「ヌメリ」がある食材として有名ななめこですが、さっぱりと食べられるのでついつい食べすぎてしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、食べすぎてしまうと「なめこのある栄養素」によって体調を崩す可能性があります。今回は下記内容についてご紹介していきます!
- 特徴
- 食べすぎると体調を崩す
- 栄養素・効能
- 栄養を手軽に取れるレシピ
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目次
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なめこの特徴
なめこはモエギタケ科スギタケ属のきのこで、ブナやナラなどの枯れ木や切り株に固まって生えます。なめこは表面がヌルヌルした粘質に覆われたキノコで、山吹色の丸みを帯びた傘をしています。
自然栽培と菌床栽培がある
天然物は日本全国のブナやナラなどの広葉樹林があるところで採れます。キノコ狩りでもおなじみですよね。なかなか天然ものはスーパーなどに並びません。ほとんどは菌床栽培されたものです。比較的簡単に栽培できるため、家庭で栽培することも可能ですよ!
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なめこを食べ過ぎると体に悪い?
では、なぜ食べすぎてしまうと体調を崩してしますのでしょうか?
なめこの栄養成分が原因
なめこに含まれる「食物繊維」が原因です。きのこに含まれている食物繊維は「不溶性食物繊維」といった水に溶けないものです。
不溶性食物繊維は、胃や腸のなかで水分をたくさん吸収し、便を大きくします。大きくなることにより大腸を刺激し、排便が促される仕組みです。便秘によいと言われている理由です。また、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える特徴もあります。
身体にとても良い食物繊維ですが、なめこを摂りすぎてしまうと過剰に作用してしまい、腹痛や下痢につながりますので注意しましょう。
- なめこ(100gあたり) 3.3g
1日の摂取目安
多くても1日1パック目安にしましょう。ダイエット目的で3食全てなめこにする。なんてことをしてしまうと身体も壊してしまうので、適度な量を守りましょう。
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なめこの効能
食物繊維が多く含まれている便秘にも効果的ですよ。では他にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?
美肌効果
なめこには「コンドロイチン」という成分が含まれており、この成分が美肌効果をもたらします。コンドロイチンとはギリシャ語で「軟骨」を意味します。つまり軟骨を作る成分の1つなんです。コンドロイチンは、軟骨・目の角膜・骨・各臓器・皮膚などを作る上で重要な栄養素です。
コンドロイチンは高い保水力を持っており、皮膚の保水性を高める上で、肌を若返らせることが可能と言われています。また、肌にハリやツヤを与えるため、艶やかな肌と若々しさを保つアンチエイジング効果をサポートしてくれます。
免疫力改善
なめこにはβ-グルカンという成分が含まれており、免疫力に関わりのある細胞や白血球の働きを活性化させるため、免疫力を上げる効果があると言われています。風邪の予防や、がんの抑制、花粉症などのアレルギーを予防・改善する効果も期待できます。
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なめこを食べる上での注意点
栄養が豊富に含まれているなめこですが、食べる上での注意点があります。
腐りやすいので注意
スーパーなどで安く手に入れることが出来るなめこですが、実は腐りやすい食材なんです。冷蔵庫で保存していても2日程度経つと、段々と色が変色したり、未開封でもパックがパンパンに膨らみ、中で白い泡のようなものが付いていたりすることがあります。こうなると腐敗に近いので食べる上では注意しましょう。
キノコの中でも水分量が多いなめこは、冷蔵保存をしても2日以内に食べた方が良いです。それ以上保存をしておきたいという場合は、購入日に小分けにして「冷凍庫」で保存をおススメします。冷凍保存であれば2週間程度持ちます。
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なめこの栄養を効果的に摂れるレシピ
人間に必要な栄養をたくさん保有しているなめこを効果的に取るには、美味しく頂くことです。ここではおススメのレシピをご紹介していきます。
なめこのガーリックバター炒め
画像引用:cookpad
なめことピーマンをにんにくで炒めて、めんつゆで味付けするだけで完成!ご飯のおかずにぴったりで栄養もたくさん摂れますので、育ち盛りのお子さんがいる方にもおすすめです。
冷やしなめことろろそば
画像引用:cookpad
とろろとなめこを入れたおそばは、食欲がない夏でもするする入っていくので、とっても食べやすいですよ!暑い夏は、つるつるとのどごしが良い冷やしそばで乗り切りましょう!
まとめ
この記事をまとめると
- 食べすぎると体調を崩す
- 摂取は1日1パック程度が目安
- 便秘・美肌・免疫力改善に効果がある
いかがだったでしょうか。なめこには身体に良い栄養素がたくさん含まれています。食べすぎは良くないですが、適度な量であれば毎日摂取してもOKですよ。今の食事に適度にプラスして心も体も健康にしていきましょう!