きのこは生食できる?しめじやマッシュルーム等は?死亡事例や危険性を解説!

さまざな種類が存在するきのこ。ご家庭でもいろいろな料理で活躍しているのではないでしょうか?そんなきのこは、生で食べられるのかご存知ですか?

この記事では、生食できるきのこと生食できないきのこを分けて紹介しています。

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きのこは生食できる?

 

マッシュルームやしめじ・なめこなど、きのこにはさまざな種類があります。食物繊維が豊富で体に良いとされているきのこですが、果たして生で食べられるのでしょうか?

種類によって異なる

基本的には、加熱しないと食べられないきのこがほとんどです。しかし、種類によっては生でも食べられます。

生食不可のきのこを生で食べると、食中毒やアレルギーを起こす可能性もあるので、よく加熱してから食べるように注意してください。

生食できないきのこを食べるとどうなる?

生で食べられないきのこを食べると、食中毒・嘔吐・下痢など、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。

特にしいたけは生で食べるとアレルギー性の皮膚炎になることも。そのほか、エリンギや松茸もアレルギー症状を引き起こす場合があります。

しかし、スーパーで売られているような食用のきのこは、加熱すれば毒性が分解されるものなので、過度に不安になる必要はありません。1~2分程度加熱すれば、安心して食べられるでしょう。

生食できないきのこを食べた死亡事例はある?

アメリカで、えのきを食べたあとに食中毒で4人亡くなったという事例が存在します。えのきには食中毒を引き起こすリステリア菌が含まれています。

このリステリア菌、重症になると敗血症や流産などを引き起こす可能性も。免疫が下がっている方、幼児・妊娠中の方は特に注意が必要です。

アメリカではきのこを生で食べる習慣があるので、このリステリア菌を加熱調理によって死滅させずに摂取してしまったものと考えられています。

きのこは生で食べず、熱を通して楽しみましょう。

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生食できるきのこは?

 

きのこは生食できないものがほとんどですが、中には生でも食べることが可能なきのこもあります。それはマッシュルーム。海外では、よくマッシュルームを生で食べています。

マッシュルーム

きのこの中で唯一生食できるのが、マッシュルームです。食感が楽しめるので、スライスしてサラダに入れてもいいでしょう。

しかし、生食する場合は、かさが開いていない収穫して3~4日のものを選ぶのがおすすめです。鮮度の低いマッシュルームを生で食べると、食中毒を起こす可能性があります。

また、マッシュルームには発がん性物質が含まれていると言われており、これは加熱することで減少します。マッシュルームは消化もよくありませんので、食べすぎには気をつけましょう。

マッシュルームのレシピ

マッシュルームを生で食べるなら、定番のメニューはサラダでしょう。いつものサラダにマッシュルームをトッピングするだけで見た目もおしゃれになります。

レタスなどの水分が多い野菜より、ベビーリーフやほうれん草など、食べ応えのある野菜の方が相性抜群です。ドレッシングはオイル系のものがおすすめ。

また、マッシュルームの香りをそのまま楽しみたいという方には、マッシュルームのオリーブオイルがけがおすすめです。ハーブソルトで塩味も足しましょう。お酒のおつまみとしてもぴったりです。

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生食できないきのこ一覧

ここからは、生食できないきのこをそれぞれご紹介します。症状や、含まれている成分についても説明しているので、ぜひチェックしてみてください。

しめじ

しめじを生で食べると、食中毒やアレルギー症状を引き起こすリスクがあります。アレルギー症状が重症化した場合、呼吸困難を引き起こす場合もあるので、下痢が止まらない・呼吸が苦しいなどの症状が出た場合は、速やかに病院を受診しましょう。

また、しめじが持っている酵素は、人には有害な毒性となります。この酵素を分解するためにも、しめじは加熱調理して食べるようにしましょう。

しめじに含まれている青酸化合物が食中毒を引き起こし、腹痛や下痢などの症状が現れるとも言われています。この成分も加熱調理で死滅するものです。

なめこ

独特のぬめりが特徴のなめこ。このなめこは生食することはできません。生で食べると、食中毒・嘔吐・下痢を引き起こす可能性があります。

しかし、加熱しすぎると特徴であるぬめりが損なわれ、栄養素も減少してしまうので短時間の加熱がおすすめです。

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えのき

うまみ成分の多いえのきは、白くて細長い見た目が特徴です。しかし、えのきにはフラムトキシンという毒が含まれています。

この毒は、溶血作用や強心作用があると言われており、最悪の場合死に至る可能性も。えのきはきちんと火を通して食べるようにしましょう。

まいたけ・エリンギ

しゃくしゃくとした食感が特徴のまいたけやエリンギ。このふたつは微量の青酸化合物が含まれています。生で食べると青酸化合物が分解しきれず、中毒を引き起こしてしまうことも。

加熱して食べると体内の酵素が分解してくれるので、必ず火を通しましょう。

松茸

高級食材である松茸も生で食べることはできません。加熱せずに食べると、嘔吐・下痢・喘息・蕁麻疹・アレルギー症状などを引き起こす可能性があります。

網焼きやホットプレートなどで焼く際は生焼けに充分注意してください。中から汁気が出てくるまで、加熱しましょう。

まとめ

きのこの生食についてご紹介しました。きのこは加熱調理すれば安心して食べられる食品ですが、生で食べると食中毒やアレルギー、最悪の場合死に至ります。

きのこはきちんと加熱し、美味しく安全に楽しみましょう。

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