きゅうりがピンク・茶色・オレンジになる理由を解説!変色したものは食べられる?

きゅうりを料理に使おうと思って包丁で切ってみたら中身がピンクや茶色、オレンジなどに変色していた経験ってありませんか?きゅうりのイメージはきれいな緑色と白色なので、イメージと違うとびっくりしますよね。驚いて捨ててしまった人もいるはず・・・。

そこで今回の記事ではきゅうりの色変化についての説明をしていきますね!

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きゅうりってどんな野菜?

学名 Cucumis sativus
分類 ウリ科キュウリ属のつる性一年草
原産地 メソポタミア
1本の重さ(Mサイズ) 19~22cm未満 80~110g未満(平均)
1本の重さ(Lサイズ) 22~25cm未満 110~140g未満 (平均)

きゅうり栽培の歴史は古く、西アジアでは3,000年も前から栽培されていた記録があります。きゅうりには「インドを経由して中国・華南に伝播した華南系」と「シルクロードを経由して中国・華北に定着した華北系」がありますが、日本に初めに伝来したのは「華南系」でした。華南系は苦いこともあり普及することはなく、その後幕末から明治時代に「華北系」が伝わると改良を重ねて現在のきゅうりが誕生します。

名前の由来
「きゅうり」という名の由来には諸説ありますが、「黄瓜」が語源になっている説が有力とされています。実際のきゅうりは緑色をしていますが、きゅうりは完熟すると黄色へと変色します。かつてはこの完熟状態の黄色い瓜を食べていたようです。

 

きゅうりの色の変化

赤くなったり、茶色になったり

よくきゅうりを調理する方はご存じかと思いますが、きゅうりの中身は意外といろんな色をしている場合があります。種の周りが赤かったりオレンジ色になっていたりなどの色変化があるんです。この主な原因はきゅうりが成長するなかで生じたストレスが原因と言われています。

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色別きゅうりの状態解説!

ピンク・赤色に変色していた場合

きゅうりの中身がピンクや赤色に変色していた場合は「軽い凍傷」担っていることが考えられます。長時間冷蔵庫に入れているきゅうりによく起こります。

きゅうりの中身は95%以上が水分でできているため、冷えすぎると中の柔らかい繊維から劣化していくのです。中の色が変わってびっくりするかもしれませんが、カビや細菌が繁殖しているわけではないため食べることができます。しかし買ってきたばかりの新鮮なきゅうりにくらべると、食感や風味は損なわれている可能性が高いです。

 

茶色に変色していた場合

きゅうりの中身が茶色になっている場合は、「熟しすぎ」が考えられます。きゅうりは低温で育ててしまうと外側の生育が遅れ、中の暖かい場所だけがどんどん成長していきます。そのため中だけ色が変わってしまうといった状況になるのです。買ってきたばかりのきゅうりの中身が変色していた場合、返品交換してもらえる可能性が高いので販売店に問い合わせてみましょう。

ちなみに淡い茶色なら問題なく食べることができますが、茶色の色が濃い場合は熟しすぎて腐り始めているかもしれないので食べないほうが良いです。

日本の食品返品ルールはちょっと厳しめ?
返品というと意外と簡単にできるイメージがありますが、日本の返品の場合は諸外国にくらべて少し厄介なのです。食品の返品におけるポイントは、「未開封の食品なら返品に応じることが多い」「未開封でも賞味・消費期限を過ぎていたら返品に応じてくれない」「開封した商品に不具合があれば確実に返品できる(カビが生えていたなど)」というところですね。食べてみたらあんまりおいしくなかったから、というような好みの問題ではもちろん返品はできませんし、帰宅途中で卵が割れてしまったという自己都合の返品は基本的に受け付けられません。メーカーなどによっても基準が変わりますが、基本的には未開封で賞味期限以内、もしくは商品自体に不具合があったときは返品できます。開封した商品に明らかな不備があった場合もおなじで、品質が徹底管理されている日本の食品産業においては、レアケースですが返品できる可能性が高いので覚えておきましょう。

黄色に変色していた場合

きゅうりの中身が黄色だった場合は熟してきたか、凍傷になりかけていることが考えられます。この状態も食べることは可能ですが、外側の皮だけ硬くなっている場合があるので加熱調理をして食べることをお勧めします。

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白いカビや液体がでている場合

引用:- 小川町の百姓見習い – FC2

白いカビや白い液体がでてきてしまっている場合は「腐敗がかなり進んでいる状態」なので絶対に食べないでください。特に白カビは毒性が強く発癌作用もあると言われていますので特に注意が必要です。

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きゅうりの鮮度はどうわかる?腐るどうなるの?

新鮮なきゅうりは見た目と食感でわかる

引用:PR TIMES

新鮮なきゅうりのポイントを以下にまとめますね。

  • つやつやしている
  • ハリがある
  • ヘタが硬い
  • 握ると痛いくらい棘がしっかりしている
  • ずっしりとした重みがある

鮮度が落ちているきゅうりは水分が抜けている可能性があります。水分がしっかり詰まっているパンパンのきゅうりが一番鮮度が高く美味しいのです!

上記のポイントに加えて「白い粉が表面についている」というのも新鮮なきゅうりである証拠になります。一見するとあまり綺麗なきゅうりじゃないのでは?と思ってしまうかもしれませんが、この白い粉は「ブルーム」と言って新鮮なきゅうりにしかできないものなので安心してくださいね。

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こうなっていたら食べないで!

ダメ

では最後に「食べてはいけないきゅうり」の状態をまとめますね。

  • 白カビが生えている
  • 白い液体が出てくる
  • 異臭がする
  • 濃い茶色になっている
  • ぬめりがある

このような状態のきゅうりは細菌の繁殖が進み腐敗しているので絶対に食べないようにしてくださいね。

腐敗と発酵の違いって?
腐敗と発酵は微生物たちの働きによって成分が分解され、別の物質を作り出す事を指す意味ですが、生み出された物質が人間に害があるのかないのかで使い方が異なります。発酵は微生物が人間に有益な物質をつくりだす働きを言い、腐敗は微生物が人間に有害な物質をつくりだす働きをいいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?きゅうりは安いのでつい買いすぎてしまって、冷蔵庫の肥やしになることが多い食材だと思うので状態をしっかり見極めて使うようにしてくださいね。

この記事をまとめると

  • きゅうりは様々な色に変化する食材!
  • 白いカビや白い液体が出てきていたら危険サイン!
  • 新鮮なきゅうりは水分がたっぷりでハリがある!

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