング効果も期待できる優秀な食材です。できれば生わさびの方がオススメですが、わさびの殺菌効果によりチューブでも保存料は使用されていないので安心してくださいね。
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