レモン水は妊婦が飲んでも大丈夫?妊娠中のクエン酸・硬水・水道水の影響は?

妊娠期のつわり中は、何も食べられない・飲めないといった症状が出る方も多いですが、さっぱりした味が欲しくなることが多いようです。さっぱり味で水分補給のできる「レモン水」は、妊婦さんが飲んでも大丈夫なのでしょうか?今回は、

  • レモン水は妊娠中でも飲める?
  • 妊娠中のクエン酸/硬水/水道水の影響は?
  • 妊婦の水分不足による症状
  • 妊娠中の水分補給にオススメな飲み物

これらのテーマについて紹介いたします。

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つわり中は酸っぱい味が欲しくなる…

妊娠初期の5週〜16週の間には「つわり」期間がある方がほとんどですが、その時期には なぜか酸っぱい味が欲しくなる ことが多いものです。

グレープフルーツなどの柑橘類が食べたくなったり、梅干しが食べたくなったり、食べたい食材は人によって異なりますが、つわり中に酸っぱいものが欲しくなった経験をしたことがある方は多いはず。そんな時に、水分補給としてレモン水を飲むのは大丈夫なのでしょうか?

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レモン水は妊娠中でも飲める!

妊娠中に口にするものには何かと気を遣いますが、妊婦さんでもレモン水を飲むことができます!レモン水は妊娠中の体に害や危険性のあるものではないので、酸っぱいものが欲しい時にもオススメの飲み物です。

妊娠中のクエン酸は大丈夫?

レモンの酸っぱい成分は「クエン酸」ですが、妊娠中でもクエン酸の摂取は問題ありません。クエン酸には鉄分やカルシウムの吸収を良くする働きがあるため、むしろ積極的に摂りたい栄養成分です。

つわり中は思うように食事がとれないことが多いので、飲める時に飲めるものを、食べられる時に食べられるものを食べるのが一番です◎

妊娠糖尿病にもレモン水はオススメ

「妊娠糖尿病」という病気を知っていますか?妊娠前は糖尿病を持っていなくても、妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、そのことを妊娠糖尿病と呼んでいます。

より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると、胎児に合併症が出る危険性があります。

妊娠糖尿病による胎児の合併症
  • 新生児低血糖
  • 新生児高ビリルビン血症
  • 低カルシウム血症
  • 呼吸窮迫症候群

妊娠糖尿病になった場合、甘いものを食べるのはよくないため、糖分が含まれているフルーツジュースやスポーツドリンクよりもさっぱりとしたレモン水は非常にオススメです。

硬水・水道水による妊婦への影響は?

レモン水はレモンと水さえあれば作れる手軽な飲み物ですが、「硬水」や「水道水」の妊婦への影響はあるのでしょうか?家庭で浄水器が付いている場合は問題ありませんが、硬水のミネラルウォーターや水道水をそのまま使うのは大丈夫なのでしょうか。

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硬水の影響

硬水はミネラルウォーターに多い水の性質ですが、妊娠中への影響は特にありません。硬水に含まれるマグネシウムには、妊娠高血圧症に効果的という研究結果もあります。

水道水の影響

水道水に関しても、妊娠中への影響は特にありません。ただし、水道水に含まれる残留塩素にはレモンの ビタミンCを中和してしまう働きがある ため、得られる効果が減ってしまいます。水道水は沸騰させることで残留塩素が消えるため、気になる方は一度沸騰させてから使用すると良いでしょう。

妊婦の水分不足による症状

妊娠中は水分不足になりやすいため、定期的にしっかり水分補給をする必要があります。妊婦の水分不足による症状をいくつか見ていきましょう。

脱水症状

水分不足で起こり得るのは脱水症状です。つわり中の吐き気や嘔吐・食欲不振によって水分をとるのが難しくなり、体内の水分量が激減することで発症します。筆者も経験があるのですが、つわり中は水分でさえ摂るのが苦しくなることがあります。脱水症状になると病院で点滴をする必要も出てくるため、できるだけ水分は摂りたいものです。

ニキビ・肌荒れ

水分不足は、ニキビや吹き出物などの肌荒れも引きおこします。妊娠中はホルモンバランスの状態が変化しているため、吹き出物が出やすくなる方もいます。筆者はこの経験もあるのですが、普段全く吹き出物ができないデコルテ部分に大量にポツポツが発生しました。水分が不足することで体内の巡りが悪くなり、老廃物が排出しづらくなるので注意しましょう。

膀胱炎

膀胱炎は水分を摂り過ぎた時に起こる症状のような気もしますが、水分不足になると尿が排出されにくくなり、雑菌が膀胱内に溜まってしまうため膀胱炎になります。膀胱炎が酷くなると発熱する腎盂腎炎となることもあるので、水分補給は大切なのです。

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妊娠中のおすすめ水分補給

妊娠中の水分補給におすすめの飲み物をいくつかご紹介したいと思います。妊娠中はカフェインが含まれるコーヒーや緑茶は控えた方が良いとされているため、ノンカフェインの飲み物を摂るようにしましょう。

ルイボスティー

ルイボスティーはお茶ですがカフェインが含まれておらず、妊娠中でも安心して飲むことができます。ルイボスティーには強い抗酸化作用があるため、美肌効果も期待できます。美容に効果的なお茶の一つでオススメです。

麦茶

麦茶にもカフェインが含まれていないため、妊婦さんが飲んでも問題ありません。麦茶は通年冷蔵庫にストックしている方も多いと思うので、気軽に飲める飲み物ですね。

炭酸水

つわり中は口がさっぱりしたい感覚になり、炭酸水を飲みたくなる方も多いです。甘い炭酸ジュースも良いですが、シンプルな炭酸水でもさっぱりします。お好みでレモン汁を数滴入れると爽やかな味になります◎

牛乳

牛乳にはカルシウムなどの栄養素が含まれているため、栄養が偏りがちなつわり期間中にもオススメの飲み物です。ただ牛乳のミルキー感が気持ち悪いと感じることもあるので、体調と相談してみてください。

まとめ

レモン水は妊娠中でも飲める?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 妊娠中にレモン水を飲んでも全く問題はない!
  • 硬水・水道水共に妊婦への影響はない◎水道水にはレモンのビタミンCを中和させる働きがあるので組み合わせは
  • 水道水にはレモンのビタミンCを中和させる働きがあるので組み合わせはあまり良くない

つわり中は何も口に入れたくなくなることもありますが、レモン水はさっぱりしているので水分補給としてオススメです。妊娠中への影響はない飲み物なので、ぜひ試してみてくださいね。

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