きのこの冷凍はまずい?冷凍に向かないって本当なの?冷凍保存期間はどれくらい? |

皆さんはきのこを冷凍保存したことはありますか？きのこの保存方法は冷凍保存以外の方法はあまり知られていないではないでしょうか？色々調べてみるときのこを冷凍保存するとまずくなる？といった情報も中にはありました。実際きのこは足の速い食品ですので可能であれば冷凍保存したいですよね？

今回はきのこの冷凍保存の真相について紹介していきたいと思います！

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1 きのこは冷凍保存に向かないの？
- 1.1 冷凍するとむしろ旨みや栄養価が増す
2 冷凍するときのコツ
- 2.1 正しい冷凍保存のやり方
- 2.2 解凍するときは？
3 きのこの白いふわふわの正体は？
- 3.1 食べられる白いふわふわ「気中菌糸」
4 冷凍キノコを使ったおすすめレシピ
5 まとめ

きのこは冷凍保存に向かないの？

きのこは冷凍保存すると美味しくなくなるよ！
きのこを冷凍すると臭くなっちゃうよ！

このように発信している人をよく見ます。実際きのこ冷凍保存するとこのような状態になるのでしょうか？

冷凍するとむしろ旨みや栄養価が増す

実はきのこは正しい処理をして、冷凍保存を行うとむしろ旨みや栄養価が増すといわれているんです。

それはなぜかと言うと、冷凍することで細胞の中の水分が細胞膜を壊し、細胞の中に含まれていた旨味成分がきのこ全体に溶け出すからなんです。生のままのキノコを調理しただけでは細胞膜が壊れないので甘みを感じることができないらしいのです。なのできのこはむしろ冷凍保存を推奨されているんですよ！

ちなみに正しい方法で冷凍しないと、きのこは冷凍庫のあの独特な匂いを吸収してしまうので冷凍庫臭くなってしまいます。これがきのこを冷凍保存するとまずくなっちゃうよ！という情報の原因であることは間違いないでしょう。

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冷凍するときのコツ

正しい冷凍保存のやり方

では正しいきのこの冷凍保存の方法について紹介していきますね！

まずきのこは絶対に水洗いしないでください。水洗いしてしまうときのこの栄養価が落ちてしまいます。汚れなどが気になる場合はペーパータオルでやさしく拭いてあげましょう。

＜冷凍保存する方法＞

①きのこを手で適当な大きさにほぐす
②一回量に分けてラップにつつむ
③密閉できるフリーザーバッグ（ジップロックなど）に入れて冷凍庫へ

簡単ですよね？やりがちなのは袋のまま冷凍庫に入れてしまうこと。こうすると冷凍庫の空気をキノコが吸ってしまうので臭みが移ってしまいます。簡単なひと手間をするだけでキノコを美味しくすることができますよ！また、冷凍庫に長く入れすぎると「冷凍焼け」を起こしてしまい、風味や触感が損なわれる可能性もありますので、冷凍庫に入れたとしても早めに消費できるなら、それに越したことはありません！

冷凍焼けの原因は？

冷凍焼けの原因は、食材の乾燥と酸化にあります。冷凍庫内で長期間保存をすると食材に含まれる凍った水分が水蒸気に変化します。そうなると徐々に食材が乾燥していきますよね。そのうち食材の中の水分がなくなると、その隙間に空気が入り込み、酸化という変化を起こします。酸化は空気中の酸素が食品の成分を劣化させてしまうことを言います。この一連の流れによって起こされているのが「冷凍焼け」ということです。一般的に冷凍焼けになると、食材の風味や食感が著しく低下するといわれています。冷凍庫に入れているからといってずっと新鮮なままというわけではないことを覚えておきましょう。

解凍するときは？

ちなみに解凍する必要はなく料理に凍ったまま入れることができます。とても便利ですよね！冷凍きのこは1ヶ月ほど保存することが可能になりますよ！

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きのこの白いふわふわの正体は？

きのこの周りにある白いふわふわ、まるでカビのような感じがしてしまって、見かけた瞬間に廃棄している方はいませんか？実はその白いふわふわは、食べられるものの可能性があるんです！では、きのこの白いふわふわの正体について詳しくみてみましょう。

食べられる白いふわふわ「気中菌糸」

きのこの白いふわふわとして考えられるものの1つが気中菌糸(きちゅうきんし)です。胞子を作るときに目に見える大きさの子実体ですがこの子実体をきのこといいます。この子実体は時間経過や温度変化など環境の変化によってもとの菌系に戻ることがあるのですが、元の菌系に戻ったものを気中菌糸と言うのです。

買ったばかりのきのこに気中菌糸がついていることがありますが、これが付着していてもきのこの一部なので問題なく食べられます。気になる方はキッチンペーパーなどで拭き取れるので安心してくだいね。もし気中菌糸を発生させたくない方は、温度変化をさせないようにすぐに冷蔵庫にて保存しましょう。

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