生でローリエは食べられる?使い方・お茶の効能は?簡単に乾燥させる方法も!

ローリエはスープ系の料理へ香り付けとして用いられる葉っぱですが、生で食べることはできるのでしょうか?今回は、

  • ローリエは生食できる?副作用は?
  • 生ローリエの使い方
  • 簡単!乾燥ローリエの作り方
  • 料理以外の使い方

これらのテーマについて紹介いたします。

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ローリエってどんなハーブ?

英名 Laurel
別名・和名 月桂樹、ベイリーフ

ローリエとは、ゲッケイジュの葉を乾燥させたものですローリエはフランス語で、英語ではローレルやベイリーフと言われています。地中海沿岸が原産地とされ、古代エジプト時代から使用されていた歴史の古い香辛料です。

スープなど煮込み料理に使い、香りを出す役割で葉そのものは食べません。香りが料理に移ったら取り出します。より強い香りを出したい時にはローリエの葉を折って料理に加えますが、長時間煮込むと苦味が出るといった特徴もあります。

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成分

ローリエは、スープなどの入れて香りを抽出する使い方が多いので、一度に摂れる栄養素は少量となりますが、このような栄養成分が含まれています。精油を外用の薬としても利用することができます。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。

効果

ローリエは香り付けとして使用されることがほとんどですが、このような効能に優れています。

  • 炎症を緩和し関節痛改善
  • 消化促進
  • 防腐作用
  • 疲労回復
  • 食欲増進

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ローリエは生で食べられる?

ローリエは乾燥させたものが主流ですが、生のまま食べることもできるのでしょうか?

結論からお答えすると、「生で使用することはほとんどありません」!というのも、ローリエの葉は乾燥させることで渋みや苦みを取り除くことができます。生のローリエには渋み・苦みが多いため、料理に使うと味が苦くなってしまったり、風味が悪くなってしまうのです。本来お肉の臭み消しや香り付けとしてスープ類に使用するローリエですが、生だと逆効果となってしまいます。

生ローリエの使い方

生でローリエを使う方法はほとんどありません。料理やお茶として使用する場合は、いづれも乾燥ローリエを使用します。

ローリエ茶の作り方

ローリエ茶は乾燥ローリエにお湯を注いで作るハーブティーです。クセのない味わいですが、少し苦みを持つのが特徴です。効能にはビタミンB1・B2による肌荒れ予防や食欲増進、精油成分シオネールによる冷え性改善・風邪予防、香り成分リナロールによる安眠効果や抑うつ作用などがあります。その作り方はいたって簡単です!

ローリエ茶の作り方
  1. ローリエの葉を2〜3枚ちぎる→香りや成分を抽出しやすくするため
  2. 250mlのお湯を注いで10分ほど蒸らす

ローリエ茶作りの手順はたったこれだけです。ポイントは葉を手でちぎること。こうすることでより成分が出やすくなります。お茶作りだけに限らず料理の際にも使える小技です◎

ローリエに副作用はない?

ローリエにはこれといった副作用や毒性を持っていないので、安心して大丈夫です。ですが、月経を促すという説もあるので妊娠中の方は過剰摂取を控えた方が良いかもしれません。ローリエに特段副作用はありませんが、ローリエ茶として飲む時は1日2杯程度が目安でしょう。

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簡単に乾燥させる方法

ローリエの樹は「月桂樹」といい、自然にも生えている植物です。その樹の葉を取って自家製で乾燥ローリエを作ることもできます。簡単に乾燥させる方法をご紹介いたします。

熱湯をかける

ローリエを乾燥させる時のポイントは、乾燥前に数秒熱湯をかけることです。こうすることで香りをより強く出すことができます。熱湯をかけたローリエは水気をよく拭き取り、天日干しで数日乾燥させます。

100均では乾燥用ネットも販売されているので、手軽に作ることができますよ。葉がパリパリとした完全に乾いたら完成です。

オーブン加熱

天日干しをするのが難しい場合は、オーブンを使うことで短時間で簡単に乾燥させることができます。オーブンの温度は60度と低温で、加熱時間は1時間です。焦げないように注意しながら焼き加減を見極めてくださいね。一番早く作る方法がこちらです。

ローリエの料理以外の使い方

ローリエはスープ料理の香り付けやお肉の臭み消し・ローリエ茶として用いるのが基本ですが、料理以外の使い方に入浴剤があります。

ローリエ入浴剤の作り方
  1. ローリエの葉を細かく刻む
  2. 布袋に入れて湯船に浮かべる

ローリエを使った入浴剤は香りがよく、湯船に入れることで香りが浴槽に広がります。また、疲労回復効果やリラックスさせて安眠効果もあるので、寝る前のお風呂にぴったりの入浴剤です。

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まとめ

「ローリエは生で食べられる?」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • ローリエは生だと苦みや渋みがあるので生で使用することはほとんどない
  • ローリエ茶には疲労回復効果や安眠効果などが期待できる
  • ローリエに複写王はないので安心してOK

ローリエは市販されていますが、月桂樹の樹さえあれば家庭でも簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてくださいね。

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