一見身体にやさしいお酒と勘違いしそうな人気の缶チューハイ『ストロングゼロ』。
何がゼロで身体にやさしいお酒なのか、その実態を解説していきます。
スポンサードリンク
目次
|
|
ストロングゼロは何がゼロ?
サントリーが販売する、人気の缶チューハイ『ストロングゼロ』!
一度聞いたら忘れられないインパクトのある名前ですが、いったい何がゼロなのでしょうか?
プリン体ゼロ!
チューハイは蒸留酒をベースに作られているため、含まれるプリン体は「ゼロ」、もしくは「ほとんどゼロ」です。
痛風対策や高尿酸値血症対策、メタボ対策の際には気をつけたいプリン体。
「プリン体は控えたいけれど、お酒は飲みたい!」という人にとって、『プリン体ゼロ』のストロングゼロはとっても魅力的ですね。
糖類ゼロ!
ストロングゼロは「糖類ゼロ!」が売りです。
糖類ゼロと言われると「糖が入っていないなら、太らなそう!」「他のお酒よりも体によさそう!」と思うかもしれませんね。
でも、気をつけないといけないのは、『糖類ゼロ』であって『糖質ゼロ』ではないということ!
『糖質』の中には、砂糖やブドウ糖などの『糖類』の他にも、オリゴ糖などの『糖類に属さない糖』があるんです。
スポンサードリンク
ストロングゼロのカロリーは?
「お酒を飲むと太る!」というイメージがありますが、ストロングゼロの場合はどうでしょうか?カロリーの面から検証してみましょう。
容量、味によるカロリー比較 ダブルレモンとビターレモンとドライ
ストロングゼロの魅力のひとつは、味の種類が豊富なこと!人気の<ダブルレモン>、<ビターレモン>、<ドライ>の比較をみてみましょう。
ストロングゼロ <ダブルレモン> |
ストロングゼロ <ビターレモン> |
ストロングゼロ <ドライ> |
|
350ml | 189kcal | 185kcal | 185kcal |
500ml | 270kcal | 265kcal | 265kcal |
ストロングゼロのカロリーは味によって若干の違いがありますが、100mlあたりのカロリーは平均して54kcalでした。
ストロングゼロとビールのカロリー比較
ストロングゼロの500ml缶のカロリーは約270kcal。では、ビールのカロリーはどうでしょう?
実はビールの方が、カロリーが低いんです!例えば、アサヒスーパードライの500ml缶は210kcal。ストロングゼロよりも60kcal低いんです。
「糖類ゼロ!プリン体ゼロ!のストロングゼロなら太らない」と油断はできませんね。
スポンサードリンク
ストロングゼロが「やばい」理由!
ストロングゼロは「やばい」お酒としても有名なんです。
一体何が「やばい」のでしょうか?また、飲み過ぎるたらどうなってしまうのでしょうか?
成分
ストロングゼロが「やばい」と言われる理由のひとつがその成分です。
例えば、人気のストロングゼロ<ダブルレモン>の成分を見ると、原材料に使用されているのは「レモン、ウォッカ、炭酸、酸味料、香料、ビタミンC、甘味料」です。これの何が危険なのでしょう・・・?
人工甘味料がポイントだという考え方があります。ストロングゼロは人工甘味料が使われてるからエタノールの分解に必要な糖分が不足する。
それなのに、舌は『甘いものを飲んだ』と誤認して普通に肝臓を働かせる。この脳と内臓の認識違いで知らない間に身体が蝕まれていく・・・というのです。
一方、この考え方に根拠はないとも言われており、現在も研究が進められている課題となっています。
そもそも、ストロングゼロに含まれるアルコール量は500ml缶でテキーラショット約4杯分にも相当するので、何より飲み過ぎないことが重要なポイントとも言えるでしょう。
飲み過ぎた人の末路
ストロングゼロに限らず、お酒の飲みすぎは、肝臓を含むさまざまな臓器障害を引き起こす可能性があります。その中でも怖いのは、急性膵炎。これはアルコールの過剰摂取が主因で起こる病気です。
膵臓は消化酵素やインスリンなど、ホルモン分泌の働きを担っている重要な臓器なので、重篤な急性膵炎の場合は命にかかわることもあります。
特に、ストロングゼロは「アルコール度数が高いのに口当たりが良くて安くてどこでも手に入る」ので、ついつい飲み過ぎてしまう・・・という危険が高く、注意が必要です。
ストロングゼロは販売中止?
ストロングゼロの危険性について、「ストロングZEROは危険ドラッグとして規制対象とすべき」という意見もあるようです。
一時はネット上で「販売中止か?」という情報も流れましたが、現在のところ販売中止はないようです。
まとめ
「プリン体ゼロ!」「糖類ゼロ!」のストロングゼロですが、意外な落とし穴もありましたね。どんな危険性があるのかを知った上で、正しくお酒と付き合っていきましょう。
スポンサードリンク